クロスバイクは一般的に高価なものが多いです。しかし鍵が標準装備されていない場合も多く、防犯面が心配になります。
そこでおすすめなのがクロスバイク用の鍵です。強度が高く破壊されにくいものが多いので、安心して自転車を駐輪できます。今回は『クロスバイクの鍵』の選び方や特徴、おすすめ商品を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
クロスバイクの鍵のおすすめの選び方
種類で選ぶ
U字ロック
クロスバイク用の鍵の強度で一番強いのは『U字ロック』です。U字ロックは太くて硬いものが多く、切断するのが困難だからです。U字型の部品とバーの2点で構成されており、盗まれにくいのが特徴。
ただ自分が鍵を紛失した際は大変です。鍵をなくさないようにきちんと管理をしておきましょう。スペアキーも必須です。ロック強度は良いのですが、重さがあるので持ち運びには不便なのがデメリットです。
チェーンロック
『チェーン』を使用した鍵で、切断しにくくなっています。材質は硬度が非常に高い特殊鋼などを使っており、破壊されにくいのが特徴です。地球ロック(動かないものに固定する方法)がしやすいのが良い点でしょう。
チェーン部分は布やビニールのカバーで保護。この布も切断しにくい素材が多く使われています。チェーンの太さはさまざまで、太いものの方が切断されにくいです。その分重くなるので持ち運びが大変。使用するものによって選ぶのをおすすめします。
ケーブルロック
『ケーブルロック』は柔軟性のあるケーブルを使った鍵。小さくまとめられるので携帯性は抜群です。デメリットは細いものだと、かんたんに切断されてしまうこと。なるべくしっかりとした素材のものを選びましょう。長さは長いものが多く地球ロックもOKです。
ケーブルロックは単品で使用するより、U字ロックなどと併用するのがおすすめです。タイヤの前後2か所につけるのも良いでしょう。何重にもロックすることで安全度がさらに高まります。
ワイヤーロック
『ワイヤーロック』は先端に金具の付いたワイヤーを鍵に差し込む方法です。タイヤなどにくるくると巻きつけながら固定するのが一般的です。ワイヤーが丸まった形をしており、コイルのような形状のものもあります。
ワイヤーのは太めのものが安心です。ただダイヤル式の鍵の場合、太すぎると重くなってしまいます。全体的なバランスを考慮して選ぶと良いでしょう。後輪とフレームを連結して固定したり、ガードレールなどにフレームを固定したりして、がっちりロックするのがおすすめです。
トイレのような短時間の駐輪などといったロードバイクから目を離す時間が短い場合はこれで大丈夫でしょう。
折りたたみ式ロック
『折りたたみ式ロック』は鉄板などで補強したプレートを、連結させた鍵を指します。折り畳めるので収納時や持ち運ぶ際に便利です。見た目もスマートで使いやすいでしょう。ただ見た目ほど強固ではないので過信しすぎない方がよいです。
使用の際は折り畳んであるプレートを広げて、フレームとタイヤなどを連結します。フレームに鍵を直接取り付けられるものもあり、持ち運びをせずに済みます。特殊な素材で覆われており、フレームの損傷を防止。スタイリッシュに鍵を取り付けたい方におすすめです。
強度で選ぶ
クロスバイクなどのスポーツ自転車は高価なものが多いです。盗難に備えて鍵の強度は、一番にチェックしたいポイント。数ある鍵の中で最も強度が高いのは、U字ロックになります。頑丈で壊される確率が非常に低いからです。強度の強いロックが欲しい人はU字ロックを選ぶと間違いありません。
U字ロックとプラスしてワイヤーロックなども併用すると、さらに強度がアップします。ワイヤーロックを選ぶ際にもワイヤーの強度が高めのものを選びましょう。
持ち運びやすさで選ぶ
毎日使用する人などは持ち運びやすさもチェックしたいポイントです。持ち運びやすさで選ぶなら、細めのワイヤーロックがおすすめです。小さくまとめやすいものが多いからです。
ただワイヤーロックが細めのものは、単品で使うと切られるおそれがあります。適度な太さで硬度が高いワイヤーロックが最適です。持ち運ばなくて済むのは、本体に鍵を取り付けるタイプのもの。折り畳み式ロックがそれに当たります。自分に合った方法が続けやすいでしょう。
取り付け方で選ぶ
地球ロック
