自宅に限らずカフェや旅行中など、外出先でタイピングをしたいという方や、自宅にパソコンがないという方におすすめな『スマホ用キーボード』。スマホに接続するだけで簡単にパソコン同様の環境を作ることができます。
またスマホ用キーボードは数多くのメーカーから販売されていますが、コンパクトさにこだわったものや軽量化にこだわったものなどがあります。それぞれの特徴や魅力が異なるので、より自分にあったものを見つけやすいです。今回はそんなスマホ用キーボードの選び方や、おすすめランキングを皆さんにご紹介していきます。
スマホ用キーボードのおすすめポイント
まずはスマホ用キーボードのおすすめポイントを見てみてください。手に収まるサイズ感ですが、キーボードを取りつけることで、よりパソコンに近い使用状態を作ることができます。
文字入力がスムーズになる
スマホのみで早く文字を打つとなると、それなりに限界があります。特に数字や英字などを交えて打たなければならないときには、少しやっかいで時間がかかってしまうでしょう。しかしスマホ用キーボードを使って打つことで、文字入力のスピードアップがはかれるのです。
スマホで業務連絡やメールのやり取りを頻繁に行うという方にとっては、作業効率が格段に上がるので特におすすめだといえますし、特に普段からパソコンのキーボードを触る機会が多く慣れているという方にとっては尚更です。
ショートカットキーが使用できる
スマホ用キーボードのメリットは、ただ単純に文字入力がしやすいというだけではありません。スマホ用キーボードを利用するにあたって最大のメリットともいわれているのが、ショートカットキーが使えるということです。ショートカットキーは動作を短縮するために割り振られているもので、全てのキーボード上で使うことができます。
たとえばよく使うコピー機能ですが、スマホ上では意外と面倒だと感じることがありませんか?それがショートカットキーである、CtrlキーをおしながらCをおすだけで、コピーが簡単にできてしまうという優れた機能なのです。そのためショートカットキーは、スムーズに作業を進めるには欠かせないといえるでしょう。
方向キーでカーソル移動ができる
もう1つスマホ用キーボードのおすすめポイントを挙げるとするならば、方向キーでカーソル移動ができるということです。スマホ上ではカーソルを動かす動作ですらスムーズにいかないことも多くあります。しかしスマホ用キーボードを利用すると、方向キーで選択したい箇所へ簡単にカーソルを移動することができるのです。
スムーズかつ簡単にカーソル移動操作が実現するので、ちょっとしたことですが作業効率アップやストレスフリーに繋がるといえるでしょう。
スマホ用キーボードのおすすめの選び方
スマホ用キーボードのおすすめポイントを見て頂いたところで、次におすすめの選び方や選ぶポイントをご紹介していきます。
キーボード形状で選ぶ
スマホ用キーボードの形状は、折りたためるキーボードと折りたためないキーボードの2種類に分けられます。それぞれのメリット・デメリットは何か見ていきましょう。
折りたたみタイプ
『折りたたみタイプ』のスマホ用キーボードは、バッグ内でもかさばらずにコンパクトに収納できるので、持ち運びの際に便利です。軽量化されている折りたためるスマホ用キーボードも多く、ストレスフリー仕様になっているものも。
ただし折りたためないキーボードと比較して、キーの間隔が狭いので、文字が打ちづらかったりタッチミスが起こる可能性がデメリットとして挙げられるでしょう。また折りたたみタイプのキーボードは、キーが少なかったり配置が一般的なキーボードと異なる場合があるので、その部分もあらかじめ確認しておくとスムーズです。
折りたためないタイプ
『折りたためないタイプ』のスマホ用キーボードは、持ち運びやコンパクト収納には向かず、自宅や職場など、決まった場所での使用がおすすめです。その一方、折りたたみタイプのスマホ用キーボードよりキー間隔が広く、文字を打ち込みやすいというメリットが挙げられます。
またコンパクトにすることはできませんが、折りたたみスマホ用キーボード同様に、軽量化されているものもあるので、チェックしてみるのもおすすめです。
接続方法で選ぶ
スマホ用キーボードの接続方法は有線・無線の2パターンで、使用形態によっては接続方法もかなり重要なポイントになってきます。従来型の有線タイプに加え、新規型の無線タイプも人気です。
有線接続
『有線接続』はスマホとスマホ用キーボードをコードで繋いで、接続する方法です。無線接続では接続設定を行ったり電波変動の影響を受けたりということがあるのに対し、有線接続はコードを繋ぐだけで安定した電波環境のもと、すぐ使えるというというメリットがあります。また有線であればスマホ用キーボードの充電や電池交換などを行う必要もなし。
