自由に用紙を挟み込み、自分好みのオリジナル手帳を作れる『システム手帳』。システム手帳は一年間で買い替える一般的な手帳と違い、中身を入れ替えることにより長年使用可能です。
この記事では、サイズやリング径、素材などのさまざまな観点からシステム手帳の選び方について紹介します。この記事を参考に自分に合ったオリジナルのシステム手帳を選んでみてください。
システム手帳のメリット・デメリット
メリット
システム手帳の一番のメリットはご自身の好きなようにカスタマイズできる点です。システム手帳は表紙部分にあたるバインダー、中身にあたるリフィルが別々に販売されているため自分好みに仕上げられます。
機能としてはスケジュールだけでなく、電卓なども搭載されているモデルもあるので、自分好みのシステム手帳を選べるでしょう。
デメリット
システム手帳では前述したカスタマイズできる点がデメリットになりうることもあります。別々に販売されているため便利ですが、使い慣れていないと扱いが難しいです。
またバインダーとリフィルをそれぞれ買わなければならないので、セットになっている普通の手帳よりも価格が高くついてしまいます。
おすすめのシステム手帳の選び方
サイズで選ぶ
B6サイズ
最も多く使用されているサイズがバイブルサイズとも呼ばれるB6サイズで、文庫本や聖書と同じサイズです。持ち運び安さと書き込み安さを両立しているサイズで、ビジネスシーンとプライベートシーンのどちらでも活躍できるでしょう。
利用者が多いのでカバーやリフィルの種類が多いのも特徴です。記入量がそこまで多くない方に最適でしょう。
A5サイズ
A5サイズは書き込めるスペースが多いのでビジネスシーンなどで、頻繁にメモを取る方や大量の分を書き込む方におすすめです。サイズがやや大きめなので、持ち運ぶ際にはビジネスバッグのようなキャパシティのある鞄に入れるとよいでしょう。
このサイズも利用者が多いのでカバーやリフィルの種類が豊富です。
ナローサイズ
ナローサイズは縦の幅がB6サイズと同じ180mmで横の幅が100mm未満のスリムなサイズで、スリムバイブルサイズとも呼ばれます。スーツのポケットや女性用の小さな鞄にも難なく入るのでモビリティを重視したい方におすすめです。
しかし利用者が少ないためB6サイズやA5サイズに比べると、カバーやリフィルの種類が少ないので注意しましょう。
ミニサイズ
ミニサイズには縦の幅が145mmで横の幅が100mmの『ミニ6穴』と、縦の幅が120mmで横の幅が80mmの『ミニ5穴』の2種類があります。ミニ6穴はハンドバッグなどに入れて持ち運びたい方におすすめで、ミニ5穴はポケットなどに入れて持ち運びたい方におすすめです。
ただし書き込めるスペースが少ないため頻繁にメモを取りたい方には不向きで、カバーやリフィルの種類が少ない点にも注意する必要があります。
リング径で選ぶ
システム手帳に挟む用紙は『リフィル』と呼ばれます。
一般的にバインダーのリング径が大きくなるほどリフィルの綴じれる枚数が多くなります。目安として『25mmで約200枚』、『20mmで約180枚』、『11mmで約65枚』、『8mmで約55枚』綴じることができますが、その分システム手帳の厚さが増してしまうため注意が必要です。
リング径を大きくして分厚い手帳のようなサイズに、はたまたリング径を小さくして大きめのリフィルを挟むことでスマートなサイズに、といったように自分の好きなカスタマイズができます。
なおリング径が大きくなるとリングが邪魔に感じてしまうことも多くありますので、分厚い手帳が好みの方はその点には注意しましょう。
留め具で選ぶ
システム手帳の留め具は、主に『ベルト式』・『スナップボタン式』・『留め具なし』の3種類に分けられます。
ベルト式
『ベルト式』にはベルトの長さが長いほどリング径を大きく、閉じる枚数を多くできます。
スナップボタン式
『スナップボタン式』は枚数を多くしてしまうと綴じれなくなることがあるので注意が必要です。
留め具なし
『留め具なし』の場合は容量を気にせずに綴じれますが、カバンの中で開いてしまったり、他の誰かに開けられてしまうといった問題もあります。また紐を巻くだけで綴じるようなおしゃれな留め具もあります。
素材で選ぶ
システム手帳の素材は大きく分けて『合皮』・『本革』の2種類に分けられます。
合皮
