スマートフォンや外出時、音楽を楽しみたいときに必要なイヤホン。さまざまなブランドから販売されていますが、中でも『中華イヤホン』は低価格で購入しやすいと評判になっています。ですが種類の多さ・クオリティ・スペック・耐久性と、気になる点が多くどれを選ぶといいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は中華イヤホンのおすすめの選び方・おすすめ商品を10つ紹介していきます。他にも中華イヤホンのメリットとデメリットも紹介しているので、自分にピッタリのイヤホンが見つけやすくなるでしょう。
中華イヤホンとは
中華イヤホンとは『中国製のイヤホン』のことです。中国製と聞くと『大丈夫?』とマイナスイメージを持つ方も少なくありませんが、最近の中華イヤホンはクオリティが高く人気を集めています。
いろいろなイヤホンを試したい方が複数購入することも多く、ブランドごとにクオリティの差はあれど、低価格で高スペックのイヤホンが購入できるのところが中華イヤホンの良さのひとつなのです。
中華イヤホンのメリット・デメリット
メリット
中華イヤホンのメリットはやはり、低価格なのに良い製品が多いところです。デザインも豊富で、日本製にも劣らない高い性能を持ったイヤホンもあります。中国製と聞くと心配になる方もいますが、オーディオ関連ではハイクオリティの製品が多いのです。
デメリット
デメリットはブランドごとに品質のムラがあるところ。同じ価格帯でもハイクオリティーの製品があれば、音質が悪い・説明書が日本語対応ではなかった・メーカーの対応がイマイチなど、デメリットはさまざまです。
メリットデメリットともにすべてのブランドに当てはまるとは限らないので、購入前のチェックが重要になります。
中華イヤホンのおすすめの選び方
接続方法で選ぶ
有線タイプ
『有線タイプ』は一般的に広く普及していて、商品数が多く選ぶ幅がとても広くなります。音質も安定しているため、音にこだわりのある方は有線タイプがおすすめです。
有線タイプのデメリットは、コードが絡まったり劣化したりすること。コードが劣化し断線することのないよう、取り扱いに注意する必要があります。
けれど有線タイプは、コード部分にアクセサリーをつけられるなど自分好みにカスタマイズができるというポイントも。音質もデザインにこだわりたい方は、有線タイプを候補に入れてみてください。
無線タイプ
『無線タイプ』はいわゆるBluetoothのこと。最近では無線タイプを使っている方が増えてきました。最大のメリットは、Bluetooth対応であればすぐに接続でき、移動中でも扱いやすいことです。ストレスなく音楽を楽しみたいという方は無線タイプがおすすめ。
デメリットをあげるなら、充電が必要なこと・有線と比べて価格帯が上がることです。種類が少ないこともあり、デザインにこだわりたい方は物足りないかもしれません。
ですがストレスなく扱いやすい点は無線タイプの良いところです。デザインにこだわりのない方もチェックしてみてください。
デザインで選ぶ
中華イヤホンは、日本製ではあまり見かけないようなデザインが豊富です。スケルトン・スタイリッシュ・カラフルなものまで。なかにはコード部分にもこだわりのある製品があります。目につくものだからこそおしゃれにしたい・誰ともかぶらないイヤホンが欲しい方にピッタリです。
ドライバーユニットで選ぶ
ダイナミック型
一般的に多く普及しているのが『ダイナミック型』で、低価格なイヤホンのほとんどがダイナミック型を採用しています。ダイナミック型は低音の再生能力が高く、音の勢いも自然に拾って流してくれることが特徴。
ボイスコイルに信号を流し、振動板を振動させることで音を出す仕組みです。ダイナミックスピーカーと構造が同じのため、ダイナミック型と名付けられました。
バランスドアーマチュア型
『バランスドアーマチュア型』は、補聴器のユニットを改良して作られたドライバーのため、クリアな音を再生してくれます。密閉型のイヤホンとして知られるカナル型に使用される方式で、ダイナミック型と比べて価格帯は高くなることが多いです。
振動板を小さなピンで振動させることで音を出す仕組みになっており、高音域の再生能力は高いですが、低音域の再生能力はダイナミック型と比べ劣るところが難点です。
ハイブリッド型
『ハイブリッド型』は、ダイナミック型・バランスドアーマチュア型の両方を搭載するイヤホンのこと。良いとこどりのように思えますが、違う型をあわすことによって音がバラバラになるなど、ハイブリッド型すべてが良い製品だとは言い切れません。
