洗練されたデザインが特徴のApple社のパソコン『Mac』。その高いデザイン性から、ファッションの一部として購入する方もいるとか。
しかし一口にMacといっても、さまざまなシリーズが発売されており、一つに絞るのも一苦労という経験はありませんか。
今回はそんなお悩みを抱えている方のために、Macについて選び方やスペックの違いなどについて掘り下げていきます。実は奥深いMacの世界を丁寧にご紹介しますので、早速見ていきましょう。
Macパソコンは自分に合うモデルを選ぼう
Macにはノートパソコン以外にも、いくつかのモデルがあることをご存知でしょうか。『据え置き型』の『iMac』や、液晶が大きく作られている『MacBook』など自分に合うモデルを選ぶことができます。
動画編集や画像編集といった重めの作業を行う場合は、処理能力に長けたもの『iMac』。プログラミングやブログといった、使いやすさ重視の作業が多い場合は、コンパクトなMacBookがおすすめ。
デザインはそのままで、自分にあったモデルを選択できるのがMacの強みです。
おすすめのMacの選び方
スペックで選ぶ
CPU
『CPU』とは、コンピューターの演算処理や情報の伝達を司る部分です。いわばパソコンの脳みそに当たります。パソコンのCPUは『Intel core〜』という種類のものが大半で、後半部分の数字に数字が付き、それが大きくなっていくほど高価で高性能になります。
簡単な文章や画像編集を多めにする方はそれほど大きなCPUにする必要はありませんが、安定した環境で3Dゲームや大容量の動画編集を頻繁に行う方は、大きめのCPUを搭載したパソコンを購入するとよいでしょう。
メモリ
『メモリ』とは、コンピューター上で行う作業の『数』に関わる部分です。現実世界で例えると『机の広さ』と言われることが多いです。パソコンに詳しい人の中には、CPUよりも重要な部分と言われることも。
『インターネットを開きながらWordで文章を書き、画像も編集したい』という方は大きめのメモリを搭載したパソコンをおすすめします。メモリが少ない状態でこういった作業を行うと、正しく作業状況が保存されず、最悪の場合パソコンがシャットダウンしてしまう場合も。
複数の作業を行いたいという方は、大きめのメモリを搭載するとよいでしょう。
ストレージ
『ストレージ』とは、パソコン内のデータやダウンロードしたファイルなどを保存する領域のことです。この部分が大きければ大きいほど、パソコンで出来ることが増えるといっても過言ではありません。
『HDD』と『SSD』の2種類のストレージがあり、『HDD』は安価で大容量の代わりに読み込み速度が遅いという特徴があります。一方で『SSD』は、高価でそれほど大きな容量のものはありませんが、データの読み込み速度が圧倒的に早く、頻繁に使うデータを保存するのに長けています。
Macの場合、外付けタイプのストレージで容量を補うことも可能。必要に応じて使い分けたいところです。
バッテリー
特にノートパソコンを購入する際、多くの方がもっとも重視するポイント『バッテリー』。せっかく高性能なノートパソコンでも、充電の保ちが悪ければ、せっかくの持ち運びやすさというメリットも損なわれてしまいます。
MacBookの場合さまざまなモデルがありますが、平均駆動時間は10時間から12時間と言われています。バッテリーは消耗していくので、長年使用したMacを持ち運ぶ場合は、モバイルバッテリーを購入することも視野に入れましょう。
インターフェース
MacBookは、『インターフェース』が種類に応じて異なります。『インターフェース』とは、USBポートや充電ポート、SDカード挿入口など外部との接続に使用する部分のことを指します。
たとえば一眼レフなどのカメラで撮影した写真を編集する場合、SDカード挿入口は必須でしょう。近年では『USB TYPEC』と呼ばれる上下の区別がなくデータ転送と電力供給も可能なインターフェースが登場し、最新モデルのMacBookには複数搭載されており、非常に便利です。
複数のデバイスを使った作業をする方は、多くのインターフェースを搭載したモデルの購入をおすすめします。
使い方で選ぶ
プライベートでインターネットを使う
プライベートやインターネットでの簡易的な使用の場合、『メモリ』と『ストレージ』に気をつかうとよいでしょう。気に入った音楽を購入したり、画像や動画を保存したりしていくと知らないうちに容量がいっぱいになることも。
インターネットでの動画視聴やプライベートでの使用ではそれほどCPUを圧迫しないので、メモリやストレージに予算を多めに使えるはずです。またバッテリー駆動時間が長いモデルを購入してみるのもよいでしょう。
音楽や動画編集作業に使う
音楽や動画、画像編集にMacを使う場合は、CPUとメモリに予算を割くことをおすすめします。動画編集や画像編集は長い時間をかけて行うもの。安定した作業環境でなければ、安心できません。
またストレージとバッテリーに関しては外部のものを使用すると価格を安く抑えることができ、作業の幅も広がります。特に決まった素材を頻繁に使う編集作業には、SSDの外付けハードディスクをおすすめします。
画質にこだわって使う
Macでの作業や動画視聴の際、画質を重視したいという方も多いでしょう。MacBookに搭載されているモニターは一般的な画質ですが、iMacに搭載された『Retinaディスプレイ』は高精度で、まるで現実世界のような色合いを再現しています。
頻繁に画像編集や絵を描くことが多い方は、画質にこだわってMacを選ぶのがおすすめです。