スマホを持っている人でイヤホンを使って音楽を聞いたり、動画を見たりする人は多いはず。電車やバスなどの交通機関を利用した時に、イヤホンをしている人をよく見かけることがあると思います。
ですがお店に行くとイヤホンの種類が多くどれを選んで良いのか分からないと悩んでいる方も多いです。今回は、『スマホ向けイヤホン』の特徴や選び方、オススメのアイテムをご紹介していきます。おすすめの商品ランキングも記事後半でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
スマホ向けイヤホンとは
たくさんの種類があるスマホ向けのイヤホンですが、それぞれ種類によって聞こえ方が違うことはご存知ですか?
イヤホンは、ただデザインが違うだけでなく、それぞれ音が違って聞こえるんです。自分好みの音を聞くことができるイヤホンを、開封せずに見つけることは、なかなか難しく、購入を迷ってしまうという方も多いと思います。
また普通のイヤホンだけでなく、iPhoneにイヤホンジャックがなくなったこともあり、最近では、ワイヤレスイヤホンも多くあります。種類がたくさんある中で、自分好みのイヤホンに出会えるよう、選び方をチェックしてみましょう。
スマホ向けイヤホンのおすすめの選び方
接続方法で選ぶ
選び方の基本として、接続方法で選ぶ方法があります。まずどういった時に使用したいのかが基準となるでしょう。
例えばランニングやウォーキングなどをする時に使いたいのであれば、コードレスで使用できるワイヤレスイヤホンがおすすめです。
とにかく音を優先したいのであれば、電波などの影響を受けにくい有線のものを利用した方が良いです。自分がどのシーンで使うことが多いのか、よく考えてみましょう。
有線
『有線タイプ』のイヤホンは、スマホの本体にさして使用する、一般的な使い方のイヤホン。こちらのメリットは、音質が安定しているということです。
また先ほど少しありましたが、無線と比べて電波の影響を受けないため、音が途切れることなく音楽を楽しむことができます。
ですがメリットばかりではありません。コードのあるものだとどうしても絡まってしまったり、コードが引っかかってしまうこともあります。有線タイプが良いけど気になるという方は、コードが絡まらないように、コードをまとめるアイテムなどを利用すると、使いやすいかもしれません。
無線
『無線タイプ』の一番のメリットは、コードが邪魔にならないということです。またカバンの中にスマホを入れたまま、イヤホンで音楽を聴くことも可能です。
動きながら音楽を聞きたい方にピッタリでしょう。またiPhone7からイヤホンジャックがなくなってしまったことで、充電をしながら音楽を聞けないデメリットがありましたが、無線タイプを使用することで、そのデメリットを解消することもできます。
ですがもちろん無線タイプのイヤホンにもデメリットはあります。それは、イヤホン自体を充電しなければならないということです。もし充電するのを忘れてしまうと、音楽が聞けないということもあります。
毎日使用する人は、充電するのを忘れないかもしれませんが、たまにしか使用しない人は、注意が必要です。
スマホの機種で選ぶ
『Android』を使用している人は、イヤホンジャックがあるため、有線、無線どちらでも使いやすいと思います。
ですが『iPhone』を使用している人は、iPhone7以降の機種にイヤホンジャックがなくなったため、有線を選ぶ場合、プラグをよくみて買う必要があります。
せっかく選んで買ったのに、対応していなかったということがないように、しっかりと確認をしましょう。
音質で選ぶ
次に音質で選ぶ方法について見ていきましょう。この選び方で音の感じ方が変わってくるので、音質を重視したい方は知っておくと便利です。
ハイレゾ対応
スマホが『ハイレゾ対応』のものであれば、イヤホンもハイレゾ対応のものが良いです。
ハイレゾとは簡単にいうと高音質の音源のことで、CDよりも音質がよく、ライブに近い感覚で音楽を聞くことができます。
音楽を楽しみたい方にとっては、とても魅力的ですよね。有線タイプでハイレゾ対応にすれば、ストレスなく音を楽しむことができます。
ノイズキャンセリング機能
『ノイズキャンセリング機能』とは、周りの雑音を消してくれるものです。電車やバスを使って移動をする際に音楽を聴くという方は、ノイズキャンセリング機能付きのものを選ぶと良いでしょう。
周りの影響を受けにくいので、通話で利用する人もいます。マイクが付いているものであれば通話対応のものありますので、確認してみましょう。
通話向きのイヤホンを選ぶ
音楽を聴いている時に、電話がかかってきて困った経験をしたことがある人も多いと思います。よく電話がかかってくるという方は、通話向きのイヤホンを選ぶようにしましょう。
急に電話がかかってきた時でも対応ができるので、とても楽チンです。マイク付きのものを選べば、スマホがカバンやポッケの中にあっても電話に出ることができるので慌てることもありません。
