PCを最大限活用するうえで、重要な役割を担う『メモリ容量』。どれだけの情報をPCに保存できるかは、メモリの性能によって変わってきますし、メモリの限度以上のソフトを一度に使うことはできません。メモリ次第でPCの処理速度も変わってきますので、作業効率にも影響を及ぼすのは想像に難くないと思います。
今回はPCのなかで最重要要素の一つを担う『PCメモリ』の、購入前に確認するべき点や選び方を丁寧に解説していきます。厳選したおすすめ商品もランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
PCメモリの購入前には確認しておくべきこと
スロット数
メモリを購入する前に、必ず確認しておくべき点が『スロット数』です。
スロットとはメモリを設置する場所のことですが、そもそもスロットに空きがなければ新たにメモリを購入してもセットできません。メモリは単体で販売されているものもあれば、2枚で1セットの商品もあるので、空き状況の確認は必須です。
PCとの互換性を確認
メモリを購入する際は、必ず自分が使っているPCとメモリの『互換性』を確認してください。
基本的にはPCの説明書に、対応しているメモリの規格が記載されています。今市場に出回っているPCに合うメモリの規格はその多くが『DDR3』もしくは『DDR4』で、古いタイプの『DDR2』は対応不可となっています。
デュアルチャンネル・トリプルチャンネル対応か確認
メモリを選ぶ場合、8GBのメモリを2枚使い16GBにする、もしくは16GBのメモリ1枚で形成するといったパターンがあります。
種類によっては、『デュアルチャンネル』や『トリプルチャンネル』に対応している製品もあり、2枚1組もしくは3枚1組にした方がPCの処理速度がスムーズに行われる場合もあります。また1枚で購入するより2枚1組の方がお得に入手できる場合もあるので、出費を抑える意味でも確認はしておきましょう。
PCメモリおすすめの選び方
容量を用途で選ぶ
メモリを選ぶにあたって何の目的でPCを使うかによって選び方は変わってきます。つまり用途によって必要となるメモリ容量は変わってくるため、まずはその目的を明確にすることが大切です。用途に合ったメモリ容量などを紹介していきます。
4GB
一般的なビジネスシーンで使用されることが多いのが『4GB』のメモリです。WordやExcelなど、日常的な作業をPCで行うのであれば、4GBのメモリ容量で十分といえます。容量が小さい分価格も安いので、購入しやすい点も魅力です。
8GB
PCがサクサクとスムーズに動かないと悩んでいる場合、『8GB』のメモリを使うことで解決できることがあります。8GBのメモリはPCで動画を見たり、画像の編集やゲームを行う人に適した容量です。
16GB
PCでオンラインゲームを行ったり、動画視聴や編集をする人には、『16GB』のメモリがおすすめです。多くの人がプレイするオンラインゲームは使用する容量が大きいため、PCには大きな負担がかかります。16GBの容量があればPCの負担を軽減できるので、スムーズな処理が実現しストレスフリーでゲームを楽しめます。
32GB
PCメモリのなかでも大容量となる『32GB』であれば、4K動画の編集やオンラインゲーム、さらにCG作成などをスムーズに行えます。動画編集やゲームを生業とする方以外は基本的にオーバースペックとなりますので、注意しましょう。
ヒートスプレッダ・ヒートシンクの有無で選ぶ
メモリを選ぶ際、『ヒートスプレッダ』や『ヒートシンク』の有無を確認することも大切です。
メモリは熱を帯びてしまうので逃がす必要があり、それを実行するのが『ヒートスプレッダ』や『ヒートシンク』です。熱を帯びるとPCの動きが遅くなるため、冷却する機能は必須といえます。PCの動作が遅いと悩んでいる人はこの機能がついているか確認をしてみましょう。