CMやテレビ小説などの影響で、近年ハイボールが世間で注目を浴びるようになりました。ハイボールの人気と共にウイスキーへの関心も高まっています。
今回は原料や産地、樽の種類などでも風味が変わるウイスキーのうち、スコットランドで生産された『スコッチウイスキー』についてご紹介していきます。
そもそものウイスキーに関する基本情報から選び方まで解説していきますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
スコッチウイスキーとは
スコッチとバーボンの違い
『スコッチ』と『バーボン』の違いをご存知でしょうか。実はどちらも同じウイスキーなのですが、『原料』『作り方』『熟成期間』『樽』が全く異なるため、ある意味別のお酒として認識されているのです。
原料だけ見ても、スコッチの多くは『大麦』ですが、バーボンは、半分以上が『トウモロコシ』でできています。
また熟成期間にしても、スコッチは最低でも3年以上木樽の中で熟成させなければならず、スタンダードなスコッチについては10年〜12年熟成させるのが一般的といわれています。
バーボンも樽で熟成させなければならないのは一緒ですが、厳格な期間は決まっておらず、スタンダードなバーボンであれば、熟成期間は4年〜6年といわれています。
世界5大ウイスキーとは
スコッチウイスキー
『スコッチウイスキー』の大きな特徴は、独特なスモーキー風味です。そのスモーキーな香りのことを『ピート香』といいますが、ピートとは泥の炭のことで『泥炭』とも呼ばれます。スコッチの原料となる大麦を乾燥させる際にこの泥炭を使って燻していきます。そうすることによって、スコッチには泥炭の香りがつくというわけです。
スコッチは、スコットランドで製造熟成されるウイスキーで、もし樽詰めをスコットランド以外で行っても、熟成期間をスコットランドで過ごせば、それは『スコッチ』と呼ばれます。
アイリッシュウイスキー
『アイリッシュウイスキー』は、ピートを使わないので、スコッチのような独特な風味はなく、まろやかでとても飲みやすいのが特徴です。
しかしアイリッシュウイスキーはその飲みやすさとは裏腹に、知名度が低いので、日本でも飲んでいる方は少ないのではないでしょうか。アイリッシュウイスキーは、アイルランドで作られています。アイリッシュウイスキーとコーヒーを混ぜてカクテルにしたアイリッシュコーヒーを寒いときに飲むのが人気です。
アメリカンウイスキー
『アメリカンウイスキー』の名前からもわかるように、アメリカで造られるウイスキーのことです。アメリカンウイスキーにもさまざまな種類がありますが、中でも有名なのが『バーボン』です。
バーボンはアメリカのケンタッキー州を中心に作られています。原材料の多くにトウモロコシが使われているため、ウイスキー自体に甘みがあり飲みやすいと人気です。他のウイスキーと比べても味わいや風味が軽やかで飲みやすい口当たりになっています。
ジャパニーズウイスキー
『ジャパニーズウイスキー』とは、その名のとおり日本で作られるウイスキーのことです。ジャパニーズウイスキーは主に『モルトウイスキー』『グレーンウイスキー』『ブレンデッドウイスキー』の3種類に分けられます。どれも作り方が異なるので、味や風味は全く違うウイスキーです。
どれも日本人向けに飲みやすくしてあり、どんな料理とも相性がいいとして、日本国内に限らず海外からの評価も高く、今後も消費は伸びていく予想です。
カナディアンウイスキー
『カナディアンウイスキー』は、カナダで製造されるウイスキーです。世界5大ウイスキーの一つとされていますが、カナディアンウイスキーとして広く知られているわけではありません。
