スマートフォンの便利なアラーム機能に頼る機会が多くなり、注目される事が少なくなった『目覚まし時計』。どうしても寝過ごせない大切な日には頼れる目覚まし時計があれば、安心して眠れるでしょう。
今回は目覚まし時計の選び方を機能別に解説していきます。さらに人気のおすすめ商品も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
デジタル式とアナログ式どちらがおすすめか?
寝起きのボーっとした状態では、まず時間を正確に把握することが必要となります。『デジタル式』と『アナログ式』の時計では、人それぞれ認識しやすい表示があり、自分の見やすい表示を選ぶことが重要です。
アナログ式でも秒針の音が気にならない『スイープ秒針』を採用しているものが多く、快適な睡眠を得られます。デジタル式は湿度やカレンダーも表示されるものが多く、スケジュールや体調管理もできて便利です。
目覚まし時計の選び方
正確性を重視するなら電波時計がおすすめ
せっかくアラーム時刻をセットしていても肝心の時刻がずれてしまっていては、目覚まし時計の意味を成しません。特にビジネスなどでアポイントが多く、日ごろから時間の正確性を重視される方に『電波時計』がおすすめです。
電波時計とは、普通の時計と違って1日1回、決められた時間に送信所から標準電波を受信し、時刻やカレンダーの調節を行ってくれる賢い時計なのです。秒単位で時刻を調節してくれるので、1分も狂わず時間を知らせてくれるので、時計のせいで公共の交通機関などに乗りおくれる心配がありません。
起こし方で選ぶ
ひと昔前の目覚まし時計は音だけで起こすワンパターンなものばかりでしたが、最近では起こし方にもバリエーションがあり、とても工夫されています。自分に合った起こし方の目覚まし時計を選べば、気持ちよく目覚めることができます。
音で起こすタイプ
王道の『音で起こすタイプ』ですが、音の種類も昔ながらの大音量のベルだけではありません。
小鳥のさえずり、好きなBGM、川のせせらぎなどは心地良く目覚めることができるので、朝に強い人におすすめです。逆に朝に弱い人にはとことん大音量のタイプもあります。一人暮らしを始めたばかりで朝起きる自信がない方などに特におすすめです。
自然な起床を促す光タイプ
朝日が昇ると、人間の体は自然と目が覚めます。この原理を目覚まし時計に応用したタイプが『光タイプ』。強力な光を照射することによって、体内時計のリセットを促してくれます。
2500lx (ルクス)以上の光でセロトニンという脳内で働く神経伝達物質が分泌されてさらに心地良く目覚めることができるので、『光の強さ』もチェックしておくと良いかもしれません。
振動タイプ
『振動タイプ』は、周りの人は起こさずに自分だけ起きたいという方におすすめです。枕などの下にセットすると、振動で起こしてくれてアラーム音が響きません。『腕時計タイプ』もあり、このタイプは寝る場所を選びません。
夜勤内での仮眠や、朝の支度で早めに起きる方など、さまざまなシーンで活躍してくれます。音で起こしてくれるタイプとの併用すれば、朝が苦手な方も起きやすくなるかもしれません。
体内リズムに合わせたタイプ
人間は睡眠中、深く眠りにつく『ノンレム睡眠』と比較的浅い眠りの『レム睡眠』を90分周期で繰り返します。このタイプの目覚まし時計はこの特性を利用して寝ている時の動きや音をセンサーで感知し、「レム睡眠」時に起こしてくれます。
熟睡中に起こされると、どうしても寝起きがつらいものです。このタイプの目覚まし時計は、体に負担を感じることなく起きれます。時間よりも快適に目覚めることを優先したい方におすすめです。
楽しく目覚められるタイプ
アラーム音を鳴らしながら逃げ回るように動く目覚まし時計や、お金を投入しないと鳴りやまない貯金箱型、30回持ち上げないと鳴りやまないダンベル型などあっと驚く起こし方をしてくれる目覚まし時計があり、ギフトやお子様にも喜ばれます。
一番関心がある事や、使う人の特徴に合わせて選ぶと朝から楽しく目覚められるでしょう。種類がたくさんあり、見ているだけでも楽しくなるので、ぜひチェックしてみてください。
メーカーで選ぶ
種類がありすぎて何で選べば良いのかわからない方は、『メーカー』で選んでしまうのもおすすめです。
選んで失敗しない高性能な老舗メーカーをご紹介します。
多機能なSEIKO (セイコー)
女性向けブランドの展開も多く、幅広い年齢層に根強い人気の国産ブランド『SEIKO』。明治創業で日本では歴史が古く、扱っている製品はすべて高性能とブランド力に勝る精工さが人気の秘訣です。
セイコーは市販クォーツ時計を開発したメーカーでもあり、世界に誇るクォーツ技術を持っています。リーズナブルなものから高級腕時計まで扱っている製品のグレードも幅広く、シーンに合わせた商品が選べるのが特徴のメーカーです。
シンプルなデザインのCITIZEN (シチズン)
比較的リーズナブルな価格帯の商品のラインナップで、シンプルなデザインなものが多いのも特徴の『CITIZEN』。電波時計に強く、電子部品、産業機械も展開しているので性能もしっかりとしています。
時計の部品では世界首位級のシェアでCITZENの製品の良さは日本国内にとどまらず、海外にも認められています。大音量の目覚まし時計『バトルパワー』は定評があり、ロングヒット商品です。
独自なものづくりが光るCASIO (カシオ)
『CASIO』の正式名称は「カシオ計算機株式会社」で、元々は計算機を生産していたメーカーです。数字をデジタル表示できる計算機の技術を活かして『クォーツ時計』が開発された後、デジタル時計業界に参入しました。
近年ではリーズナブルで高耐久のG-SHOCKなどが世界から人気があり有名です。低価格で高機能なデジタル時計の圧倒的なシェアを誇ります。
デザインで選ぶ
お部屋のインテリアとして置ける、おしゃれな目覚まし時計も多く発売されています。
目覚まし時計はプラスチックのボディーの無機質なイメージがありますが、木目調のものや、ミラータイプ、間接照明としても使えるタイプも発売されていて『インテリアに合うデザイン』を選べます。
中にはスマートフォンの給電機能やBluetoothスピーカー機能まで搭載されているものがあり、狭い部屋を効率良く使ことができます。目覚まし時計が浮いてしまうのが苦手な方はデザインや省スペースで使えるものを選びましょう。
価格で選ぶ
シンプルに目覚まし機能だけあればOKという方は価格が安い目覚まし時計もおすすめです。1番安いものだと500円前後からあり、有名メーカーのSEIKOの商品でも最安値で1000円台からあります。
アナログタイプもデジタルタイプでも選ぶことができ、安いだけではなくスヌーズ機能やカレンダー表示などがついている商品もあります。『コストパフォーマンスを重視』される方も値段からは想像のつかない、高性能な商品が見つかるでしょう。
2度寝防止に役立つスヌーズ機能が付いているか
起きたつもりだったのに、気が付くと二度寝してしまっていたなんてことも時にはあります。そんな時にスヌーズ機能がついていると便利です。
二度寝防止用に工夫されている商品も多く、複数のステップをふまないとスヌーズ設定を解除できないものなどがあります。朝に自信がない方、一人暮らしの方は『スヌーズ機能つきの目覚まし時計』を使うことをおすすめします。