ベッドの上でも食事や事務作業ができる『ベッドテーブル』は、病気や怪我で療養中の人や介護が必要な人にとってとても便利なアイテムです。ベッドの上にちょっと物が置ける場所があると、お世話をする人にも役立ちますよね。
ベッドテーブルにもさまざまな種類があるので、使い勝手を考えて欲しい機能を確認しなければなりません。今回は、ベッドテーブルの種類や選び方と共に、おすすめのベッドテーブルをランキング形式でご紹介します。
ベッドテーブルとベッドサイドテーブルの違いとは
ベッドテーブルいうとベッドの横に設置されている小さなテーブルを思い浮かべる人も多いのですが、ベッドの横に設置されているテーブルはベッドサイドテーブルという種類で、ベッドテーブルとはまったく違うものです。
ベッドテーブルはベッドの上に設置するタイプのアイテムで、ベッドの上でも食事や勉強、ノートパソコンなどを広げて仕事をすることができます。リラックスした体制での作業が可能なことから、最近では日常生活での使用を目的として購入する人が増えています。
ベッドテーブルをおすすめする理由
ベッドテーブルをおすすめする一番の理由は、『設置のしやすさとスペースの有効利用』です。作業用のテーブルを個別に設置するためにはある程度のスペースを確保しなければなりませんが、ベッドテーブルなら場所を取らずにワークスペースを作り出せます。
使用目的に合った高さや大きさのベッドテーブルを選べば、ベッドの上があっという間にプライベートなワークスペースへ大変身。折りたたみ式で収納しやすいタイプもありますので、ライフスタイルや使用頻度を考慮して、自分好みのベッドテーブルを選んでみましょう。
ベッドテーブルの種類
ハイタイプ
『ハイタイプ』のベッドテーブルとは、床面から腰辺りまでの高さがありベッドと同じ幅の天板がついてるものです。ベッドの上に座った状態で使うことが可能で、天板も広いことからデスクワークなどに向いています。
足にキャスターがついていると移動させるときにも便利で、寝る体制の邪魔をしません。高さ調節機能つきなら好みの高さに合わせられるので、その日の体調や作業内容、使う人の体格などさまざまな条件を満たすことができます。
ロータイプ
『ロータイプ』のベッドテーブルとは、低めの位置に天板があり寄り掛かった状態で使用するタイプのものです。介護アイテムとして使用されることも多く、リクライニングで低い位置に起き上がった人の食事の際にも活躍します。
介護以外でも、リラックスソファに横たわったままパソコン作業をしたり、タブレットを置いて動画を楽しむといった使い方もあります。小さめなので場所も取らず、好きな場所で使用できるのが嬉しいベッドテーブルです。
サイドテーブルとしても使えるタイプ
サイドテーブルとしても使えるタイプは、ある程度の高さがあり天板が小さいのが特徴です。ベッドに横たわったままちょっと物が置けるスペースがあると、外した眼鏡やアクセサリーなどを置くのにも便利ですよね。
折りたたみ式や持ち運びしやすいものもあり、自分の使い方に合わせて選ぶと使い勝手も広がります。ベッドサイドテーブルほどの大きさは必要ないけど、ちょっとした小物を無くさないように一時的に置く場所が欲しいという人におすすめです。
ベッドテーブルのおすすめの選び方
天板のサイズで選ぶ
ベッドテーブルの『天板サイズ』は、作業目的によって選ぶとより快適に使用できます。たとえば本を読んだり食事をとる程度ならあまり大きいサイズは必要ないですが、仕事の資料を広げたりパソコン作業をするのであれば、ある程度の広さが必要になってきます。
作業目的に合わないサイズの天板は、使い勝手が悪くなったり大きすぎて邪魔になることもありますので、一番重要な使用目的をはっきりさせてそれに合ったサイズの天板を選ぶようにしましょう。
角度が調整できるかどうかで選ぶ
ベッドテーブルは楽な姿勢で使えることが魅力の一つなので、テーブルの角度調整ができるかどうかも重要なチェックポイントです。リクライニングやヘッドレストにもたれて作業をする場合、ベッドテーブルも角度調整できた方がよりフィットして楽になります。
とくに身体が不自由な人の場合、天板の角度を調整できる方が使い勝手もよく身体も楽になりますので、リラックスした姿勢での作業を求める人は角度調整ができるベッドテーブルを選んでみましょう。
高さの調整ができるかどうかで選ぶ
ベッドテーブルの高さ調整ができると、使う人の姿勢や体格に合わせられるのでより楽な作業ができます。たとえば起き上がるのが難しい人は低い位置の方が身体も楽ですし、食事をしたり書類を書いたりするのならある程度の高さが必要ですよね。
高さ調節ができると、その日の体調や気分だけではなく作業内容によってベストな位置に合わせられるので、複数の目的でベッドテーブルを使用する人は高さ調節できるタイプを選ぶようにしましょう。
持ち運びのしやすさで選ぶ
『ベッドの上でいつも作業をするわけではない』『状況に合わせて取り外しできた方がよい』という人は、持ち運びしやすいタイプのベッドテーブルを選んでみましょう。
折りたたみ式だと収納場所にも困りませんし、思いついたときにすぐ設置できるので大変便利です。持ち運びしやすいものなら高齢の方も扱いやすいので、使う人の年齢や設置場所、使用頻度を考慮して持ち運びしやすいかどうかをチェックしてみましょう。
デザインで選ぶ
ベッドテーブルも家具の一つですから、できればデザインにもこだわりたいところです。実はベッドテーブルは、その性質上あまりカラーバリエーションがありません。
カラーで選ぶのは少し難しいですが、機能性を重視したタイプや素材にこだわったタイプのものだと、思わず欲しくなるようなベッドテーブルをみつけることができます。せっかくならお気に入りのものを吟味して購入したいという人は、デザインや素材を確認して、長く使えるものを選んでみましょう。
ベッドテーブルのおすすめの使い方
勉強・PC作業で使う
天板が広くしっかりしたベッドテーブルは、勉強やパソコン作業にとても便利です。ワークデスクでの作業は、どうしても腰が痛くなったり前屈みで肩が凝ってしまいがちですが、ベッドテーブルなら楽な姿勢で長時間作業ができます。
また一人暮らしで自室が狭い場合、食事用とワークデスクの二つを置くことが難しいので、いつもテーブルが散らかってしまうと悩む人も少なくありません。作業ようのデスクが欲しいけど場所が無いという人は、ぜひ一度ベッドテーブルを試してみましょう。
介護・病気のときの食事で使う
ベッドテーブルは、介護や必要な人や病気で寝込んでいる人の食事にも大変便利です。身体が不自由だと食事のために移動することも難しいですし、かといって食事を置く場所がなければ自分で食べることもできません。
ベッドテーブルがあると、食事のために介護や看病が必要な人を移動させる必要がないほか、食事の介助もスムーズに行うことができます。介護や看病が必要な人の状態に合わせて、介助者が手助けしやすいベッドテーブルを選んでみましょう。