『地球ロック』とはフレームとガードレールなどを鍵で連結させるロック方法のこと。クロスバイクは軽いので鍵が付いていても、そのまま持っていかれるおそれがあります。地球ロックは地上の動かないものに固定をするので、盗難防止としては最強の方法です。
ポイントはタイヤの前後のフレームを動かないものとしっかり固定すること。地球ロックをするにはある程度の長さの鍵が必要です。U字ロックは短いため適していません。ワイヤーロックやチェーンロックなど、巻きつけるだけの長さがあるもので行いましょう。
単独ロック
『単独ロック』は1つだけの鍵でロックする方法です。メリットは1か所だけのロックなので、時間がかからないことがあげられます。たいていの自転車は単独ロックで済ませています。
ただクロスバイクなど高額で軽量の自転車は、単品だと盗難に狙われる確率が高いです。目の届く範囲での短時間の駐輪なら、単独ロックでもよいです。しかし長時間離れて駐輪する場合は、念のため複数の鍵を併用して使うのをおすすめします。時と場合によって使い分けると良いでしょう。
ダブルロック
『ダブルロック』は2つの鍵を合わせて使うロック方法です。複数の方が鍵の破壊に時間がかかるので、盗難防止策として有効になります。おすすめは強度の高いU字ロックとワイヤーロックなどを使用した地球ロックです。
ただ場所によってガードレールなど固定物がないところもあります。そんな場合は強度が高い鍵を2つは付けた方が良いでしょう。強度が弱いと何個付けても意味がないです。頑丈で壊れにくい素材や太さの鍵を選んでください。
施錠のタイプで選ぶ
鍵タイプ
『鍵タイプ』のよい点は施錠と開錠がかんたんな点。短時間の駐輪が多い場合は鍵タイプが便利でしょう。ピッキング対策も考えるならディンプルタイプの鍵もあります。ダイヤル式だと暗証番号を覚えるのが苦手な方におすすめです。
デメリットは何といっても鍵の紛失。細いワイヤーロックならワイヤーを切断すればいいですが、U字ロックの場合だとかんたんにいきません。太めのチェーンだと破壊するのに時間がかかるでしょう。
ダイヤルタイプ
『ダイヤル式』のメリットは鍵を持ち歩かなくてすむこと。ワイヤーロックの多くがダイヤル式となっています。鍵を持ち歩くのが面倒な方におすすめです。鍵を紛失する心配がないので安心でしょう。サイクリングなどで良く使用する方にも便利です。
デメリットは番号を忘れてしまうと解錠できない点。覚えやすい番号で設定するのが無難です。それでも忘れてしまいそうな人は、スマホなどで暗証番号を撮影しておくと良いでしょう。
機能で選ぶ
防犯アラーム
『防犯アラーム』がなるタイプの鍵はとくにおすすめです。盗難だけでなく、いたずら対策にも有効となります。高級モデルの場合、どんなに強固な鍵を付けても心配なもの。アラームが鳴るタイプの鍵だと、誰かが異変に気づくでしょう。
防犯アラーム用ロックは鍵そのものに、防犯用センサーが内蔵されています。ワイヤーロックなどに多いです。この場合ワイヤーの強度はあまり関係ありません。無理やり壊そうとすると大音量が鳴り響き、その音が抑制効果を発揮するからです。これから鍵を購入する方にぜひ、おすすめします。
クロスバイクの鍵のおすすめメーカー
INBIKE
『INBIKE』はスポーツ衣料や自転車アクセサリーなどの商品を、幅広く展開しているメーカーです。自転車の鍵もさまざまな商品を販売。スタイリッシュな折り畳み式ロックなど、強度が高い製品を提供しています。
ABUS
『ABUS』はドイツのセキュリティメーカー。ヨーロッパでトップレベルのロックブランドとして有名です。一流の鍵を生産することに強いこだわりを持っています。鍵の種類もさまざまでチェーンロックやU字ロックなども性能の高い商品が多いです。
DOPPELGANGER
『DOPPELGANGER』はオートバイや、自転車のウェアやアクセサリーを販売しているブランドです。ラインナップも豊富でスタイリッシュで強固な鍵がたくさん。コンクリートに設置して自転車と連結する常設型の鍵など、個性的な商品もあります。
crops
『crops』は神戸市にある自転車やオートバイ用の周辺部品を企画開発している会社です。セキュリティーシステムを鍵の機能に搭載。アラームが鳴るタイプのものもあり、最先端の技術に定評があります。