自宅でトレーニングをしたい時に便利なアイテム『ダンベル』。ジムに行く時間のとれない忙しい方におすすめです。
しかしダンベルには種類が多く、違いも分からづらいので、苦労する方もいるはず。今回はそんなダンベルの種類や選び方を解説していきます。記事後半ではランキング形式でおすすめ商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダンベルをおすすめする理由とは
左右の筋肉バランスを整える
通常人間には利き手があるので、バーベルのような両手を使用するトレーニングの場合でも、利き手をカバーしようと無意識に逆側の手に力が入る場合があります。
一方でダンベルの場合は、左右が独立しているので、左右の筋肉のバランス調節を行えます。
可動域が広い
筋肉を効率よく鍛えるためには、筋肉の収縮と進展の範囲を知るのが大切です。
たとえば200kgの重量のバーベルを使用して約45度に膝を曲げるのと、100kgの重量のバーベルを使用して約90度に膝を曲げるのでは、実は体への負荷の差異はほとんどありません。
軽い重量でも筋肉の収縮や進展の可動域が広ければ、筋肉に十分な刺激を与えられます。
関節に優しい
ダンベルには、他の器具を用いたトレーニングよりも関節への負担が少ないという特徴があります。柔軟性の高い動作でトレーニングが行えるためです。
肩や肘などの関節を痛めた経験のある方にもダンベルを用いたトレーニングは適しています。
ダンベルの種類
可変式ダンベル
全身を鍛えたいという方におすすめなのが『可変式ダンベル』です。その名の通り、重さを変えられるダンベルで、トレーニング方法やトレーニング部位に合わせた最適な負荷をかけられます。
しかし毎回重りを付け替えるのは意外と手間がかかり、収納にもややスペースを要します。
固定式ダンベル
『固定式ダンベル』は重さが決まっているタイプ。比較的軽量なタイプが多いので、はじめてトレーニングを行う方や女性におすすめです。
他にも固定式ダンベルは決まったトレーニングを続けて行うのに最適で、コンパクトで収納しやすい点も魅力です。
しかし一方で、ある程度重さに慣れてしまうとそれ以上負荷をかけられないという欠点もあり、その場合は新しく買い足すか、トレーニングのメニューを見直すなどの工夫を凝らす必要があります。
おすすめのダンベルの選び方
シャフトで選ぶ
可変式ダンベルには『シャフト』と呼ばれる、プレート固定用の留め具が付いています。このシャフトは形状の違いによって固定方法が変わります。
スクリューシャフト
初心者の方におすすめなのは、『スクリューシャフト』と呼ばれるネジのように固定するタイプ。重りの付け替えにやや時間を要しますが、多少緩んでも外れないので安全です。
ノーマルシャフト
溝のないタイプの『ノーマルシャフト』は短時間で重りの着脱を行えますが、しっかりと固定する必要があります。ダンベル初心者にはやや扱いが難しいかもしれません。
重さで選ぶ
ダンベルの重さはトレーニングを左右する重要なポイントです。重すぎると怪我につながる恐れがありますし、逆に軽すぎても負荷が足りず満足な効果を得られません
初心者や体力に自信のない方の場合、男性であれば5~10kg、女性であれば2~3kg程度を目安にしましょう。
だんだん慣れてきたら徐々に重さを増やしても構いませんが、無理なく負荷をかけられる重さを自分で調節するのが大切です。
ラバーの有無で選ぶ
鉄製のダンベルには、ラバーが付いているタイプと付いていないタイプがあります。
ラバーの付いていないタイプは鉄がむき出しで滑りやすいだけではなく、落とした時に傷がつきやすいのが難点です。
ラバーが付いていれば滑り止めと衝撃吸収の役割があり、安全です。特に集合住宅にお住まいの方はダンベルの衝撃音を抑えるためにも、ラバーが付いているダンベルを選ぶようにしましょう。
素材で選ぶ
ダンベルの素材はいくつかの種類があり、それぞれの種類によって異なる特徴を持っています。
静音性を高めたい時
使用時の音をできるだけ小さくしたい方は静音性に優れた『ラバー』や『ポリエチレン』のダンベルがおすすめです。コーティングが施されているため衝撃を吸収する効果があります。
見た目を重視したい時
見た目のおしゃれ感で気持ちを上げたい方は『クロームメッキタイプ』のダンベルを選びましょう。クロームメッキタイプはアイアンにメッキ加工を施すことで輝きを付与し、錆びに強いというメリットがあります。