『エアコン』を選ぶ際には機能や性能に加え、部屋の大きさにあっているエアコンかどうかを確認することも非常に大切です。部屋の大きさに合ったパワーを持つエアコンでなければ、エアコン代や電気代が必要以上にかかってしまうこともあります。
今回は6畳の部屋に適したエアコンのおすすめの選び方やお掃除方法、おすすめの商品をご紹介します。6畳用エアコンをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
おすすめ6畳間サイズのエアコンの選び方
掃除の簡単さで選ぶ
最近のエアコンにはフィルター掃除の『自動実行機能』がついているモデルもあります。このような商品は便利ですがコストパフォーマンスは必ずしもよくありません。自動でお掃除するといっても、限られた場所だけなので、手動でこまめに掃除した方が清潔に保てます。
エアコン内部がきれいになれば気持ちがよいだけでなく、空調効率もアップするので、電気代の削減にもつながります。自動お掃除機能つきのエアコンは業者にクリーニングを依頼しても料金が高額になったり、最悪断られるケースもあるため注意が必要です。
省エネ・電気代から選ぶ
エアコンを利用するとき、気になるのは『電気代』のことでしょう。できるだけコスパのよいエアコンを使って電気代を節約したいという方も多いです。そんな方には省エネラベルの付いている商品がおすすめ。
『省エネラベル』は省エネの度合いを星1~5で格付けしている規格です。『星1』の製品は省エネ効率100%未満なので、省エネを重視して商品を選ぶのであれば星2以上の商品を選びましょう。少しでも購入にかかる出費を抑えたいなら『星2』、省エネ性能を重視するなら『星3』以上のものを購入するのがおすすめです。
コンセントの形状で選ぶ
一般的な『平行型コンセント』とは異なり、エアコンのコンセントは特殊な形状をしているケースがあります。特殊な専用コンセントは工事で増設することが可能ですが、追加の工事費用が必要です。ただし6畳向けエアコンであれば通常のコンセントで利用できるモデルも多くなっています。
購入を検討しているエアコンがあれば、コンセントの形状を事前にチェックしておきましょう。
おすすめの6畳用エアコンの設置場所
室外機と室内機の距離が長いと途中の配管内で温度が変化してしまうリスクがあるので、できるだけ室外機と室内機の位置を近づけておくことが大切です。
配管穴よりも低い位置にエアコンを設置してしまうと水漏れの原因になります。またエアコンの周りに障害物がないほうが空調効率はよいです。エアコンの設置は素人には困難なので専門業者に依頼してください。
室外機の設置場所
エアコンを取り付ける際に考えなくてはならないのが室外機の設置場所。設置場所によっては電力効率が落ちたりエアコンの空調効率が悪くなるなど悪影響が発生し、最悪の場合はエアコン故障の原因になります。
最近では室外機と室内機が一体となった『窓用エアコン』も発売されており、室外機を設置するスペースが確保できない方におすすめです。
設置する部屋の畳数
設置する部屋の広さによって選ぶべきエアコンは変わります。小さな部屋に強力なエアコンをつけると非効率ですし、大きな部屋に小型エアコンをつけると常にフルパワーで稼働してしまい電力効率も悪いです。
エアコンには対応畳数と呼ばれる適切な部屋の広さを示す目安があり、『冷房6~9畳、暖房5~6畳』といった情報が広告ラベルなどに記載されています。
これは『冷房であれば6~9畳に対応している』という意味ではありません。『冷房であれば木造で6畳、鉄筋で9畳の広さに対応している』ことを表しています。
また直射日光のあたる部屋にエアコンを設置する場合は部屋が温まりやすいので、能力に余裕のあるエアコンを選ぶのもいいでしょう。
エアコン専用コンセントの有無
通常の並行コンセントには対応していないエアコンもあります。一般的にパワーの大きいエアコンであるほど高電圧に対応した専用コンセントが必要になりますので、別途工事をして、対応したコンセントを設置しなければなりません。
しかし6畳程度のエアコンであれば通常の並行コンセントに対応したエアコンが多く、特別な工事が必要ないことも多いです。費用を抑えてエアコンを導入したい方は、一般的な形状のコンセントに対応しているエアコンをチェックしましょう。
部屋にエアコンのホースを通す穴はあるか
エアコンを設置する際には壁に配管ホース用の穴をあける必要があります。一般的にホース用の穴あけ工事が設置費用に含まれている業者も多いので、事前にサービス内容を確認しておきましょう。
6畳用エアコンの取り付け工事費用とは
エアコンは取り付け・取りはずしに工事が必要となる家電です。エアコン本体のお値段のみに注目していると思わぬ出費を強いられるリスクもあります。
エアコンを購入したけど使えなかった、という事態を防ぐためにも、エアコンの取り付け工事については大まかに理解しておきましょう。
室内機と室外機は設置場所によって費用が変わる
エアコンは室内機と室外機をつなぐケーブルがあって本来の役割をはたします。設置場所も重要です。室外機は直射日光や雨があたらない水平な場所、室内機は専用コンセントと室外機に近い場所で、かつホースより高い場所に設置しなくてはいけません。
設置工事には一般的に10,000~15,000円程度の費用が必要になります。これに加えて『特殊な場所に室外機を設置する』『既存のエアコンを取りはずす』『専用コンセントを取り付ける』といった特殊な場合には追加料金が発生するので注意が必要です。
追加料金が積み重なると大きな出費となりますので、『室外機の設置場所』『既存のエアコン取りはずし作業は発生するか』『専用コンセントを設置する必要があるか』は事前に確認して、トータルの費用がどの程度になるかを調べておきましょう。