普段当たり前のように使っている『食器棚』。いざ新しい食器棚を買いたいとなると選ぶのに迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
この記事ではそんな食器棚の選び方や選ぶときの注意点などを、詳しく解説していきます。食器棚の購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
食器棚の種類
カップボード・キッチンボード
食器棚は、おおよその分類として、『カップボード』と『キッチンボード』の大きく以下の2つに分けられます。
カップボード
お皿やカップなどの食器を収めるための食器棚です。
キッチンに置くというよりは、ダイニングなどで物置と食器を分けて収納したい方におすすめのタイプです。
キッチンボード
電子レンジや炊飯器なども一緒に収められる食器棚です。
キッチンボードの中でも、ダイニングに設置する飾り棚のようなものは『ダイニングボード』と呼ばれています。
レンジ台
電子レンジや炊飯器を置くためのレンジ台は、写真のように食器を収納する部分が少なく戸も付いてないタイプが多いです。
食器類があまり必要でなく、空きスペースを使って電化製品などを収納したい1人暮らしの方などに向いています。
ロータイプの棚
食器棚で人気が高いのが『ロータイプ』で、おおよそ100cm以下の食器棚のことです。
圧迫感がなく部屋が広く見える上、壁などの装飾がおしゃれに飾れるインテリア面でのメリットが挙げられます。ほかにも天板の上に電子レンジや炊飯器収納棚などを置けたり、天板の上をディスプレイスペースにできたりするなど嬉しいポイントも多数存在。
デメリットとして挙げられるのは収納量が少なく、収納位置も低いなど、少々実用性の面で不安な点が残ることでしょう。
おすすめの食器棚を選ぶ最適な基準
棚の大きさ・高さで選ぶ
明確な基準があるわけではありませんが、食器棚は高さによって次の3種類に分けられます。
・ハイタイプ:天井くらいの高さがある食器棚
・ロータイプ:おおよそ100cm以下の高さの食器棚
・ミドルタイプ:ハイタイプとロータイプの中間くらいの高さの食器棚
大事なポイントは奥行きです。戸や窓を開閉するタイプや、棚板を引き出すタイプのものは、その分のスペースも確保する必要があります。棚板の奥行きが深すぎると、食器類が取り出しにくくなってしまいます。
棚のデザインで選ぶ
食器棚のデザインはシンプルな木目調、北欧風のモダン系・ナチュラル系・アンティーク調などさまざまです。キッチンの間取りや壁の色などお部屋のデザインと馴染むよう、しっかりと頭の中にイメージを作っておきましょう。
おすすめの食器棚でも注意するポイント
自宅に設置できるかどうか
設置場所が決まったら寸法を測ります。戸や窓の開閉、引き出しを開けられるスペースの有無もこのときに確認しましょう。生活するための導線スペースを確保する必要があります。
自宅の入口を通過できるかどうか
食器棚を購入して自宅の中に搬入する際に、食器棚が入口を通過可能かを測ります。集合住宅の場合は、自分の部屋の入口だけでなく建物の入口や共用スペース、階段やエレベーターも通過可能か測りましょう。
入口からの搬入が難しい場合は部屋の窓からの搬入となりますが、立地の条件などで搬入ができない場合もあるので注意してください。
自分の生活や将来を想定して選ぶ
家族が増える場合や引っ越す場合には、新しい環境に適した食器棚に買い替える必要が出てきます。
たとえば引っ越しが多い方は、価格が安く小さい食器棚を購入するのがおすすめで、持ち運びやすかったり、環境が変わるつど見直していったりと柔軟に対応できるものが使いやすいでしょう。
一方で引っ越しはしなくとも今後家族が増えそうな方は、価格が高くても大きめで長年使用できる食器棚がおすすめです。
食器棚でおすすめできるブランド一覧
LOWYA (ロウヤ)
ネット通販専門の家具屋でシンプルで高級感のあるスタイリッシュなデザインが多いです。ネット通販専門で店頭の商品に比べて低価格な点も魅力的です。
モダンデコ
明るい色の木製が中心で、上質な国産天木を使用して作られています。省スペースにつながるコンパクトなサイズが多いです。
イケア
北欧風の家具をたくさん販売しているスウェーデンの家具量販店です。ひとつの商品のサイズバリエーションが豊富で、自由にカスタマイズできます。自分で塗装できる商品も販売されています。公式サイトでは完成品のネット通販もしているので、時間を節約したい方にもおすすめできるメーカーです。
ニトリ
『お値段以上』の通り多くの商品がコストパフォーマンスにたいへん優れています。カラーバリエーションは少ない一方、シンプルなデザインでサイズバリエーションは豊富なのが特徴です。