日常的に車を利用する方にとって、『タイヤ』は極めて重要です。タイヤの種類も非常に多く、タイプによって燃費や走りやすさが大きく異なるため、どれを選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなタイヤを選ぶ上で大切なポイントを初心者向けに丁寧に解説していきます。おすすめの商品もランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのタイヤを知る前に -タイヤの種類とは-
夏用タイヤ
『夏用タイヤ』は一般的に装着されている溝のあるタイプのタイヤで、排水性能の高さや低エネルギーで長距離走行できる設計モデルが特徴。
1年の間でもっとも長く使用するタイヤのため、近年では低燃費タイプやパンク保護タイプなどさまざまな種類が生まれています。
冬用タイヤ
『冬用タイヤ』には『スタッドレスタイヤ』と『スノータイヤ』の2種類があります。
スタッドレスタイヤ
『スタッドレスタイヤ』は東北地方など雪が多く降る地域で使用されることが多いタイヤです。路面凍結や積雪に強いことが特徴でチェーンと合わせて使用することで冬の自動車事故をほぼ防げます。
一方で関東圏などそれほど雪害に見舞われないような地域では、あまり縁のないタイプです。
スノータイヤ
『スノータイヤ』は業務用雪上車や競技のために使用されるタイプです。一般車に装着することはほぼないでしょう。
おすすめのタイヤの選び方
耐摩耗性で選ぶ
『耐摩耗性』は、どれだけ長い間利用できるかを示す数値で、タイヤ選びにおいて非常に重要な項目です。長く使えるタイヤは『ロングライフタイヤ』と呼ばれ、専門店でも幅広く取り扱われています。
しかしロングライフタイヤは操作性や燃費性能が一般的なタイヤに比べて若干劣る場合もあるため、愛車の用途に合わせて選択しましょう。
燃費性能で選ぶ
長距離のドライブや旅行を頻繁にする方は『燃費性能』に富んだタイヤを選択しましょう。燃費性能を追求すると必然的に走行機能もアップするので、快適なカーライフにも繋がります。
一方で燃費性能を高めたタイヤの中には、『グリップ力』が重視されていないものもあるのでスリップしやすい点には注意が必要です。
タイヤ選びのおすすめブランド一覧
BRIDGESTONE (ブリヂストン)
『BRIDGESTONE』は1930年創業の世界シェアを取った国産タイヤメーカー。石橋さんという社長の名前から取った社名が印象的です。主にトラックやバス、乗用車のタイヤを製作しており、近年は自転車タイヤ分野にも進出しています。
さまざまな種類、価格帯のタイヤを取り扱っていて、中でも『スタッドレスタイヤ』の性能は群を抜いて高いです。
住友ゴム
『住友ゴム』は1909年に生まれた国産ゴムメーカー。『DUNLOP (ダンロップ)』と『GOODYEAR (グットイヤー)』、『Falken (ファルケン)』の3つのブランドをもつ住友ゴムは低燃費タイヤから静寂性に富んだタイプ、耐摩耗性に優れたタイプなど、さまざまなタイヤを生産しています。
横浜ゴム
『横浜ゴム』は1917年に生まれ国産タイヤのゴムメーカー。『YOKOHAMA』とタイヤに書かれたラベルが印象的でグリップ性能が非常に高いです。中でも横浜ゴムのスタットレスタイヤは急発進と急停車に対するパフォーマンスが高いと評価されています。
ミシュラン
『ミシュラン』は1889年にフランスで生まれたタイヤメーカー。カーレース場で見ることのできる白くもこもことしたマスコットが印象的です。
世界ではじめてラジアルタイヤを製品化しており、その歴史の深さから雪山と一般道の両方でパフォーマンスを発揮するタイヤも開発。会社としてのタイヤ開発力の高さが伺えます。
Hankook (ハンコック)
『Hankook』は1941年に生まれた韓国のタイヤメーカー。BRIDGESTONE系列のタイヤメーカーで創業されたこともありその性能は高く、フォルクスワーゲンの車にもハンコックのタイヤが採用されています。