ライ麦が原料の『フレーバリングウイスキー』と、トウモロコシが原料の『ベースウイスキー』の二種類のウイスキーをブレンドした『ブレンデッド』がカナディアンウイスキーの中では主流です。その味わいはすっきりとしていて、ほのかな甘い香りが特徴です
スコッチウイスキーの度数
『スコッチウイスキー』のアルコール度数は、40~43%が主流です。これにはEUの規則が絡んでいて、『蒸溜酒はアルコール度数40%以上で瓶詰めしなければならない』という規定があるからです。
しかし40~43%のアルコール度数のスコッチウイスキーは、アルコール中の脂肪酸などが凝固することがあるので、いったん冷却して不要な固形物をろ過しなければなりません。そのろ過によりスコッチウイスキーの風味や香りが落ちてしまいます。それを防ぐために、あえてアルコール度数を46%以上にして販売するところもあります。
スコッチの生産地と各地域の味の特徴
ハイランド
『ハイランド』は、スコットランドの北部にある地方行政区画です。広大な地域のハイランドでは、スコッチ製造が盛んで、スコットランドにある蒸溜所の3分の1はハイランドにあります。『グレンモーレンジィ』『ダルモア』などはハイランドで製造されています。
広大な土地を活かして、さまざまな味わいのスコッチを製造していますが、全体的にまろやかで落ち着いた味わいのスコッチが多いのが印象です。
スペイサイド
ハイランドほど大きな土地ではありませんが、『スペイサイド』では多くの大麦が収穫できるため、多数の蒸溜所があります。日本でも有名な『マッカラン』『グレンフィデック』がここスペイサイドで製造されています。
スペイサイドには有名な蒸溜所が集中しており、この地域のウイスキーは、花やハチミツのような風味を醸し出すスコッチとして人気があります。ウイスキー初心者の方には、フローラルで華やかな香りのスコッチは親しみやすく、飲みやすいのでおすすめです。
ローランド
『ローランド』は、スコットランドの南側に位置する地方です。以前はモルトウイスキー蒸溜所がたくさんありましたが、現在は6つの蒸溜所のみ稼働しています。ローランドを代表するスコッチとしては『オーヘントッシャン』や『グレンキンチー』があります。ブレンデッドウイスキーに使われる『グレーンウイスキー』を生産しているのもこのローランド地域です。
ローランドのスコッチの特徴は、通常ならば2回しか行わない蒸溜を3回行っているため、口当たりが軽く、良質な大麦の軽やかな風味と、わずかに感じる苦味があと味惹く美味しさです。
キャンベルタウン
『キャンベルタウン』は、スコットランドの西部にあるキンタイア半島の先端付近に位置する都市です。20世紀のはじめには30を超える蒸溜所があり、スコッチウイスキー業界の中心地としてスコッチ市場を引っ張っていましたが、衰退とともに蒸溜所も3つまで減ってしまいました。
しかし近年は蒸溜所を復興させたり、新しいウイスキーの開発に取り組んだりと、新しいウイスキーの歴史を切り拓いていく可能性も秘めています。キャンベルタウンを代表するスコッチ『スプリングバンク』は、海に面した地域の特性が生き、わずかな塩気と甘みの華やかな風味を感じられると人気です。
アイラ
『アイラ』は、スコットランドの西部にある小さな島、アイラ島です。淡路島よりひと回り大きいくらいの面積ですが『スコッチの聖地』と呼ばれるくらい有名なところです。
アイラを代表するスコッチとして『ラフロイグ』や『ボウモア』などがあります。独特な風味のため好き嫌いが分かれますが、この独特な風味がたまらないというファンも珍しくありません。たとえていうなら『消毒液』や『燻製』などの強烈な風味です。これはスコッチの原料にピートが使われているためで、この独特な風味と苦味が一部のスコッチファンから高い支持を得ています。
アイランズ
『アイランズ』は、スカイ島やオークニー諸島など、アイラ島を除くスコットランドの島々の総称です。それぞれの島は離れていて、アイランズで製造されるスコッチとしての特徴はなく、蒸溜所によって味わいや風味は全く異なったものになります。
