『クレンジング』は美肌になるために重要です。スキンケアをするためにクレンジングを見直そうと考えている方も多いでしょう。
しかしクレンジングは正しいものを選ばないと、逆に肌荒れを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
今回はクレンジングの中でも、最近ドラッグストアでも気軽に購入できる『プチプラクレンジング』が増えてきたので、おすすめ商品も紹介します。正しいクレンジングで美肌を手に入れられるので、ぜひ参考にしてください。
そもそもクレンジングとは
『クレンジング』とは化粧品を落とすために使われる専用の洗顔料のことです。通常の洗顔料は皮脂や汗、肌に付着した汚れを落とすためのものです。一方でクレンジングは毛穴につまった化粧品や角栓・黒ずみを落とすために使用されます。
今回はクレンジングでも『プチプラ』とよばれるものを紹介していきます。ちなみに『プチプラ』とは、安価で手に入るコスメのことで、プチ・プライスの略称です。
ドラッグストアでも気軽に、安価で品質も高いプチプラクレンジングを購入することができるようになりました。通常の洗顔料では落とせないような、毛穴の化粧汚れを安価な価格で洗浄できるのでチェックしてみてください。
プチプラで手に入るおすすめのクレンジングの種類
クレンジングにはオイルタイプのものから、ジェルやクリームなどさまざま種類が存在します。洗浄力もそれぞれ違い、肌のタイプによって使い分けることが大切です。以下それぞれ紹介します。
クレンジングオイル
『クレンジングオイル』とはオイルを主成分にしたクレンジングです。強力な洗浄力が特徴。化粧品に使われている油分と結びつくので、落ちにくいメイクでもきれいに落とせます。しかし洗浄力が強すぎるため、乾燥や肌のツッパリを感じることがあります。しっかりメイクの方にピッタリですが、乾燥肌の方は保湿するなど対策を施しましょう。
クレンジングジェル
『クレンジグジェル』は水性のものと油性のものがあります。油性のであれば、洗浄力はクレンジングオイルと同じくらい強いです。質感がやわらかい特徴があり、肌をこすっても傷がつきにくくいので、肌にやさしいクレンジングといえるでしょう。
クレンジングクリーム
『クリームクレンジング』はクリーム状のクレンジングです。水分が豊富なので保湿効果が高く、乾燥肌の方にピッタリ。空気が乾燥している冬に使うのもよいでしょう。ただし洗浄力はクレンジングオイルと比較すると低いです。
クレンジングミルク
『クレンジングミルク』は乳液のようになめらかなクレンジングです。保湿力が高く乾燥肌や敏感肌の方でも安心して使えます。洗いあがりがしっとりしているので、肌のツッパリを気にすることがありません。しかし洗浄力はクレンジングの種類のなかでも低いです。毛ナチュラルメイクの方が使うとよいでしょう。
クレンジングローション
『クレンジングローション』は化粧水のようにサラサラした特徴を持つクレンジングです。オイルはふくまれていませんが、洗剤にも使われる界面活性剤が使われているため洗浄力が高いです。脂性肌の方にピッタリ。しかし界面活性剤は洗浄力が強すぎるので、乾燥肌の方や敏感肌の方は注意しましょう。
クレンジングバーム
『クレンジングバーム』は取り出すと固形で固まっていますが、肌になじませると溶けてオイルに変化します。洗浄力が高く洗いあがりもしっとり。乾燥肌や敏感肌の方でも使えるオイル系のクレンジングです。
シートタイプクレンジング
『シートタイプ』のクレンジングは、シートでふき取ってメイクを落とします。水で洗い流す必要がないので、外出先でも便利。しかし肌をこすってしまうので、摩擦によるダメージがあります。洗顔できる状況にない場合や疲れているときに重宝するクレンジングです。
プチプラクレンジングのおすすめの選び方
『プチプラクレンジング』のおすすめの選び方は、自分のメイクをしっかり落とせるものを選ぶということです。メイクが残っていると毛穴がつまり、肌にダメージをあたえて肌荒れの原因になることも。しっかりメイクを落とすためには、自分のメイクの濃さに合わせてクレンジングの洗浄力を選ぶことが重要です。
洗浄力は界面活性剤やオイルタイプのものが強いですが、肌の負担は大きいです。一方でクリームタイプやミルクタイプは洗浄力が弱いですが、肌への負担は小さいのが特徴。それぞれ特徴を理解して選ぶと、自分にあったクレンジングを選べます。
クレンジングを選ぶときは『クレンジングタイプ』と『成分内容』が大切
自分のメイクをしっかり落とせるクレンジングを選ぶには、クレンジングタイプと成分内容を把握することが大切。クレンジングタイプとふくまれている成分に注目しましょう。
クレンジングタイプがオイルや水のものは、界面活性剤や石油系の成分が使われています。洗浄力は強いですが、肌への刺激も強いので敏感肌・乾燥肌の方は要注意。エタノールや香料など添加物がふくまれているものも、敏感肌の方は気をつけましょう。
ミルクタイプやクリームタイプは洗浄力が弱い分、刺激が少ないので、敏感肌・乾燥肌の方でも安心。成分にセラミドやヒアルロン酸など、保湿成分がふくまれているものを選ぶのもよいです。
しっかり洗浄しても肌への刺激が少ないものがよい!
