IT化が進み仕事やプライベートで触る機会が多くなった『キーボード』。製品によって機能や形が異なり、使い心地や疲労度に大きく影響するため選び方は非常に重要です。とはいえ自分に合ったキーボード選びは難しいもの。
そこで今回は人気メーカー『Logicool』製品の特徴や価格、選び方を徹底解説した上で最後に編集部おすすめのキーボードをご紹介。自分の指にフィットする製品をみつけ、快適な作業環境を作り出しましょう。
Logicool (ロジクール)のキーボードのおすすめポイント
高いフィット感
耐久性、機能性ともに優れたLogicoolのキーボードは『インカーブキー』を採用しているのが特徴。キーの中心部をくぼませることで指に接する面積を広くし、タイピングミスの減少と打ち心地の良さを実現しました。
指全体が包み込まれるため打った感触を十分に味わえ、長時間触り続けてもストレスを感じません。一日中オフィスでパソコン作業をする場合や、寝る間を惜しんでのゲーム対戦などに適しているといえるでしょう。
通信制度の高さ
無線キーボードはキー入力の際に遅延が発生するもの。Logicoolのキーボードは暗号化されたワイヤレス接続により、遅延やデータの欠損を最小限におさえることに成功しました。
タイピング時の反応速度が10msという高速反応モデルもあり、ゲーム用途に特化したLogicoolのキーボードならでは。コンマ1秒の差で勝負が付くゲームでは活躍する上、日常使用の際もスムーズにキーを入力できます。
同社製品との相性が抜群
『Unifying (ユニファイング)』という独自の通信規格により、レシーバー一つでキーボードのみならずマウスやテンキーパッドを複数台コントロールできます。超小型で持ち運びが簡単な上、レシーバー一つで接続が済むためコストをおさえられます。
マウスやテンキーを買い替える際はレシーバーの設定変更のみで済むというメリットも。同社製品を揃えることでさらに力を発揮するのがLogicool社の魅力です。
Logicool (ロジクール)のキーボードのおすすめの選び方
接続方法で選ぶ
有線接続
『有線接続』のメリットはタイピングの遅延やデータ欠損が少ないこと。高速タイピングを自分の目で追随でき、短時間で文字を多く打つ人やゲームで1分1秒を争う場面で力を発揮してくれます。
マウスとは違い有線キーボードは位置が固定されるため、線のわずらわしさを感じにくいのが魅力です。持ち運びや遠隔操作をせず、タイピング時の快適性を求める人に選ばれています。
Unifyingレシーバー接続
有線接続並みの安定性を持ち、最大6台のマウスやキーボードを使える『Unifyingレシーバー接続』。ワイヤレスながら消費電力が少ない上、Bluetooth非対応デバイスも接続できるため使い勝手は抜群です。
極小レシーバーを常にパソコンに挿しておくことで、家では大きなマウス、カフェでは小さなマウスなど場面ごとの使い分けも簡単。有線とBluetooth両方のメリットを持ち合わせているのがUnifyingレシーバー接続です。
Bluetooth接続
線のわずらわしさがなくUSBポートも必要としない『Bluetooth接続』。スマホやタブレットとの接続は簡単で、遠隔操作でYouTubeなどの動画を遠くで観たい、検索したい人にとって使い勝手は良いでしょう。
小型で軽い製品が多く持ち運びやすいです。無線は故障しにくいのも魅力。マルチペアリング機能を搭載しているモデルであれば、複数のデバイス切り替えもボタン一つで実現できます。
キーの構造で選ぶ
メンブレン式
キー下のラバードームにより、ゴムの反発力で押したキーが戻ってくる『メンブレン式』。タイピング音が控え目な上、深めのストロークでキーを押した感覚をしっかりと味わえます。水濡れに強いラバー素材のため、デスク周りに飲み物を置いても安心。
低価格で購入できるメンブレン式。反発したキーの感触は指に残るので長時間触る場合は疲労を感じやすいデメリットも。短時間集中して作業をしたい人に好まれています。
パンタグラフ式