アイランズを代表するスコッチとして『タリスカー』『ハイランドパーク』などがあります。蜂蜜のようなまろやかな甘みとほのかなスモーキーさのバランスが絶妙な味わいで、初心者にも飲みやすいスコッチです。
スコッチウイスキーの種類
シングルモルト
スコッチの原材料である大麦麦芽を単式蒸溜器で2回蒸溜、熟成したものが『モルトウイスキー』です。1つの蒸溜所のみで製造されたものをブレンドして瓶詰めしたものを『シングルモルト』といいます。
『ザ・グレンリベット』『ザ・マッカラン』『ラフロイグ』などという蒸溜所の名前のラベルが貼られてあるウイスキーを見たことはありませんか。これらのウイスキーはシングルモルトで、蒸溜所ごとにさまざまな特徴が出るウイスキーで、個性が強すぎて飲みづらいといわれるものもあります。近年では、その個性を楽しむという方も増えてきましたが、ブレンデッドウイスキーより高価なため、シングルモルト自体の流通は少ないです。
グレーン
穀物を原材料に、連続式蒸溜機で蒸溜、熟成したものを『グレーンウイスキー』といいます。
グレーンウイスキーは連続式蒸溜機で蒸溜され、クリアでスムーズな味わいがモルトウイスキーとブレンドすると調和をもたらすという特性があり、また原料が安価で大量生産が可能なため、ウイスキー自体の価格を下げる役割もしています。
ブレンデッド
数種類のモルトウイスキーの原酒と、数種類のグレーンウイスキーの原酒をブレンドしたものが、『ブレンデッドウイスキー』です。シングルモルトのように、一つの蒸留所で製造という決まりはなく、複数の蒸留所のウイスキーを使用して製造されることがほとんどです。
個性豊かな数種類のモルトウイスキーを混ぜ合わせ、更にグレーンウイスキーとブレンドすることで、互いのいい部分をより引き出しています。香味も豊かでバランスのいいブレンデッドウイスキーへ仕上がります。モルトウイスキーと比べると、値段が安価なのも魅力です。
スコッチウイスキーの三大ブランド
ザ・マッカラン
スコッチウイスキー好きをも唸らせると評判なのが、名門ブランドの『ザ・マッカラン』です。ザ・マッカランは、いわずと知れた高級ウイスキーであり、こだわり抜かれた製法、完璧さ、気品ある味わいから『シングルモルトのロールスロイス』と称されています。
ザ・マッカランが製造されているマッカラン蒸留所は、世界中のウイスキー協議会でNo.1を獲得し続けスコッチ界の玉座に君臨しています。スコッチを語る上で必ず飲んでおくべきブランドといえるでしょう。
バランタイン
『バランタイン』は、ブレンデッド・スコッチウイスキーの中で最も権威をもつブランドです。世界中を駆け巡り、苦難の果てに出来上がったとされるブレンデッドウイスキーは、王様にも認められるほどの美味しさで、長い歴史をかけて作られた最高傑作といわれています。
大麦・水・樽・ブレンドに至るまでの全工程にこだわって作られたブレンデッドウイスキーのバランタインは、かすかなスモーキーさとどこか優しい甘みが加わっていて香りも味わいも抜群です。
ボウモア
スコットランドで最古のウイスキー『ボウモア』は、スコットランド・アイラ島で作られるシングルモルトウイスキー、アイラモルトを代表するブランドです。
海に囲まれた空間で熟成されるモルトウイスキーは、内地では出せない風味と味わいが特徴です。ボウモアは種類によって、熟成期間が異なり、『12年』や『15年』、『18年』、『25年』と分かれていて、熟成期間が違うことで価格はもちろんのこと、色や香り、味、アルコール度数も違います。
通常のボウモアは、スモーキーで高級感のある深い味わいと香りが特徴のウイスキーです。ザ・マッカラン、バランタインとはまた違う、ボウモアだからこそ出せるシングルモルトの味があります。
