数年前まで有線が当たり前だったイヤホンですが、今やワイヤレスが主流になっています。
今回はそんな『ワイヤレスイヤホン』の基本知識や選び方を丁寧に解説していきます。おすすめの商品ランキングも記事後半でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもワイヤレスイヤホンとは
『ワイヤレスイヤホン』とは、以前主流となっていたイヤホンと違い、長いケーブルがないイヤホンです。数種類の装着タイプに分かれています。例えば完全に独立して左右の耳に入れて使う『完全ワイヤレス型タイプ』や、首に引っかけて使う『ネックバンド型タイプ』で、軽い運動の際に落ちにくいものがあります。
Bluetoothを搭載しており、機器本体の操作することなく、音量調整が簡単になりました。スタイリッシュなデザインという点でも、人気に高いイヤホンになります。
ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
メリット
ワイヤレスイヤホンのメリットは、長いケーブルがないので、絡まって取りにくい・邪魔になるという点改善されたことです。コンパクトな商品が多いので、小さいケースに入れて持ち歩きでき、バッグやポケットに収納しやすく嵩張りにくい点も魅力になります。長いケーブルが気になっていた方は、使い心地の良さに驚く画期的なアイテムです。
近年のiPhone・スマートフォンはイヤホンジャックが廃止されました。その代わりに、ワイヤレスイヤホンが普及しています。
デメリット
ワイヤレスイヤホンのデメリットは、イヤホン本体にバッテリーを組み込むことで少し重くなることです。また完全ワイヤレス型タイプの場合、耳栓のように耳の穴に入れておくだけです。
ケーブルが長かった以前のタイプより落ちやすくなり、紛失に繋がることがあります。ワイヤレスイヤホンのバッテリーの充電は、その都度チェックするようにしましょう。ライトニングケーブル使用時に、ワイヤレスイヤホンが利用できない点もデメリットとなります。
ワイヤレスイヤホンのおすすめの選び方
バッテリーの持ちで選ぶ
ワイヤレスイヤホンは、商品により連続再生可能な時間が変わります。フル充電時で5時間~10時間前後の再生が可能な商品が多いです。外出時に長時間音楽を楽しむ方は、連続再生時間が長めの商品を選ぶ方が良いでしょう。
また収納時に充電可能なケースや急速充電機能を兼ねそろえたケースが販売されています。外出中でも充電できるので、非常に便利なアイテムと言えます。ワイヤレスイヤホンのケースも一緒に確認すると良いでしょう。
音質で選ぶ
Bluetooth搭載のワイヤレスイヤホンで気になるのは『音質』です。Bluetoothは音楽を圧縮して転送するので、圧縮変換の規格であるコーデックを確認すると良いでしょう。パッケージにも記載されており、標準的な規格は『SBC』です。コーデックは数種類あり、それぞれ相性の良い機種があります。
iPhoneなら『AAC』・Androidなら『aptX』がおすすめです。音質の良さを求める方は、『aptX HD』やSONY独自の『LDAC』を候補にしてください。
種類で選ぶ
完全ワイヤレス型
『完全ワイヤレス型』はワイヤレスイヤホンの中でも、特に話題性が高い商品です。ケーブルがないので完全に独立しているデザインとなります。軽量かつ持ち運びに便利なコンパクトな大きさで、髪や服のボタンなどに引っかかることがありません。
以前のケーブルがついたタイプが苦手だった方は、一度試して欲しいトレンド感満載なワイヤレスイヤホンです。独立していることもあり、繋ぐものが一切ないので落ちやすい点がネックです。
ネックバンド型
『ネックバンド型』は、長いケーブルではなく短いケーブルで両方のイヤホンが繋がっています。首に引っかかりやすいように、絶妙なカーブがついたバンドがついています。コード部分に小さいボタンがあり、そこで音量の調節や再生・停止などの簡単な操作が可能です。