スマホカバーに合うイヤホンを選ぶ
イヤホンのプラグの形には、『ストレートタイプ』と『L字型タイプ』があります。
『L字タイプ』の方が、ポッケやカバンに入れた時に使いやすいですが、使用しているスマホケースによっては、きちんと挿すことができない場合があるので、注意が必要です。
どちらも挿さらない場合は、ワイヤレスイヤホンの方が良いので、イヤホンを選ぶ際には、ケースとの相性も大切な基準となってきます。
使用シーンで選ぶ
有線か無線、どちらが良いか悩んでしまうという方は、使用するシーンで選びましょう。
また二つ持っておいて使い分けるということもできます。自分がどういう時に音楽を聞きたいか、イヤホンを選ぶ基準の参考にしてください。
勉強で使う
勉強で使う際は、長い時間使うことがほとんどだと思うので、充電をする必要のない有線タイプを使用した方が良いでしょう。
ただiPhone7以降のモデルを使用している人は、スマホの充電を気にしなければならないので、イヤホンと充電器を一緒に挿すことのできるアダプタを購入しておくと便利でしょう。
運動で使う
運動で使うのであれば、無線が良いです。走ったりしている時にコードが邪魔になることもないですし、手が当たって耳から外れてしまうということもありません。
動く時に邪魔にならないのは、無線のワイヤレスイヤホンでしょう。ただ1つずつになっているイヤホンだと、耳から外れて落としてしまうこともあるので、2つが繋がっているタイプのものを使用した方が間違いないでしょう。
単純作業で使う
単純作業で使う際は、勉強の時と同じで使う時間で考えても良いかもしれません。
使用する時間が長いのであれば、有線タイプの方が良いですし、使用する時間が短く、少し動くこともあるのであれば無線タイプがおすすめです。
自分がどんな状況で使うのかイメージをして選んでみてください。
形状で選ぶ
イヤホンの形には、3種類あります。カナル型、インナーイヤー型、耳掛け型です。耳の形は人によって違いますから、形によっては合わないものもあるかもしれません。
お店で試せる場合は、一度つけてみることをおすすめします。またそれぞれどんな特徴があるのか、ひとつずつみていきましょう。
カナル型
『カナル型』は耳の穴を防ぐタイプなので、音漏れがしにくいというメリットがあります。外で使用することが多いという方は、カナル型が良いでしょう。
また耳の穴を防ぐということは、音がダイレクトに耳に届くので、低音までしっかりと聴くことができ、より重みのある音を楽しむことができます。
ただ歩きながら聴く際には、注意が必要です。周りの音が聞こえなくなるととても危険なので、きちんと周りの音が聞こえる音量に調節しましょう。
インナーイヤー型
『インナーイヤー型』は、耳の穴に被せるように使うタイプです。そのため耳に負担が少なく、開放感があります。
こちらは、高音が綺麗に聞き取れるので、低音だけでなく高音を楽しみたいという方におすすめです。
ただ先ほどのカナル型に比べると音漏れがしやすくなるので、使用する場所によっては、音量を調節して、周りに聞こえないように配慮をすることが大切です。
耳掛け型
『耳掛け型』は、名前の通り耳にかけて使用するタイプです。耳にかけているので、よく動く時には、外れにくく、安定感があります。
耳に入れる部分は、カナル型とインナーイヤー型とあるので、使用する場所や楽しみたい音で選んでみてください。
ドライバーユニットで選ぶ
イヤホンは、スマホから出ている電気信号をドライバーユニットで振動に変換をして耳に届く仕組みになっています。
その駆動形式には、3タイプあります。どのような違いがあるのでしょうか?
ダイナミック型
『ダイナミック型ドライバー』は、低音重視の方におすすめです。
こちらは、ひとつのドライバーで、広い再生周波数帯域をカバーすることができるので、たくさんのイヤホンで使われています。一番ポピュラーなドライバーと言えるでしょう。
中低音を重視したいと思っている方から定評があり、パワフルなサウンドを楽しむことができます。
バランスドアーマチュア型
『バランスドアーマチュア型ドライバー』は、振動で音を鳴らすという原理は、ダイナミック型ドライバーと同じです。
ダイナミック型ドライバーよりも小型化することが可能で、小さくても感度が高く、補聴器などにも使われています。
ですが作るのが大変難しいため、全て内製しているメーカーは、SONYや、KnowlesやSONIONなどに限られています。
明瞭なサウンドが特徴で、高音質で臨場感のある音を楽しみたい方におすすめです。
ハイブリッド型
『ハイブリッド型』は、ダイナミック型ドライバーとバランスドアーマチュア型ドライバーを組み合わせた製品です。
低音に特化しているダイナミック型と、高音質で臨場感のある音を楽しむことができるバランスドアーマチュア型、両方を兼ね揃えており、最近増えてきている製品です。
中華イヤホンであれば、低コストで手に入れることができるので、音質にもこだわりたい方は、ドライバーにも注目してみてください。