スコッチウイスキーの原料は
ウイスキーの原料に使われる穀物には、大麦や小麦、ライ麦、トウモロコシがありますが、スコッチウイスキーの原料に使われる穀物は大麦麦芽と決められており、スコッチはその大麦麦芽と水のみで製造されます。
大麦の種子は他の植物の種子に比べてデンプンを多く含んでいるので、特に二条大麦はデンプンとタンパク質の含有量が多いです。
原料によって味わいや香りが変化
スコッチウイスキーの原料は『大麦』『水』『酵母』の3つです。これらの原料によってスコッチウイスキーの味や香りが大きく異なります。大麦の中でもスコッチウイスキーの製造にはデンプンを多く含む二条大麦の麦芽が使われています。
またスコッチウイスキー製造に欠かせないのが水です。『仕込み水』とも呼ばれ、ウイスキー造りのすべての工程で大量に使用されるため、ほとんどの蒸溜所の近くには、良質で豊富な水源があります。
『仕込み水』には酵母の栄養となるミネラル分がバランスよく含まれており、この水の質によってもスコッチの味わいや香りが変わるといわれています。
樽熟成で風味が変わる
スコッチウイスキーは樽で熟成をさせます。ウイスキーの製造工程において、樽熟成でスコッチウイスキーの味の8割が決まるといわれるくらい樽熟成による影響は莫大です。
スコッチウイスキーの熟成には『バーボン樽』と、『シェリー樽』が主に使われます。『バーボン樽』は、アメリカンホワイトオークという木材が使用されており、主にバニラやはちみつ、青りんごなどの爽やかなフルーティさを風味付けします。『シェリー樽』はレーズン、ドライフルーツ、黒糖、メープルシロップなどの甘い風味付けをします。
ピートの有無で風味が変わる
『ピート』とは先述のように、スコットランドで採掘される、植物が堆積してできた泥炭とも呼ばれる泥の炭のことです。ピートを使うか使わないかでスコッチウイスキーの味わいが大きく変わってきます。
ピートを焚くことによって、フェノール化合物がスコッチの原料となる麦芽につきますが、このフェノール化合物の含有量により味わいが大きく変化するのです。ピートを焚く蒸溜所のウイスキーの特徴は、フェノール化合物がつくことにより、燻製、消毒、焦げやタールのような香りが付くようになります。またピートを焚かない蒸溜所は、フルーティで飲みやすく、癖のないウイスキーに仕上がります。
おすすめのスコッチウイスキーの飲み方
オンザロック
『オン・ザ・ロック』で飲むなら、氷にアイスボールを使いましょう。アイスボールはロックグラスにピッタリ収まる大きさのボール状のアイスです。シリコン製の型にミネラルウォーターを流し込めばお家でも簡単にアイスボールを作ることができます。
ロックグラスに水を注ぎ、アイスボールを入れ数回回し、グラスが冷えたら中の水を捨ててスコッチを注ぎ入れ、温度が均一になるようにゆっくりアイスボールを回せば完成です。アイスボールは大きな塊の氷なので、溶けにくいのがメリット。ゆっくり飲んでも、水っぽくならずに冷たくしたウイスキーが楽しめます。クセの強いシングルモルトよりも飲みやすいブレンデッドウイスキーで飲むのがおすすめです。
トワイスアップ
『トワイスアップ』は、ウイスキーの香りを思い切り楽しみたいという方におすすめの飲み方です。グラスから立ち昇ってくるスコッチウイスキーの香りをじっくり堪能できます。つくり方はとても簡単なのに、奥深い飲み方でウイスキー愛好家の中では定番の飲み方です。
一般的にウイスキーの香りが一番引き立つのは、アルコール度数が20〜30度といわれています。グラスにウイスキーを適量注ぎ、ウイスキーと同量の常温天然水を注ぎ入れます。氷も何も入れず、ウイスキーと常温の水だけを1:1で混ぜ合わせるだけです。
ハイボール
