自宅で手軽にスペシャルケアができるとして人気の『パック』は、どんなものを使っていますか?パックにはシートタイプやクレイタイプなど様々な種類がありますが、選び方や使い方が違うと、美容効果も変わってくるんですよ。
今回は『パック』の種類やおすすめの選び方をはじめ、上手な使い方についても詳しく説明していきます。またおすすめのアイテムについてもランキング形式でご紹介しますので、ぜひ購入する際の参考にしてください。
パックのおすすめの選び方
タイプを選ぶ
シートタイプ
パックといえば『シートタイプ』を思い浮かべる人も多いほど、シートタイプはパックの定番アイテム的な存在です。
コットン素材などでできたシートは、すでに顔にフィットするような形状にカットされているものが多く、使い勝手が抜群。シートには化粧水や美容液などたっぷりの美容成分が浸されており、顔に乗せるだけで手軽に保湿ケアができるのが嬉しいポイント。
とくに乾燥する季節の保湿ケアや日頃から乾燥が気になる方におすすめのアイテムです。
クリームタイプ
『クリームタイプ』のパックは、こっくりとしたクリーム状なので保湿力が高いのが特徴です。使い方としてはクリームを乾燥やシワなどの気になる部分や顔全体に塗ったあと、時間をおいてから洗い流すか拭き取って使います。
クリームタイプは刺激の少ないマイルドなものが多く、保湿力が高いのが魅力。シートマスクだけでは保湿が足りないと感じている方や、シワやくすみが気になる方などアンチエイジング効果を求めている方にもおすすめです。
クレイタイプ
『クレイタイプ』はミネラルが豊富な泥や海藻の成分などが含まれているものが多く、角質ケアをしたい方におすすめです。角質の気になる部分をスクラブして洗い流すものや、乾いてから剥がすタイプもあります。
毛穴の汚れを吸着し古い角質を除去してくれるため、使ったあとはむきたまごのように白くつるんとしたお肌になれるのが魅力。顔のごわつきやガサガサが気になっている方や毛穴の黒ずみ、にきび、くすみを解消したい方に最適です。
ジェルタイプ
『ジェルタイプ』のパックはクレイタイプのように洗い流したり、シートタイプのように剥がすのが面倒な方におすすめです。寝る前にジェルを塗ってそのまま放置しても大丈夫なものが多いため、寝ている間にスキンケアしてくれるのが嬉しいポイント。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分を配合したジェルタイプが多いため、化粧水やシートマスクだけでは保湿が足りないと感じている方や、寝ている間にしっかりとエイジングケアしたいと考えている方におすすめです。
炭酸パックタイプ
『炭酸パック』には二酸化炭素である炭酸ガスが含まれており、肌に二酸化炭素を送り込むことで酸欠状態にさせます。酸欠状態になったお肌は酸素を取り込もうと血流を促進するため、肌を活性化して血行がよくなるのがメリットです。
炭酸パックを使うと肌の新陳代謝が盛んになり、古い角質を除去することができるため、ごわつきが気になる方やお肌をキュッと引き締めたい方、色白になりたい透明感をアップしたい方におすすめです。
肌質で選ぶ
乾燥肌
どの種類のパックがよいのか悩んだときには、自分の肌質を基準にして選ぶのがおすすめです。とくに『乾燥肌』の方は、シートタイプよりもさらに保湿力の高いジェルタイプが向いています。
ジェルタイプはヒアルロン酸やコラーゲンをはじめ、セラミド、プロテオグリカンなどの高保湿成分が含まれていることが多いのが特徴です。
プルプルとしたジェルは、顔に乗せるとすぐに浸透してベタつきにくく、洗い流す必要のないものもあるため、寝ている間に保湿ケアまでできます。
敏感肌
肌の調子が不安定な方やかぶれやすい方、『敏感肌』の方はなるべく刺激の少ないパックを選ぶことが大切です。
とくに炭酸パックタイプは、炭酸ガスの刺激によりピリピリと感じて、赤みが起きてしまう可能性があります。またクレイタイプは古い角質を除去する際に、必要な角質まで傷つけてしまう場合があるため注意が必要です。
国産の製品や無添加のもの、ドクターズコスメのものを選ぶなど、初めて使う商品の場合は低刺激なタイプから試してみるのがよいでしょう。
脂性肌
テカリやすい方やにきびができやすいといったトラブルが多い『脂性肌』の方は、素肌をクリアにしてくれるクレイタイプや炭酸パックなどを選ぶのがおすすめです。
毛穴の汚れを除去してくれるクレイタイプは、古い角質や汚れ、雑菌を除去してにきびや吹き出物ができやすい状態を改善してくれます。また炭酸パックは、血行を改善しターンオーバーを正常化してくれたり、毛穴を引き締めてくれるためテカリやすい方にぴったりです。