元々はワイヤレスイヤホンの主流のデザインでした。運動中に使いたい方から人気があるワイヤレスイヤホンです。商品によっては重く感じたり、合わない方だと邪魔になってしまうことがあります。
左右一体型
多くの方がイメージするイヤホンのデザインが、『左右一体型』です。多くのメーカーが取り扱っており、両方のイヤホンがケーブルでつながれています。ワイヤレスなので、本体に繋げるためのケーブルはなく、以前のイヤホンに比べてデメリットが減っています。
ネックバンド型とは違い、カーブ付きのバンドはありません。自分の身体のラインにフィットするので、違和感が感じにくいワイヤレスイヤホンです。昔から使っているイヤホンが好きな方におすすめします。
片耳型 (ヘッドセット型)
両方の耳ではなく、片方にだけ装着するワイヤレスイヤホンが、『片耳型 (ヘッドセット型)』です。片耳は周りの音が聞こえるので、仕事中の方や周囲の音も拾いたい方が愛用しています。主に通話用として使う方が多いですが、両手がフリーになるので、家事中の音楽鑑賞にもおすすめです。
周囲の音が大きすぎる場所で使用すると、ワイヤレスイヤホンの音が聞こえにくいというデメリットがあります。通話と音楽鑑賞どちらでも使いたい方は、候補にしましょう。
ボックス型
Bluetooth受信用の小型のレシーバーも一緒になった、『ボックス型』のワイヤレスイヤホンです。レシーバーを経由して音楽が聞こえるので、多少離れた所からでも再生出来ます。イヤホンとレシーバー一体型の商品以外にも、イヤホンを取り外しできるセパレート型と自分の好みで選べます。
レシーバーのバッテリーが切れた場合は、イヤホンを機器本体に差し込んで使える点が便利です。ただ他の型と比べるとケーブルが長いため、少し邪魔に感じることがあるので、その点には注意しましょう。
接続の安定性で選ぶ
ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothで転送し音楽を聞こえるようにするため、人が多い電車内や街中では、音が途切れてしまう場合があります。接続の安定性を求める場合は、最新のBluetoothのチップが使われたワイヤレスイヤホンを選ぶと良いでしょう。
2019年に最新のBluetooth5.1が発表されています。また接続の安定性が高まると共に、PINコード入力不要など使いやすさも進化しています。
機能で選ぶ
ノイズキャンセリング機能
電車や飲食店・人混みなど、周りの音を気にせず音楽を楽しみたい方は、『ノイズキャンセリング機能』があるワイヤレスイヤホンがおすすめです。周りの雑音を制限させて、自分の心地よい時間を過ごせる機能になります。緊急時など、周りの音を聞いた方が良い状況の場合に備え・オンオフで切り替えできるタイプが使い勝手が良いです。
集中して聞きたい時・どうしても周りの音が気になることがある方は、ノイズキャンセンリング機能で快適にしてみましょう。
防水機能
屋外でも音楽を聞く方や・ジョギングなどのスポーツをしながら音楽を楽しみたい方は、『防水機能』や耐久性・装着性に優れたワイヤレスイヤホンが良いでしょう。防水性をチェックするには、IPXと表記された項目を見ます。数字が大きいほど耐水性に優れており、IPX7以上になると完全防水と言われる商品になります。
ワイヤレスイヤホンは商品によって落下しやすい場合があるので、高いフィット感がある・衝撃に強い素材という点も確認するのがおすすめです。
使用シーンで選ぶ
スポーツ
スポーツなどの少し激しい運動や急な雨などを考慮すると、防水・防滴機能がついたワイヤレスイヤホンがおすすめです。また集中できるように、耳から落ちにくくコードが邪魔にならないスポーツタイプを選ぶと良いでしょう。
通勤・通学
通勤・通学で使用する場合は、周りの音が気にならないノイズキャンセリング機能を備えたワイヤレスイヤホンがおすすめです。また屋外にいる時の雨にも対応できるよう、防水機能もチェックしておくと安心です。