CMやドラマでハイボールが取り上げられたことで『ハイボール』人気が広まりました。スコッチウイスキーを炭酸で割ったもので、ウイスキー・ソーダともいわれています。ウイスキーをさっぱり飲めるのでアルコールに弱い方や女性でも気軽に楽しめます。
氷を入れたタンブラーにウイスキーを45ml入れ、マドラーでかき混ぜてスコッチウイスキーを冷やしたあと、ソーダを入れて混ぜたら完成です。レモンスライスを入れると、よりスッキリ後味よく飲めます。
水割り
日本でスコッチウイスキーを飲むなら『水割り』、というくらいポピュラーな飲み方です。食事と一緒にスコッチウイスキーを楽しみたいなら水割りがおすすめです。
水割りにもきちんとした作り方があります。まずはグラスは背の高いタンブラータイプを用意し、グラス一杯に氷を入れグラスが冷えたらスコッチウイスキーをグラス1/3ほど注ぎます。そしてマドラーやバースプーンを使って、十数回静かに回してウイスキーをしっかり冷やしましょう。冷やすことで、ウイスキーの香りが引き立つので、面倒でもしっかり冷やすのがポイントです。冷えたら、ウイスキー量の2〜2.5倍ほどのミネラルウォーターを静かに入れて、最後にマドラーで軽く混ぜたら出来上がりです。
お湯割り
温かい『お湯割り』ウイスキーは、寒いときには欠かせません。湯気と共にさまざまな香りが立ち上り、ふくらみのある味わいをさらに強調してくれます。水割りに比べアルコールを吸収しやすくなるため、急がずゆっくり楽しむのがおすすめです。
お湯割りは、カップタイプの耐熱グラスを用意しましょう。一度お湯を入れ、グラスを先に温めます。温めたお湯を捨て、スコッチウイスキーをグラス1/3杯ほど注ぎます。次にウイスキーの2~3倍のお湯を入れます。この時のお湯の温度は80度ほどに冷ましたものを使うことがポイント。マドラーで混ぜたら完成です。またシナモンやクローブなどのスパイスを加えることでより温かさが増し、ぽかぽかと体を温めながら味わえます。
スコッチミスト
『スコッチミスト』は、細かく砕いたクラッシュアイスに琥珀色のウイスキーが輝き、クラッシュアイスの鳴く音と共に、霧のような水滴がグラスを曇らせます。スコッチミストの特徴は、『冷たさ』です。クラッシュアイスがグラスだけでなく、注いだスコッチウイスキーをも急激に冷やしてくれます。そのためロックや水割り、ハイボールよりもさらに冷えた状態でスコッチウイスキーを楽しむことができます。
作り方はとても簡単です。まず氷を砕いてクラッシュアイスを作り、グラスにクラッシュアイスを入れてウイスキーを注ぎましょう。これだけでキンキンに冷えたスコッチウイスキーが楽しめます。スコッチミストは氷が細かく溶けやすいため、アルコール度数が高く、香りの強いスコッチウイスキーを飲みやすくしてくれます。
ゴッドファーザー
『ゴットファーザー』とは、ウイスキーとアーモンド風味の香りと甘味のあるアマレットを軽くかき混ぜただけのシンプルなお酒です。アーモンドや杏仁豆腐に似た香ばしく甘い香りと味わいの深さに惚れ込むウイスキーファンも少なくありません。
ゴットファーザーの作り方はいたって簡単です。ロックグラスに氷を一杯入れ、そこへスコッチウイスキーを注ぎます。アマレットを入れ軽く混ぜたらとろりとした濃厚なゴットファーザーの出来上がりです。
ハーフロック
『ハーフロック』は、水割りなのですが、ただの水割りではありません。氷を入れたグラスにウイスキーと水を1:1で注ぎます。この1:1というのがポイントです。1:1というのがウイスキーを最も美味しく味わえる割合といわれているからです。ウイスキーと水を1:1で楽しむトワイスアップという飲み方もありますが、トワイスアップとの違いは『氷』です。トワイスアップでは氷は入れませんが、ハーフロックでは氷を入れます。冷たいスコッチを楽しみたい方はぜひハーフロックを試してみてください。