クレンジングは自分の肌のタイプとメイクの濃さにあわせて選択しましょう。クレンジングは肌の調子を決める大切な行為。洗浄力が強すぎると自分の肌を傷つけることになります。一方で洗浄力が弱いと、メイクが残って毛穴につまったりして肌荒れの原因になります。
まずは自らの肌タイプを見極めて、普段のメイクの濃さから判断しましょう。濃いメイクが多い方は洗浄力が強いもの、メイクが薄い方は肌への刺激を抑えるために、洗浄力が弱いもので十分です。
健康で美しい肌を作るためには、洗浄力は強くても必要な皮脂を残してくれる刺激が少ないものを選ぶことです。また使用後に化粧水を使うことで肌のダメージを軽くすることもできます。自分の肌タイプと普段のメイクから最適なものを選ぶのがポイントです。
敏感肌は低刺激のものから選ぶ
敏感肌の方は刺激が少ないクレンジングから選んでいくのがベスト。添加物がふくまれているものや、洗浄力が強すぎるものは、敏感肌の方にとっては逆効果になることがあるからです。
向いているものは、ミルクタイプ。ミルクタイプは油性成分が少ないので、敏感肌の方でも使いやすいです。乳液のようななめらかな質感で肌を潤してくれるので、乾燥肌の方にもピッタリ。
または無添加で自然由来の油性成分をふくんだクレンジングを使うと、肌への負担を減らすことができます。
しかしナチュラルメイクの方であれば、洗浄力が弱いミルクタイプでも十分ですが、濃い方の場合は洗い残しの原因に。対策として『アイメイクリームバー』とよばれるメイク落としで落としきれなかった部分を落とす方法があります。または他の無添加のクレンジング剤と併用するのもよいでしょう。
クレンジング以外の効果
クレンジングにはメイクを落とす以外にも、さまざまな美容成分がふくまれているものがります。自分にあったクレンジングを見つけたら美容成分にも注目してみましょう。特にクリームタイプのクレンジングは美容成分がふくまれている製品が豊富。
乾燥が気になる方は、ヒアルロン酸やセラミドがふくまれているクレンジングを選ぶと、肌の潤いを保てます。
他にも肌のくすみを防いだり、毛穴のケア、角質除去ができるクレンジングもあります。乾燥肌の方はヒアルロン酸やセラミド、ピーリングならビタミンC誘導体がふくまれているものがよいです。美容成分で魅力的なものがあるかチェックしてみましょう。
時短をしたいならW洗顔不要タイプを選ぶ
クレンジングは通常、W洗顔を必要とするものが多いので面倒です。しかしなかにはクレンジング剤のみで、洗顔まで完了させることができる製品も販売されています。仕事帰りで疲れているときに、W洗顔までするのは面倒なので非常に便利。
また洗顔を1回で終わらせられるのは、肌の負担を抑えられるメリットがあります。
しかしW洗顔不要タイプは洗いあがりのベタつきが気になることも。肌に洗い残しを感じるなら、しっかり2回洗ったほうがよいです。油分が残っていると、毛穴のつまりの原因になりニキビができることがあります。洗顔後に肌の調子をチェックして洗うか洗わないか判断しましょう。
バスタイプで使うときは濡れた手で使えるのがよい!
濡れた手でも使えるクレンジングならお風呂に入ったまま使えます。クレンジングは濡れた手で使うと成分が流れて、洗浄力が落ちたり、肌へのノリが悪くなります。
濡れた状態でも使えるなら、お風呂に入ったまま簡単に化粧が落とせるのでとても楽。
パッケージを見れば濡れたままでも使えることが確認できるので、チェックしてみましょう。
ただしオイルタイプのクレンジングだと、水と混ざるとどうしても洗浄力が下がります。普通のメイクなら問題ありませんが、濃いメイクの方や完璧にメイクを落としてすっきりしたい!という方は乾いた手で洗うとよいでしょう。
マツエクに対応しているか
マツエクをしている方の場合、クレンジングでマツエクが取れてしまうのではないか心配な方も多いはず。マツエクに使われる接着剤は油分弱いので、クレンジングで取れてしまうことがあります。
しかし植物性の油脂を使ったものなら、マツエクをしている方でも使えます。マツエクをしている方は、植物性のオイルを使ったマツエク対応のクレンジングを使いましょう。
ミネラルオイルを使用しているクレンジングを使うと、マツエクが取れてしまう可能性があるので、注意してください。
プチプラクレンジングを使うときの注意点
最後にプチプラクレンジングを使用する際に注意点について説明します。クレンジングは面倒ですが、肌の調子を左右する重要なスキンケアです。肌に負担をかけずに健康で美しい肌を維持するためにも、以下のポイントに気をつけるのが重要です。
・手をしっかり洗って汚れを落としてからクレンジングする
・濡れた手で使えないものもあるので、注意書きをチェック
・肌をこすらずのばすように使う
・ぬるま湯ですすぐ
・すすぐときに少しずつお湯を混ぜながら乳化させていく
以上5つのポイントに注意することで、美肌を作ることができるのでチェックしましょう。