『パンタグラフ式』は浅いストロークと反発力の弱さが特徴。タイピング音が立たずオフィスや静かな環境下での使用に適しています。最大の特徴はキーボードの薄さ。持ち運びやすいのはもちろんのこと、楽なポジションでのキータッチは疲れを感じさせません。
キーボードが軽いため、外出の多い人や長時間タイピングする人の支持を得ています。しかし軽さゆえタイピング時に振動やズレを感じる場合があります。不安を払拭したい方は店頭で触ってから購入しましょう。
接点接触式
『接点接触式』はメカニカル式とも呼ばれ、キーにバネを使用しているのが特徴。タイピング時に丈夫さと疲れにくさを感じられます。キーのトップが3色(赤・黒・青)に分かれており、色によって打ち心地は微妙に違います。心地良く感じるキーの感触を確かめたい方はぜひ店頭で。
1億回のストロークに耐えられる製品もありメリットが目立つ接点接触式。デメリットを挙げるとすれば厚みとタイピング音の大きさでしょう。オフィスなどで使用しない、持ち運びをしない人に適しているといえます。
静電容量無接点式
電位の変化でキー入力を読み取る『静電容量無接点式』。耐久性と入力精度に長けており、キーを押し込まずとも入力を読み取るため素早いタイピングを実現できます。一度のタイピングで何回も文字入力される現象が起きず、誤字が発生しづらいのも特徴の一つ。
高価な製品は多いですが、膨大な入力作業をする人や作業効率を上げたい人はぜひおさえておきたいキー構造です。
キーピッチで選ぶ
隣り合うキーの感覚の距離を示す『キーピッチ』は、フルサイズと呼ばれる19mmが一般的。どの製品も15mm〜20mmの範囲におさまります。19mmを基準として手の大きさや太さに合ったものを選ぶのがおすすめ。
広いキーピッチはタイピングミスが少なく快適にタイピングできる一方で、キーボードが大きくなることを覚えておきましょう。
キーストロークで選ぶ
『キーストローク』はキーを押したときの深さを示し、2mm〜4mmの範囲におさまります。深いと疲れを感じやすいですが、押した感触を得られるのでタイピングミスが少ないです。
一方で浅めのストロークはタイプミスに繋がりやすいものの、高速タイピングできる上に疲労も感じにくいです。判断できない場合は中間の3mmを選び、使ってみてから好みのストロークに変更すると良いでしょう。
用途で選ぶ
環境によって選ぶべきキーボードは変わってきます。一定の場所でゲームをプレイする人や、大量の文字を打ち込む人に有線接続はおすすめ。持ち運ぶ機会が多く、スマホやタブレットに接続する人はBluetooth接続が適しています。デバイスや使用環境に合わせてキーボードを選びましょう。
配列で選ぶ
キーボードの配列は『日本語配列』と『英語配列』の2種類あり、日本国内でシェア率が高いのは『日本語配列』です。日本語配列と記号キーの位置が異なる、かな入力不可、Enterキーが小さいのが『英語配列』のデメリットとして挙げられる一方で、楽にブラインドタッチできます。
ライターやプログラマーなど、文字入力数の多い人に英語配列は好まれますが、日常で使用する程度であれば日本語配列キーボーの方が違和感なく使えます。
テンキー・Fキーの有無で選ぶ
意外とみ落としがちなのが『テンキー』と『Fキー』の有無。どちらも作業効率に大きく関わるキーなので、数字入力の頻度が多い人やFキーで独自の機能を使いたい人は要確認です。
テンキーはあると便利な一方で、キーボードの幅が広くなり高価格になるというデメリットも。持ち運びの多い人はテンキーレスを購入し、数字を打ち込むときのみ独立テンキーを付けるという選択肢を覚えておきましょう。
耐水性の有無で選ぶ
飲み物をデスクに置きたい人や丸洗いをしたい人は耐水性を要確認。耐水タイプは少量の飲み物をこぼしても壊れる心配がなく、余計な気を使いたくない人に適しています。
丸洗い可能な完全防水タイプはこまめな掃除を必要としないため、時間を有効活用したい人にとっては大きな魅力です。シリコン素材が多く、丸められる製品もあるので持ち運びに便利。有線でも完全防水タイプが発売されているので幅広く選べます。