自然の癒しに手軽に触れたいときにおすすめできるのが『観葉植物』。鉢植えと観葉植物をホームセンターで購入すれば、室内で手軽にガーデニングを楽しむことができますし、そこからリラックス効果も得られます。
この記事では観葉植物の選び方を解説していきます。おすすめの商品もランキング形式でご紹介していますので、これから観葉植物を部屋に置きたい人や、あらためて観葉植物について学びたい人はぜひご覧ください。
そもそも観葉植物とは
室内で手軽に自然のやすらぎを感じたいときには『観葉植物』の導入が適しています。観葉植物は見栄えがよいだけでなくマイナスイオンを発生させるなどのリラックス効果も見込めるでしょう。
太陽の光にあてるべき植物からそうでないものまで、さまざまなタイプの観葉植物があります。自分のライフスタイルにあった観葉植物を選び、リラックスした生活を目指してみてはいかがでしょうか。
人工観葉植物との違い
人工観葉植物と観葉植物の違いは『有機物か無機物か』という点です。人工観葉植物は主にプラスチックや布で作られた造花で、一見しただけでは実際の観葉植物との見分けはほとんどつかないでしょう。
バリエーションも豊富に存在し、お値段的にも人工観葉植物と一般の植物で価格に大きな差はありません。水やりの手間がなく設置する環境に配慮しなくてもよいので、日々のお手入れが面倒な人におすすめできる商品です。
観葉植物を置くメリット
風水運気がUPする
観葉植物はインテリアとして部屋に飾るだけでなく、風水の考え方にもとづいた場所に設置すれば運気アップも期待できます。風水的な考え方では、観葉植物はよい気を取り入れ、悪い気を吸収する効果があるといわれています。
風水や運気は信じている人もそうでない人もいますが、観葉植物を部屋に置くついでに縁起担ぎとして取り入れて見るのもおすすめです。
玄関
玄関は風水において『気を迎える場所』と位置づけられています。悪い気の侵入をブロックするため、玄関に観葉植物を置くなら背丈の高いものが理想的です。日光のあたりにくい場所でもあるので、日光を浴びせる工夫をするべきです。
リビング
リビングは家族全員の運気に影響を与える場所と風水では捉えられています。整理整頓された部屋であることはもちろん、マイナスの運気を吸い取ってくれる観葉植物を選ぶことが大切です。
キッチン
キッチンは『火』と『水』を扱う場所であるため、運気のバランスを保つには『木』のパワーが強い観葉植物を選ぶべきだといわれています。同時に整理整頓も忘れないのがよい気を呼び込むためのコツです。
勉強、仕事部屋
仕事や勉強をするには整理整頓された環境であることが非常に大切です。その上で机の上にミニサイズの観葉植物を置いたりするなど、邪魔にならないサイズの観葉植物を置くことも運気を上げる行為といえます。
ベッドルーム
ベッドルームは『運気を取り込む場所』とされており、玄関の次に重要な場所だと考えられています。リラックス効果のある丸い葉の観葉植物を置くと全体運が上昇し、家族全員によい影響をもたらすでしょう。
トイレ
トイレは『水』の気が多い不浄の場所とされており、悪い気が溜まりやすいと考えられています。家庭によっては窓のないトイレもあり、耐陰性のある観葉植物が適しています。
観葉植物は天然の環境調整&清浄システム
温度・湿度の調整効果
観葉植物は葉から水分を蒸散させて、室内空間を快適な環境に保つ機能があります。蒸散される水分は雑菌のないキレイな蒸留水なので、クリーンな空調を保ってくれるでしょう。
熱くなると気化熱の影響で温度の上昇を抑え、寒くなると熱を放出する効果もあります。
マイナスイオンの効果
『マイナスイオン』は生き物の身体にとって快適な環境を与えてくれる物質のことです。マイナスイオンは抗酸化物質の増加を助け、代謝を良くする効果があるとされています。観葉植物はマイナスイオンを発生させるので、置くだけでよい効果が期待できます。
