核家族世帯の急激な増加や少子高齢化の進展、副業の解禁や在宅ワークの増加によって、『ウェブカメラ』の需要はかつてないほどに高まっています。パソコンに取りつけるタイプもあれば、自宅の中に設置するタイプもあります。単にカメラの機能を持つだけではなくマイクやスピーカーが搭載されていて、外部とコミュニケーションを取れるものも増えてきました。
この記事ではそんなウェブカメラの選び方やおすすめメーカーなどを紹介していきます。
おすすめのウェブカメラの使い方
防犯・監視カメラとして使う
ウェブカメラは離れた場所にいてもリアルタイムで映像を確認できるため、防犯カメラとしての活用も可能です。通常の防犯カメラを設置しようとすると配線や映像のチェックなど面倒なことが多く、なかなか導入に踏み切れません。
ウェブカメラはネットに接続可能なため、撮影している映像がネット経由でスマホやパソコンで気軽に確認可能です。音声を確認できる種類もあるため、状況を詳しく確認できる上に、配線工事なのも不要なのはとても魅力的です。
留守番中のペットや子供の様子を見るために使う
室内に設置すれば自分の留守中で合ってもスマートフォンから自宅の映像を確認可能です。たとえば子供がしっかり帰ってきているか、元気に生活しているか、ペットがいたずらをしていないかなどもチェックできますので、外出中も安心でしょう。
マイクやスピーカーを搭載している機器であれば、電話が使えない子供だったとしても外出中にテレビ電話のように、コミュニケーションを取れますので、子供がさみしい気持ちになるのを緩和可能です。
Web会議や動画配信で使う
ここ数年で使用されることが多くなってきたのは、ビジネスシーンでの利用です。「出張して顔を見ながら会議をしたいけど、どうしても時間があわない。」そんなときには、インターネット会議システムとウェブカメラを使用して会議を実現できます。
出張費や出張に必要な時間も削減できますし、その分を他の仕事に時間を使えるため魅力的です。
おすすめのウェブカメラの選び方
画素数で選ぶ
『画素数』はよくスマートフォンのカメラなどで目にする機会が多いと思いますが、数字が大きければ大きいほどきれいな映像を撮影できます。ただし画素数が高ければ高いほど、動画のサイズが大きくなりますし、カメラの価格も高額になっていきます。
もし細かい映像が必要ではなく、きちんと顔を確認できればよいのであれば、約100万画素以上あれば問題なく利用できるでしょう。用途をしっかりと考え、それに合った画素数の製品を選ぶことで満足度の高さにつながります。
フレームレートで選ぶ
『フレームレート』は一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、1秒間に何回動画中の画像が更新されるか?という指標になります。フレームレートが高ければ滑らかになりますが、逆に低ければカクカクとした映像になります。
ストレスなく動画を楽しむ場合には30fps程度が必要で、一般的にそのあたりの製品がボリューム層です。一方で、動きがそれほどなく最低限の映像が確認できればいいのであれば、15fps程度のリーズナブルな価格帯をおすすめします。
マイク・スピーカーの有無で選ぶ
ウェブカメラの中には、映像だけでなく音声をやり取りする機能が搭載されているものもあります。もし内蔵されていない場合にはヘッドセットを利用することで、コミュニケーションを取れますが、一人しか使用できないの難点です。
ウェブカメラ自体に内蔵されていれば、複数人で使用できますし追加で購入が必要なものもありません。家にいる子供と簡単にコミュニケーションが取れるので、安心して外出できるでしょう。
設置方式で選ぶ
ウェブカメラの設置方式は、『スタンドタイプ』と『クリップタイプ』に大きく分類できます。それぞれ、用途に合わせて便利な方を選択しましょう。
『スタンドタイプ』は平らな所に置いて使います。また『クリップタイプ』はパソコンの上部などにクリップで挟んで取りつけをします。仕事などで使う場合には、ノートパソコンと一緒に持ち歩いたりできる『クリップタイプ』がおすすめですが、自宅用など場所を固定しておく場合には『スタンドタイプ』の方が安定感もありますし便利です。
価格で選ぶ
ウェブカメラを選ぶときに重視したいのはその価格です。搭載されている機能や映像のきれいさ、フレームレートに応じて価格は大きく異なり、1万円台のエントリーモデルから、2万円を超えるハイエンドモデルまでありますので、自身の用途に合わせたものを選択しましょう。
映像がきれいで、滑らかに動くものが魅力的に感じられるかもしれませんが、実際に使用する際のことを意識して、必要最低限な機能をもった製品を選ぶのがおすすめです。
メーカーで選ぶ
ウェブカメラはこれからも需要が伸びてきていますので、多くのメーカーが参入してきています。もし同じようなスペックの製品で迷った場合には、メーカーを基準にして選択するのもよいでしょう。
『Panasonic』などの大手電機メーカーに加えて、PC関連に強い『Logicool』や『ELECOM』、『BUFFALO』に『I・O・DATA』などの有名どころが大きな勢力を誇っています。他にもメーカーはありますので、あえて今まで知らなかったメーカーを選択してみてもよいでしょう。