ただしスマホ用キーボードでコード搭載のものが少ないという点や、使用場所がコードの伸びる範囲内という点がデメリットとして挙げられるので、使用環境によってはあまりおすすめできないといえるでしょう。
無線接続
『無線接続』はワイヤレス接続・Bluetooth接続といった接続方法のことをいいます。接続設定や電波状況にこそ左右されるものの、すっきりとしたデスク周りを作ることができるうえにコードがないので、持ち運びにとても便利です。使用場所もWiFiがある場所であれば自宅・外出先問わず使用可能なので、旅行用としても人気。
ただし有線とは異なりスマホ用キーボードの電池切れや充電切れに注意が必要で、電池切れになってしまうと使うことができません。
サイズで選ぶ
サイズを基準に選ぶのであれば、やはり折りたためるスマホ用キーボードが理想的。コンパクトで手軽に持ち運べるうえに、キーボードによってはポケットに収まるサイズ感のものもあります。
折りたたんだ状態での厚みも抑えられており、比較的薄めなのでバッグ内ポケットへの収納もできます。
キーピッチで選ぶ
『キーピッチ』とはいわゆるキーの間隔のこと。一般的に、キーとキーの感覚は19mmで作られていますが、折りたためるスマホ用キーボードやコンパクト仕様のキーボードの場合、キーピッチの間隔が狭い作りになっていることもあります。
手が大きい方が使用するとタッチミスを引き起こしてしまう可能性も考えられます。そのため基本的にはキーボードに手を置いてみて、自分の手のサイズにあうものかどうかを確認してから選ぶと失敗しにくいといえるでしょう。
キータッチで選ぶ
『キータッチ』は『パンタグラフ方式』と『メンブレン方式』の2種類で、それぞれおしたときの感覚の違いが挙げられます。
メンブレン方式
『メンブレン方式』はキーをおしたときの反発力が強く、おしたときの感じが分かりやすいタイプのキータッチ方式です。しっかりとおした感覚がある一方、指が疲れやすいという傾向にあるため、タイピングする機会が多い・タイピング時間が長いという方には、あまりおすすめできません。
しかしメンブレン方式のスマホ用キーボードは、パンタグラフ方式のスマホ用キーボードよりも安価で入手することができるので、スマホ用キーボードを初めて購入する方や、あまりタイピングをすることがないという方にはおすすめです。
パンタグラフ方式
『パンタグラフ方式』は、キーをおしたときの感覚が柔らかいタイプのキータッチ方式です。メンブレン方式よりも価格は上がりますがタイピングの際の指への負担はかなり少なく、なめらかに打ち込むことができます。
そのためスマホでもパソコンと変わらない環境でタイピングをしたいという方には、パンタグラフ方式のスマホ用キーボードがおすすめだといえるでしょう。
対応OSで選ぶ
スマホ用キーボードを選ぶ大前提として、自分が使用しているスマホの『OS』がどのキーボードに対応しているかということを確認しましょう。気に入ったスマホ用キーボードが仮にあったとしても、持っているスマホに対応していなければ使うことができません。
もともとキーボードが付属しているパソコンとは異なり、スマホ用キーボードは後づけなのでサイズ感や機能性などだけを見て選んでしまうと、対応していないことも考えられるのです。
機能性で選ぶ
機能性で選ぶ場合、マルチペアリング機能がついているものを選ぶのがおすすめです。マルチペアリングは、Bluetooth対応のスマホ用キーボード1台に対して、スマホ・iPad・ゲーム機・ノートパソコンなど、複数のデバイスとのペアリング情報を保存してくれるという機能です。
切り替え機能がついているタイプであれば、ボタン1つでデバイスの切り替えを行うことができるので、スマホに限らず複数のデバイスで使いたいという方にはマルチペアリング機能搭載のものが良いでしょう。
バッテリーで選ぶ
スマホ用キーボードのバッテリー持続時間は、20〜30時間程度もつものが理想的。持続時間がそれ以下の場合、スマホ用キーボードのためだけに、充電用のモバイルバッテリーを持ち運ばなければならない、なんていうことも考えられるのです。
バッテリー持続時間が20〜30時間程度もつものであれば、1日の使用時間が3時間としても10日間は充電せずに使用できるという計算になるので、頻繁に充電しなければならないという心配は必要ありません。また充電状況に左右されたくないという方は、iPad自体から給電するタイプのSmartconnector対応のスマホ用キーボードを選ぶと良いでしょう。