mano 「自分で血圧を測って記録したいけど、どの血圧計を選んでいいのか迷う」、「血圧計はたくさん種類があって、どれが自分に合ったものなのかわからない」そんな方が多いのではないでしょうか。
そんな方向けに今回は、血圧計を選ぶ上で必ず押さえておきたいポイントや実際の使い方を、丁寧に解説していきます。初心者でもおすすめの血圧計をタイプ別ランキング形式でご紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
血圧計を選ぶ際のおすすめポイント
血圧計を選ぶ際は毎日の計測を継続できるように、自分に合った性能や大きさを選ぶことが重要です。まずは血圧計にどんなタイプがあるのか紹介していきます。
測る位置・測り方によって3タイプから選ぶ
血圧計には以下の3タイプがあります。
・上腕式
・手首式
・アーム式
大きな違いは測る位置と測り方です。以下ではそれぞれのタイプの特徴について解説していきます。
上腕式
『上腕式』は帯状の計測器を上腕部に装着して血圧を測ります。上腕部に巻きつけるため、自然と心臓と計測器の位置が平行となり、簡単に正しい姿勢で計測できます。
病院でもよく使われるタイプなので、自宅と病院で血圧の数値のズレが少ないのも魅力の一つです。上腕式の血圧計は正確な数値を自宅でも計測したいという方におすすめのタイプとなっています。
手首式
『手首式』の血圧計は上腕部の血圧計と似ていますが、測る位置は手首になります。
手首と心臓の位置を平行にしなければならないので、計測が少し難しいタイプですが、慣れてくると上腕式と違い上着を脱ぐ必要がないので簡単に血圧を計測できるでしょう。
また手首式のタイプは他のものと比べサイズが小さいので、外出や旅行のときでも持ち運び可能で、時間をかけずに計測したい方や自宅以外でも血圧を測りたいという方は手首式タイプがおすすめです。
アーム式
『アーム式』は筒状の計測器に腕を入れて測るタイプの血圧計です。機械に腕を入れるだけなので、毎日気軽に計測できます。
サイズが大きいため持ち運びには適していませんが、座って計測ができるため正しい姿勢での計測が可能になります。毎日の計測が面倒に感じる方や正しい計測結果を得たい方はアーム式の血圧計がおすすめです。
おすすめの血圧の測り方
正確な数値を測定するためには正しい測り方で計測しなければいけません。いくつか気を付けるポイントがありますので解説していきます。
1.計測は朝と夜、計2回行う
血圧の計測は朝と夜に1日2回のペースで行うのがおすすめです。朝の計測は起きてからお手洗いを済ませ朝食や服薬の前に、夜は食事や服薬は済ませ就寝前に計測しましょう。お風呂に入った直後は避け、入浴後1時間以上あけるのがベストです。
また毎日同じ時間帯に計測するようにしてください。同じ時間帯に測ることで誤差のない計測ができます。
2.計測前はリラックスする。
血圧を測る際は心と体がリラックスした状態で行ってください。計測する前は楽な姿勢で2分程度深呼吸などをして、心と体を落ち着かせましょう。
また部屋が暑かったり寒かったりすると正常な状態で計測ができないため、27℃ほどに室温を調節することも重要です。
3.正しい姿勢で行う
計測するときは腕をテーブルの上に置き、リラックスした状態で座って行います。足は組まずに背筋は伸ばしましょう。
一番重要なのは計測部位と心臓を平行にすることです。特に、手首式の血圧計では血圧計より心臓の方が高くなってしまいがちです。タオルを使ったり肘を曲げたりして、心臓と手首が平行になるように心がけてください。
4.血圧計を正しく使用する
血圧計を装着するときは、薄手の服の上からか素肌に直接巻きつけましょう。
巻きつける位置については以下を心がけることで正確な数値がでやすくなります。
・上腕式→肘から2センチほど離す
・手首式→手のひらから1.5センチ離す
・アーム式→血圧計に上腕部までしっかり入れる
また計測するのは左右どちらの腕でも構いませんが、計測値に誤差が出ないように毎回同じ方の腕で測るようにしてください。
