日々の生活の中で不足しがちな栄養素を補える『サプリメント』。
健康維持や美容にも効果を発揮します。DHCや小林製薬など大手メーカーから数々のサプリメントが発売されているので、どのサプリメントを選んだらよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
メーカーによって配合されている成分が異なるため、使用目的に合わせて選ぶのがポイントです。そこで今回はサプリメントの選び方を詳しく解説していきます。おすすめのサプリメントをランキング形式で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
サプリメントとは
「サプリメント」とは、アミノ酸やビタミンC など健康増進や維持に役立つ成分を濃縮し、カプセルや錠剤状にしたものです。サプリメントは薬ではなく、健康食品に分類されます。足りない栄養素を補給する役割を担うのがサプリメントです。
外食が多い方や、自炊をしない方は、必要な栄養素が不足しがち。そんなときにサプリメントを服用して足りない栄養素を補うと、健康維持や改善が期待できます。日本のみならず、海外でもさまざまなサプリメントが発売されているので、自分に適したサプリメントを選ぶのがポイントです。
サプリメントと薬の違い
「サプリメントと薬」の大きな違いは、配合する成分の含有量です。薬は病気を治したり予防したりするために一定の含有量を規則に則って配合します。一方サプリメントは、基本的に健康な人が摂取するものです。
劇的に症状が治まったり、完治したりすることはありません。薬が病気を治す医薬品に対し、サプリメントは健康をサポートする食品に分類されます。そのため同じビタミンCでも薬局で誰もが購入できるサプリメントと、医師の処方がないと受け取れない薬では含有量が異なります。
サプリメントのおすすめの飲み方と注意点
ビタミンB
「ビタミンB」は疲労回復や生活習慣病の予防に効果があると言われています。
ただしビタミンBは水溶性ビタミンに分類されるため、1度に吸収できる量が決まっており、摂取量には気をつけなければなりません。にんにく注射にも使用されるビタミンBは活力の元となる成分なので、夜に摂取すると眠れなくなることも。
そのため100mgを上限として、朝の空腹時に摂取するのがおすすめです。多くの量を摂取すると、頭痛や神経障害を引き起こす危険性もあるので、注意してください。
ビタミンC
「ビタミンC」は日々の生活で欠かせない栄養素の1つです。最近ではがんや動脈硬化の予防が期待できることから医学界でも注目されています。
またシミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑える効果もあり、化粧品にも多く含まれる成分です。ビタミンCは、ビタミンBと同じく水溶性ビタミンに分類されます。そのため1度に腸で吸収できる摂取量が決まっており、目安は250mgです。
ビタミンCは1度にたくさん摂取しようとせず、メーカーの目安量を何回かに分けて摂取するのが効果的です。
ビタミンD
「ビタミンD」は骨を丈夫にするために欠かせない栄養素です。世界的にビタミンD不足が問題視されていますが、特に日本人のビタミンD摂取量は低いとされています。
ビタミンDが不足すると骨がもろくなり、骨軟化症になることも。きのこ類や魚に多く含まれるビタミンDですが、毎日必要量を摂取することは難しいためサプリメントで補うのもおすすめです。ビタミンDは脂肪分と一緒に摂取すると効果的とされています。そのため1日の中で1番ボリュームのある夕食前後に摂取すると効果的です。
カルシウム
ビタミンDと同じく骨の健康状態を維持するために欠かせない「カルシウム」。牛乳などの乳製品や干しえび、小魚などの魚介類に多く含まれます。カルシウムが不足すると骨がもろくなったり、神経や筋肉が興奮して痙攣を起こしたりすることも。
ただし取りすぎには注意です。摂取しすぎると高カルシウム血症を引き起こし健康を害することから、18歳以上の男女は1日上限2,500㎎と決められています。またカルシウムは鉄や亜鉛と一緒に摂取すると吸収率が落ちるので、鉄や亜鉛とは別の時間帯で摂取するのが効果的です。
鉄
「鉄」は赤血球を作るヘモグロビンの材料で、血液に酸素を運ぶ役割を担います。鉄分が不足すると貧血になったり、疲れやすくなったりするため、健康な体作りに欠かせないミネラルの一種です。
ただし摂取しすぎると胃腸障害を引き起こす原因ともなるので、バランスや適量の摂取が大切。また鉄はオレンジジュースと一緒に飲むと吸収率が高まるのでおすすめです。鉄は空腹時に飲むと吸収されやすいと言われています。そのため鉄を摂取するタイミングは、朝食前に飲むとよいでしょう。
DHA・EPA
中性脂肪を下げる効果が期待できる「DHA」・「EPA」は、ダイエットサプリメントとして数多く発売されています。マグロやサンマ、イワシなどの青魚に多く含まれるDHA・EPAですが、近年魚を食べない日本人が増えてきているため不足しがちな栄養素の1つです。
DHA・EPAは脂肪分を含んだ食事と一緒に摂取するのが効果的と言われています。また消化しにくいため、就寝前や運動前は避けて摂取するのがおすすめです。