癒しの効果
自然の植物が身近に存在するだけで人間はリラックスします。これは植物を目視するとリラックス状態を促進するアルファ波が増幅されるというという実験結果もあるので、科学的な検証にもとづいた事実といえます。
ストレスを和らげる
上述した効果の他にも、観葉植物には『フィトンチッド』と呼ばれる香り成分を発散させ、人々を心地よい気分にさせます。森林浴をするとストレスが和らぐのもフィトンチッドのおかげです。
虫除けができる観葉植物も
観葉植物のなかには虫が嫌う成分を発散させるものがあります。育てやすいハーブ類が多く、ガーデニング初心者でも簡単に虫除け効果のある観葉植物を育てることができます。空調効果やストレス緩和効果もあり、まさに一石三鳥の観葉植物です。
おすすめの観葉植物の選び方
置く場所で決める
どこに観葉植物を置くかを決めておくことが大切です。風水について上述したように、観葉植物は設置場所によって日当たり条件や風水的な意味合いが変化します。耐陰性がない観葉植物を日当たりの悪いトイレや寝室に設置すると枯れる原因になりますし、逆もまたしかりです。
日当たり具合で選ぶ
耐陰性とは日陰でも植物が耐えれるかを表した性質で、耐陰性があれば直射日光が当たらない場所でも成長します。ただし耐陰性がある観葉植物といっても植物によって程度が異なるので、購入予定の観葉植物がどのような性質をもっているか事前に調べておくことが大切です。
日当たり良好
直射日光の当たる環境でも葉やけを起こしにくく、元気に育ってくれる観葉植物は『セローム』や『ソテツ』、『シマトネリコ』などです。真夏の直射日光は避けた方がよいですが、基本的に日差しの良く当たる環境でも元気に成長してくれます。
半日陰
『半日陰』は午前中だけなど限られた時間のみ直射日光の当たる環境のことを指します。観葉植物であれば、レースなど直射日光をさえぎる環境があるけれど、比較的明るい環境で育つものがおすすめできます。
日陰
直射日光が当たらない環境のことで、蛍光灯の明かりなどで育つ耐陰性の強い観葉植物に適している環境です。オリズルランやライムボトスなどは耐陰性が強く、部屋のさまざまな場所でも育ってくれます。
水やりの頻度で選ぶ
観葉植物へのベストな水やりタイミングは『土が乾いたら与える』ことです。おなじ種類の植物でも植えているポットの大きさなどで最適な水やりの頻度は変化します。
基本的には土の表面が乾いたら都度水やりをした方がよいですが、直射日光の当たる環境では乾燥しているように見えて土の中がまだ湿っているケースもあります。この場合は土の中もある程度乾燥してから水を与えるようにするべきです。
風通しで選ぶ
室内で観葉植物を育てる場合は『風通し』のよさにも注意が必要です。風通しが悪いと空気が悪くなるだけでなく、土が乾かずに根腐れしてしまうケースもあります。植物も病気にかかったり、カビ臭くなったりすることもあります。健康でいるためには風通しにも気をつけるべきです。
温度管理
観葉植物の多くは暖かい地域に生息しているものが多く、日本の冬に耐えられない植物もあります。一般的に観葉植物は、10度を下回ると元気がなくなり、15度以上の温度で元気に成長できる観葉植物が多いです。
寒さに強い観葉植物もあるので、どうしても寒い環境に観葉植物を設置したい場合は検討してみましょう。
枯れてしまう原因は
観葉植物は上述した『日照条件』『温度』『水やり頻度』の他にも枯れてしまう原因があります。たとえばポッドが小さくて根詰まりを起こしているケースやエアコンの直風に当たって乾燥しすぎたケース、病害虫にかかって不健康になるケースなどが考えられます。
観葉植物を枯らしてしまわないよう、常日頃から葉の状態や飼育環境を改善していくことが大切です。