それほど大きなスペースがなくても、さながらソファの上のようにくつろげる『座椅子』。おしゃれなインテリアとしてだけでなく、機能性も抜群で近年一人暮らしの方々を中心に、注目を集めています。
今回はそんな座椅子に焦点を当てて、初心者向けのおすすめの選び方をまとめました。おすすめの商品もランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめの座椅子の選び方
座面の硬さで選ぶ
『座面の硬さ』は座り心地を決める重要なポイントです。座面が柔らかすぎると腰に負担がかかり、腰痛の原因となります。
逆に硬すぎるタイプはお尻が痛くなりやすく、長時間座っているのが辛くなりがちです。座面は柔らかすぎず、硬すぎない適度な硬さの商品を選びましょう。
座椅子のサイズで選ぶ
座面の広さや背もたれの広さだけではなく、部屋のスペースも考慮して『座椅子のサイズ』を決めましょう。
座面が広いと姿勢を変えやすく、長時間快適に過ごすことができます。しかしその分部屋のスペースを取ることになるので、普段生活している上で邪魔になってしまうかもしれません。
購入する前に座椅子を置いても邪魔にならないかをしっかり確認しましょう。ワンルームに住んでいる人や座椅子にスペースを取られたくない人は、コンパクトタイプの座椅子も発売しているのでぜひ検討してみてください。
リクライニングの調整幅で選ぶ
『リクライニングの調整幅』は多いほど、仕事に集中したいとき、少し横になりたいときなど、さまざまなシチュエーションで自分好みの姿勢を作りやすいです。
最近では背中だけではなく、頭や脚の部分も調整できるタイプが発売しており、あなた好みの姿勢をより作りやすくなっています。とはいえ調整箇所が多かったり調整幅が広かったりするほど値段も高くなるため、予算や調整幅の範囲などを考え、最適な座椅子をみつけましょう。
座面の高さで選ぶ
座椅子と合わせてテーブルを使用するときは、『座面の高さ』に注意が必要です。座面が高すぎるとテーブルと座椅子の隙間がなくなり、テーブルの下に脚を入れられなくなります。だからといって座面が低すぎると、お尻が床についてしまい快適に過ごせません。
座面の高さを確保しつつ、テーブルとの隙間も確保できるかしっかりチェックしましょう。
背もたれの高さで選ぶ
座椅子に座るとき、背もたれに体重を掛けてくつろぐことが多いため、『背もたれの高さ』は商品を探す場合に重要なポイントになってきます。
背もたれが低すぎると安定性に欠けてしまい、高すぎると腰や背中の位置がうまく合わずくつろげないので、自分に合った高さを見つけることが大切です。最近では『ヘッドレスト』つき座椅子も発売されているので、首や肩が疲れやすい人はぜひチェックしてみてください。
ひじ掛けの有無で選ぶ
『ひじ掛け』があると腕を置いておけるので腕が疲れにくく、本を読んだり、スマートフォンをよく操作したりする方には、ひじ掛け付きの座椅子がおすすめです。
背もたれを倒すと同時にひじ掛けが倒れるタイプや、ひじ掛けにポケットが付いているタイプの商品も発売されています。しかし座椅子のひじ掛けは高さが変更できないタイプが多く、ひじ掛けの位置が合っていないと肩や腕に余計な力が入ってしまうので注意が必要です。ひじ掛けがあるタイプを購入するときは、ひじ掛けの高さをしっかり確認しましょう。
座面の滑りにくさで選ぶ
座面が滑りやすいものだと、体重をかけているうちに姿勢が悪くなり骨盤が倒れてしまいます。骨盤が倒れてしまうと腰に負担がかかり、腰痛の原因になりかねません。
座面が滑りにくい素材を使用しているタイプや座面が凹んでいて、座ると骨盤の位置をキープしてくれるタイプなど骨盤が倒れにくいタイプの商品がおすすめです。
背もたれの形状で選ぶ
背もたれが反り返っている座椅子は、背骨がS字になり綺麗な姿勢を長時間キープすることができます。
また背骨がS字になっている状態は腰への負担が軽いため、腰痛防止にもつながります。腰痛が気になる人は、背もたれが適度に反り返っている座椅子も選択肢の1つとして検討してみてください。
症状に合わせて機能性で選ぶ
腰痛持ちの人は、座面が柔らかすぎると腰痛が悪化することがありますので、適度な硬さの座椅子を選びましょう。腰の位置が脚の位置より高いと腰への負担が軽いので、座面の硬さと一緒に確認してみてください。
また最近の座椅子には『姿勢矯正』や『腰痛防止』をサポートするタイプも発売されており、このタイプは通常の座椅子に比べて高価ですが、座るだけで効果を期待できるためおすすめです。ただし自分の症状にあった座椅子を選ばないと効果が半減しますので、選ぶときは自分の症状をしっかり理解したうえで慎重に決めましょう。