SNSやYouTubeに投稿されている空撮動画を見ると、『ドローン』を欲しくなる方も多いでしょう。しかしドローンといえば高額で手が出しづらいイメージを持っているはず。
たしかにドローンが普及したばかりの頃は、高額なモデルばかりでしたが、現在は安価でも性能が良いモデルが多数販売されています。
そこで今回は安いドローンの選び方とおすすめの機種を紹介します。ドローンを手軽な価格で手に入れて気軽に楽しめるようになるので、参考にしてみてください。
お得な安いドローンのおすすめの選び方
低価格なドローンでもさまざまな機能と特徴があります。ドローンに詳しくなると良い製品を入手できます。参考にしてください。
ジンバルの有無で選ぶ
『ジンバル』とはドローンのブレや揺れを補正するためのパーツです。スタビライザーとも呼ばれています。ジンバルを装備していると、風でぶれる機体を安定させて揺れを抑えることができます。
よって安定したきれいな映像を撮影することができるのです。安いモデルだと2軸のものが多いですが、高価なものだと3軸でより安定性が増します。スムーズに空撮したいのであれば必須のパーツになるでしょう。
センサーの有無で選ぶ
『センサー』とは高度の維持や障害物を検知して自動で避けるための装備です。センサーがついていないとぶつかって墜落する可能性があります。センサーには、ジャイロセンサー、気圧センサー、超音波センサーなどがあります。
高価なドローンであればセンサー類が豊富で安全性が高いです。しかし安いドローンだとジャイロセンサーと気圧センサーしかついていないことがあります。
カメラの性能で選ぶ
カメラの性能が上がるほどドローンの価格は上昇します。空撮をメインで楽しみたい方はカメラの性能も気になるでしょう。高度な画像処理エンジンやレンズの口径が大きいカメラは鮮明で美しい写真や動画を撮ることができますが、価格が上がります。
安いドローンでも1200万画素程度の画像なら撮影することができるので、手軽に撮りたい方は、デジカメ程度の性能で問題ないでしょう。
用途で価格帯を選ぶ
ドローンは用途によって価格帯が大きく異なります。安いものなら1万円程度、安定して動画を撮りたいなら5万円程度、画質や性能にもこだわるなら10万円以上が目安になります。自分の用途にあったものを選ぶようにしましょう。
画質にこだわらず写真を撮る場合
画質にこだわらず写真を撮る場合、1万円程度で入手できるドローンで十分です。デジカメで撮影したレベルの写真が撮れます。ジンバルがないモデルでも風が弱い室内であれば滑らかに撮ることができます。手軽さを重視するなら十分です。
動画を撮る場合
動画を撮る場合はジンバルがついたモデルを選びましょう。動画は揺れの影響を受けやすいので、滑らかな動画を撮りたいなら必須。画質も普通のデジカメで撮影したレベルの動画が撮れます。価格は5万円程度で入手可能です。
スムーズな動画を撮る場合
4Kなど高画質でスムーズな動画を撮りたい場合、高性能カメラを搭載したドローンが必要です。ジンバルはもちろん、各種センサーや高度なフライトコントロールシステムも搭載していなければいけません。本格的な撮影を行うのであれば10万円以上の出費が必要になるでしょう。
ローターガードの有無で選ぶ
『ローターガード』とはドローンのプロペラを保護するパーツです。操作ミスで接触するとプロペラが破損する危険性があります。低価格のドローンでもローターガードがついているものが良いでしょう。
ホバリング機能の有無で選ぶ
きれいな空撮映像を撮るためには『ホバリング機能』が必須。ホバリング機能があれば自分のイメージ通りにドローンを操り、理想の動画を撮影できるようになるでしょう。
ホバリングを行うには6軸のジャイロセンサーと気圧センサーが必要です。2つのセンサーが高度維持をサポートすることによって安定したホバリングが可能になります。ジャイロセンサーは軸の数が多いほど安定するので6軸のものを選びましょう。軸が少ないとホバリングが安定せず映像がブレてしまいますので注意してください。
ヘッドレスモードの有無で選ぶ
『ヘッドレスモード』とは機体の方向にかかわらず、コントローラーを倒した方向に合わせて動かすことができるモードです。ドローンを見たまま直感的に操作できます。初心者でも操縦がしやすくなるので、ヘッドレスモードがついているモデルを選ぶと安心です。
電波の周波数で選ぶ
ドローンの画像転送の周波数をチェックする必要がります。画像転送は『2.4GHz』と『5.8GHz』の2種類が使われます。『2.4GHz』の電波を使用するモデルは免許の必要がないので、購入してすぐに使うことができるのがメリット。
しかし『5.8GHz』の電波を使用するモデルは免許が必要です。『5.8GHz』は画像遅延がない優れたモデルですが、アマチュア無線4級と開局登録申請が必要です。注意しましょう。
お得な安いドローン購入の際のおすすめの注意点
低価格ドローンは安いので、単体では機能が不足している場合がありますので注意してください。
パーツの入手方法を確認
安いドローンは機体が小さいので、バッテリーもそれなりの大きさしかありません。飛行時間は10分以下しかないものが多いです。交換用のバッテリーを入手しておけば、長く撮影を楽しめるでしょう。
安い機体だとセンサーが未熟で接触して破損することがあります。壊れやすいローターなどは予備のパーツを用意しておくと良いでしょう。