『合皮』には汚れづらく、汚れた場合でもすぐにふき取れるといった利点がありますが、湿度に弱くカビが生えやすいといった欠点もあります。
本革
『本革』は燃えにくい、裂けにくいといった耐久性の高さが売りですが、水に弱いといった欠点もあります。
ただ本革は耐久性が高く寿命が長いがゆえに、経年劣化を楽しめるといったポイントもあります。経年劣化した本革はヴィンテージ感も出てくるため非常におしゃれです。
収納力で選ぶ
収納力があるシステム手帳を選ぶとさまざまな面で活躍します。
たとえばペンホルダーが付いているシステム手帳は、常にペンを一緒に持ち運べるのでペンがないという心配にさらされることがなくなり、名刺ホルダーが付いているシステム手帳だといざというときに役立つでしょう。
用途で選ぶ
ビジネス
ビジネスシーンで使う場合には『スケジュール管理』や『タスク管理』、『アイデアメモ』などに役立つシステム手帳を選ぶとよいでしょう。
『スケジュール管理』では年・月・週・日・時間・分と細かく対応しているシステム手帳が便利で、『タスク管理』では自身のやるべきことがひと目でわかるシステム手帳がおすすめです。
プライベート
プライベートで使う場合には『スケジュール管理』や『チェックリスト』、『家計簿』などに役立つシステム手帳を選ぶとよいでしょう。
『スケジュール管理』では日々の予定などがひと目でわかるカレンダー形式のシステム手帳がおすすめで、『チェックリスト』は買いたいものや見たい映画をメモできるシステム手帳がおすすめです。
プレゼント
プレゼントとしてシステム手帳を渡す場合には受け取る人に合わせて選びましょう。サラリーマンに渡すならビジネスシーンで役立つシステム手帳、学生に渡すなら日々の予定を細かく書き込めるシステム手帳、彼女に渡すならデザインがかわいいシステム手帳などがおすすめです。
システム手帳のおすすめブランド一覧
レイメイ藤井
『レイメイ藤井』は本革を使用して作られた『ダ・ヴィンチ』が有名なブランドです。ビジネス向けのものが多く、他社のリフィルも使用できるため汎用性が高く人気のシステム手帳を多く取り扱っています。価格も幅広く安価なものから高価なものまであるため選びやすいでしょう。
本革からくる高級感、重圧感が抜群の雰囲気をまとっています。ビジネスシーンで使用するシステム手帳をお探しの方はレイメイ藤井を検討してみてはいかがでしょうか。
ノックス
『ノックス』は国産の牛革を使用したシステム手帳を扱っているブランドです。染め方や形状、薄さにこだわり、女性向けのデザインも多く取り扱っています。またさまざまなシリーズがあり、それぞれに同じデザインのペンケースやカードケースといったグッズかあるため、同じシリーズで集めてみるのも面白いでしょう。
システム手帳をビジネス、プライベートどちらも兼用での使用を考えている方はぜひノックスをご検討ください。
ジェイマム
『ジェイマム』は能率手帳を作ったブランドです。いまでも能動手帳を受け継いでいるNOLTYシリーズが有名です。プライベートでは使用しにくいですがビジネスシーンにおいては、どのシステム手帳よりも使いやすくどんなビジネスシーンでも対応できるでしょう。
ビジネスシーンだけではなく女性や主婦向け、職業、目的別にラインナップがそろっているため、どの手帳を選べばいいかわからないといった方は、ジェイマムで自分に合ったフォーマットやサイズのシステム手帳を探してみてはいかがでしょうか。
フランクリン・プランナー
システム手帳の中でも手の出しやすい価格帯が多く販売されているのが『フランクリン・プランナー』です。7千円のものから1万円代のものまで多く取り扱っています。安価だといってもカラーやデザインも豊富なため選びやすいでしょう。
タスク管理、独自のタイムマネジメントといったフォーマットやデザインが豊富のため、システム手帳を購入してみたいけどどれがいいのかわからない、といった方におすすめでしょう。
ヴイ・フォー・エム
『ヴイ・フォー・エム』は価格が安く使いやすいといった面で人気のブランドです。さまざまな種類のシステム手帳を使用してみたい、気分によって使い分けたいといった方は、コストパフォーマンスに優れたヴイ・フォー・エムのシステム手帳を使用してみてはいかがでしょうか。
こちらも初心者向けではありますが、その中でも女性が使いやすいカラーのものが多いため、おしゃれで可愛らしいものをお探しの方こちらのブランドを検討してみてください。