成分で選ぶ
保湿成分
乾燥しやすい季節やもともとごわつきやすい乾燥肌の方は、『保湿成分』を重視してパックを選ぶようにしましょう。とくに肌のうるおいを保ってハリを与えるコラーゲンと、水分を抱え込み細胞のクッション的な役割をしてくれるヒアルロン酸は代表的な保湿成分です。
さらにコラーゲンとヒアルロン酸の産生を促すほど高い保水力を持つプロテオグリカンや、肌のバリア機能を守りながら水分を保持するセラミドも人気があります。
美白成分
肌のくすみやシミが気になる方や肌に透明感をアップしたい方は、美白成分を重視してパックを選ぶのがおすすめです。
なかでも抗酸化作用がありメラニン生成を抑制するビタミンCや、シミを未然に防いで肝斑にも効果のあるトラネキサム酸に人気があります。
また肌の漂白剤ともいわれる美白力が強めのハイドロキノンや、肌の修復をサポートしてクリアな肌にしてくれるプラセンタなどもあり、自分の肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。
アンチエイジング成分
年齢とともにたるみやシワが気になる方は、『アンチエイジング成分』に注目して選びましょう。なかでも年齢とともに減少する成分であるコラーゲンとヒアルロン酸が人気です。
コラーゲンはうるおいとハリ感を高めてくれ、ヒアルロン酸は水分と結合しクッション的な役割を担うため、シワを改善するなどの効果が期待できるのが嬉しいポイント。
またコラーゲンの産生を促進してシワやたるみを改善してくれるビタミンCや、肌のターンオーバーを促進してくれるプラセンタも抗酸化作用が高くおすすめです。
使用頻度で選ぶ
パックに配合されている成分を重視して選ぶだけではなく、自分がどのくらいの頻度でパックを使うのかも考えて選びましょう。
パックを毎日使いたいのであれば、枚数がたくさん入っているシートタイプのものや大容量のジェルパックなど、内容量を重視して選ぶのがおすすめ。また週1回や月に数回のスペシャルケアとして使うのであれば、内容量を気にせず少し贅沢なアイテムを選ぶのも特別感があって気分も上向きになります。
使いやすさで選ぶ
パックを購入したものの、実際に使ってみると思っていたのと違って使いにくいということがあります。使いにくいと無駄になってしまうことがあるので、事前に使い方を調べておくことが大切です。
例えば顔に付けやすいのか、剥がすタイプか洗い流すタイプなのか、拭き取りが不要なのか、パックをする時間はどのくらいかかるのかなどをしっかりと確認しておきましょう。また購入する前に口コミなどをチェックしておくと安心できます。
コスパのよさで選ぶ
パックを選ぶときには配合成分や使い勝手はもちろんのこと、コスパも忘れてはいけません。毎日のお手入れに使うものなので、続けられる値段なのかどうかは気になるところです。
パックの使用頻度が高いのであれば、コスパのよい低価格のものを中心に選ぶのがお財布に無理がなくてよいでしょう。いつもは安めのパックを使っていても、たまにはスペシャルケアとして高級なパックを使うのも、自分へのご褒美としておすすめです。
パックのおすすめの使い方
使用前あとの保湿
パックを使う前には一通りスキンケアをして、肌の状態を整えておくことが大切なポイントです。
とくにメイクを落として洗顔をしたあとには、しっかりと化粧水で保湿をしておきましょう。たっぷりと保湿をしておくことで、パックに含まれている美容成分もさらに浸透しやすくなります。
またパックを使用したあとにも、肌に浸透させた美容成分が蒸発していかないように、油分を含んだ乳液やクリームなどでしっかりと蓋をすることが重要です。
使用時間を守る
パックを使うときには決められた使用時間を守ることが大切です。肌に美容成分を浸透させたいからといって、決められているよりもかなり長い時間の使用は控えなくてはいけません。
例えばシートタイプのパックを何十分も顔に乗せていると、乾ききったシートパックが顔の水分を吸い上げてしまい乾燥がひどくなったり、クレイパックでなんどもマッサージしすぎて肌を傷つけ炎症を起こすといった可能性もあるのです。
使用期限を守る
パックを使うときには使用時間はもちろん、使用期限も守ることが大切です。化粧品は未開封の場合は3年間、開封済みの場合には1〜3ヶ月が使用期限とされています。
使用期限が切れたものを使うと、肌が赤くただれたりヒリヒリと炎症を起こしてしまう可能性があるため、パックは一度開封した場合には長くても3ヶ月以内に使い切りましょう。
また保管場所についても、高温多湿の場所に置いておくと成分が変化して変色したり劣化する可能性があるため、冷暗所に保管するのがおすすめです。