スーツやビジネスシャツなどのフォーマルな衣類から、パーカーやTシャツといったカジュアルな衣類まで、さまざまな衣服のお手入れに欠かせない『アイロン』。衣類の種類によって、それぞれ最適なアイロンは異なります。
この記事ではそんなアイロンを選ぶ際に知っておきたい機能やチェックポイントを解説していきます。おすすめの商品もランキング形式でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのアイロンの選び方
タイプで選ぶ
スチームアイロン
『スチームアイロン』は学生用のシャツやビジネス用のシャツに、キッチリアイロンをかけたい方におすすめです。衣類スチーマーでは伸ばしきれない小さなシワまで対応してくれます。
衣類スチーマー
『衣類スチーマー』は服をハンガーにかけたままアイロンをかけられるので、アイロンする時間を取れない方やアイロン台を広げるスペースがない方におすすめです。また服だけではなくカーテンなどにも使用できます。
ドライアイロン
『ドライアイロン』は非常に軽量で扱いやすいのが特徴なので、腕力に自信のない女性の方やご年配の方におすすめです。また価格も比較的安いので、アイロンにお金をかけたくない方にも最適でしょう。
重量で選ぶ
軽さ重視のアイロンが増えてきています。何枚もアイロンをかける機会が多い方、ハンガーにかけたまま衣類にスチームをかけてシワをのばしたい方は軽めのアイロンが扱いやすいです。旅先にアイロンを持っていく方も軽めのアイロンがおすすめです。
一方で衣類にしっかり折り目をつけることが多い方には、1kg程度の重量のあるアイロンをおすすめします。
アイロンのかけ面で選ぶ
かけ面の素材
アイロンのかけ面の素材には主に『フッ素』、『チタン』、『セラミック』の3種類が使われています。かけ面の素材によりアイロンがけの滑りや価格に次のような違いがあります。
・フッ素:滑りはあまりよくないが値段がお手頃
・チタン:滑りも値段もほどほど
・セラミック:滑りはいいが値段が高め
最近ではセラミックよりさらになめらかな動きができるニッケルやエナメルを使った商品も出てきています。
かけ面の形状
先端が一方向にとがった形状のアイロンならば、細かい部分までアイロンがかけられます。とがった先端が左右対称にあるタイプのアイロンであれば、アイロンがけの最中にアイロンを持ちかえる手間が省け便利です。
スチームの穴の数
スチームの穴が多ければ広範囲にスチームをあてられます。スチームの穴の数は10個未満から70個以上まで機種によってさまざまです。
スチームタンクの容量やタイプで選ぶ
『スチームタンク』は水が約150ml入るものあたりから大容量とされています。容量が多いほど重さが増す一方で、長時間の使用が可能です。
スチームタンクは本体に直接水を注ぎ入れるタイプと、取り外し可能なカセットに水を入れるタイプがあり、取り外し可能なタイプの方が給水やお手入れが簡単です。
コードのタイプで選ぶ
コードタイプ
『コードタイプ』はコードとアイロンが常に繋がっているタイプです。通電しながらアイロンをかけるため、一定の温度を保ちながらアイロンをかけられます。
ただコードがアイロンの動きを邪魔してしまう可能性がある点には注意が必要です。
コードレスタイプ
『コードレスタイプ』はアイロンとコードが繋がってなく、電源をつないだ台の上で蓄熱をしてアイロンをかけるタイプです。
コードがないので自由にアイロンがけができますが、余熱を利用しているので途中から温度が下がってしまうことがあります。
付属機能で選ぶ
ハンガーショット機能
『ハンガーショット』とはハンガーにかけたままシワをのばせる人気の機能です。アイロンを衣類からすこし離してスチームをあてることで衣類のシワやにおいを消せます。
アイロンのかけ面を直接あてないので衣類がテカってしまう心配もありません。アイロン台もあて布も不要なので、忙しくてアイロンをかける時間がない方におすすめです。
スプレー機能
頑固なシワにピンポイントでスチームをかけてくれる便利な『スプレー機能』があります。スチームモードとドライモードのどちらでも使えますが、特にドライモードを使用するときには別に霧吹きを用意する必要がないので便利です。
オートオフ機能
『オートオフ機能』があるアイロンは、一定時間経過すると自動的に電源が切れてくれるので、火災などのリスクを減らせます。『消し忘れたかもしれない』という心配がなくなので、安心して外出できるでしょう。
消費電力で選ぶ
消費電力が大きいアイロンはその分熱量も大きくなるため、簡単にシワを伸ばせます。アイロンをかける際の時間短縮を行いたい方は消費電力が大きいアイロンを購入するとよいでしょう。
おすすめのアイロンメーカー
Panasonic (パナソニック)
日本を代表する大手電機メーカー『Panasonic』。多様な顧客のニーズを満たせるほどさまざまなモデルを販売していることが特徴。左右両端にとがった先端のある便利な形状は、Panasonic独自の商品で注目です。
東芝
『東芝』は業界初となるコードレス式ハンガーショットのスチームアイロンを販売しています。ネクタイやスカートのプリーツ、ハンカチなど焦点をしぼってシワをのばすクリップ式アイロンやズボンプレッサーなど、用途に特化したドライタイプの製品を主に扱っています。
日立
コードレススチームアイロンを主に取り扱っている『日立』。設定温度とかけ面の温度がそれぞれ本体のディスプレイに表示されたり、タンク内の水を霧状ではなく水スプレーとして噴射できたりと、高い技術が採用されている要チェックなメーカーです。
ツインバード
新潟に本社のある国内家電メーカー『ツインバード』。ハンガーに衣類をかけたまま使用できる、ハンディータイプのアイロンの種類が豊富です。ツインバードのハンディータイプはアイロン業界の中でも圧倒的な人気があります。
T-fal (ティファール)
『T-fal』は調理器具で有名なフランスのメーカーです。ティファールの代表商品の1つともいえる電気ケトルから想像できるとおりスチームに自信があり、衣類に優しいスチームアイロンやパワフルなスチームでさっとシワをのばせるアイロンを販売しています。