ですが比較的安価に購入ができ、広い音域を流せるため、コスパ重視の方におすすめのタイプになります。
ドライバーユニットの数で選ぶ
現在では、『ドライバー』の数が多ければ多いほど良いと言われています。バランスドアーマチュア型は、低音域の再生能力が低いために中音域と低音域でそれぞれ用意する、いわゆる『多ドラ化』がスタートしました。
高音域・中音域・低音域をそれぞれ再生できるようになるため、音質に強いこだわりがある方はドライバーユニットの数にも目を向けてみてください。
機能で選ぶ
リケーブル機能
『リケーブル機能』とは、自分好みのケーブルを取り付けることができることをいいます。音質のイヤホンを用意し、ケーブルを取り付けるだけでより高音質のイヤホンに変化します。
音質のカスタマイズができるのはもちろん、見た目の変化も楽しめるという点が、リケーブル機能の魅力。耐久性・使い勝手・価格など選ぶポイントが増えますが、1本持っておくというのも良い選択肢です。
ノイズキャンセリング機能
音楽の時間を周りの音に邪魔されたくないという方は、『ノイズキャンセリング機能』のついたイヤホンをチェック。周りの音を打ち消すという効果があるため周りの騒音を抑えます。
気になる仕組みは、騒音とそれを打ち消す音があわさることで騒音が消されるということになります。そのため外出時などでは、身を守るためにもノイズキャンセル機能のイヤホンは避けてくださいね。
中華イヤホンのおすすめメーカー
KZ
2010年に設立されまだ年数の浅いブランドですが、中華イヤホンといえば『KZ』と言われるほど人気を集めているイヤホンです。Amazonの中華イヤホンランキングでも上位にのぼります。
人気の理由は高音質とコスパの良さ。上記で紹介したような高性能のドライバーユニットを採用し、価格以上の音質で安定した音を再生します。多くのシリーズを展開していておりそれぞれ良さがありますが、多くの製品がリケーブル仕様。自分好みのイヤホンに仕上げることができるのもKZの魅力です。
TFZ
『TFZ』は2015年に設立された新しいブランド。歴史は浅く、中華イヤホンにしては価格が高くなる製品がありますが、高級感のあるデザイン・高音質・高性能なことから人気を集めています。見た目重視の方におすすめしたい中華イヤホンです。
リケーブル仕様で見た目も音質も変更でき、男女問わず声をクリアに流してくれるのもTFZの魅力です。
URBAN
『URBAN』はシンプルなデザインが特徴的です。シンプルながらも高性能で、無駄を省いて音質のみに力を入れているブランド。一見安価なイヤホンですが、低中高すべての音域をクリアに流し繊細な音を届けます。さらにハイレゾ音源対応なので、音質重視の方におすすめです。
ベリリウムという金属を採用し、軽さと硬さも追求。音質はもちろん扱いやすさも叶えています。またほとんどの製品にマイク・着信応答と終了ボタン付きなので、音楽以外にも通話を楽しみたい方にもおすすめです。
Xiaomi
『Xiaomi』はなんといってもリーズナブルな価格の製品が多いところが人気です。カラー展開も豊富で女性にも選びやすいデザインで作られています。人体工学に基づいたイヤホンのため、外れにくいしっかり耳に留まります。
バランス良く音を耳に届けるなか、特に高音域が綺麗に再生。低音域が少し軽くはなりますが、中華イヤホンを初めて購入するという方はXiaomiからチェックしてみてください。
JPRiDE
『JPRiDE』はハイブランドの音質と高いクオリティを実現させ、低価格でイヤホンを販売しているブランドです。価格が高くなりがちな無線タイプでも2,000円代で購入できるという魅力があります。低価格で高クオリティのイヤホンが欲しい方におすすめ。
無線は有線よりも音質が劣りがちですが、JPRiDEは無線でも高音質。音響エンジニアがチューニングをし、バランスの良い音を届けます。さらに完全防水仕様・短い充電時間・連続8.5時間再生もJPRiDEの魅力です。
SoundPEATS
メーカー・音質重視の方には、『SoundPEATS』もおすすめです。おもに無線タイプを取り扱っており、耳掛け式から左右孤立タイプも販売。iPhone・Androidなどさまざまなデバイスでも高音質を叶えています。製品の中にはダイナミックドライバーを搭載し、クリアな高音・重みのある低音を叶えたものも。
音質の他にも、連続再生時間が長いことも人気の理由。充電のストレスから開放されたい方にもおすすめです。