ゲームをより楽しくしてくれる・ゲームに欠かせないもののひとつ、『ゲーミングモニター』。近年ではゲームの大会が増えており、興味が出てきたという方も多いのではないでしょうか。けれどそもそもゲーミングモニターとは何なのか・価格はどのくらいなのか・どのメーカーがいいのかと、なかなか1歩が踏み出せない方も。
そこで今回は、ゲーミングモニターの解説・選び方・おすすめメーカー5つ・おすすめ製品10台をご紹介していきます。快適に楽しくゲームをできるような、あなたに合ったゲーミングモニターを見つけましょう。
ゲーミングモニターとは
ゲーミングモニターと一般的なPCモニターの違い
ゲーミングモニターと一般的なPCモニターの違いは、『リフレッシュレート』と『応答速度』にあります。
『リフレッシュレート』とは、モニターが1秒間に映像を表示できる回数のこと。144Hzなら1秒間に144回表示というように、パラパラ漫画をイメージすると分かりやすいですね。Hzの数値が高いほど映像が滑らかに見えて快適にプレイできます。
そして『応答速度』とは、PCから届くデータをどれだけ早く表示させられるかを表したもの。この速度が短いほど映像がきれいに見え、対戦ゲームでは敵を攻撃しやすくります。
一般的なPCでもゲームをプレイすることができますが、安定して勝ち続けるためには上記の2つが揃っているゲーミングモニターが必要不可欠なのです。
PS4やNintendo Switchのようなゲーム機も使用できる
ゲーミングモニターは、PCだけではなくPS4やSwitchなど家庭用ゲーム機にもHDMIがあれば接続が可能です。ですがPS4とSwitchは、リフレッシュレートの高いモニターを使用しても60Hzが上限のためそれ以上は出せません。
このようにPS4とSwitch用に高価なゲーミングモニターを購入してもスペックが活かせない可能性があるため、モニターを購入する際はリフレッシュレートの数値をしっかりと確認しましょう。
ゲーミングモニターおすすめの選び方
モニターサイズで選ぶ
ゲームをするならモニターのサイズが大きいほうが良い!と思いがちですが、実はそうではありません。画面が小さいと見にくくなりますし、反対に大きすぎるとパッと敵を捕えられなくなり、画面から距離をとるなどストレスがかかることも。
一般的におすすめされるサイズは24インチ前後です。あとは机のサイズや好みに合った製品を選びましょう。
解像度で選ぶ
解像度とは1インチに含まれるドット数のこと。数字が多いほど鮮明できれいな表示になります。よく見かける解像度は以下のとおりです。
・フルHD:1920×1080
・WQHD:2560×1440
・QFHD:3840×2160
ここで注意したいことがひとつ。例えばQFHDに対応したモニターを購入しても、PCやゲームがその解像度に対応していない場合はQFHDでプレイできません。あなたがプレイしたいゲームの解像度がどこまで対応しているのかのチェックを必ず行いましょう。
応答速度で選ぶ
『応答速度』とはPCから届くデータをどれだけ早く表示させられるかを表したものだと解説しました。応答速度が短いほど残像がなく滑らかできれいな表示になります。そこでおすすめしたい応答速度は1msです。FPSのような、スピード勝負のゲームは応答速度が短いほど勝ちにつながる可能性があるので、よくチェックしておくことが重要になります。
リフレッシュレートで選ぶ
『リフレッシュレート』とはモニターが1秒間に映像を表示できる回数のことだと解説しました。数値が高いほど滑らかで快適にプレイができます。FPSのようにスピードが重要なゲームをプレイする方は、144Hz以上のモニターがおすすめです。
PS4やSwitchのような家庭用ゲーム機は、144Hz以上のモニターでも上限60Hzの製品があるため、接続したい機器は144Hz以上でも対応しているのかを確認しておきましょう。
60Hz
PS4やSwitchに接続したい方は60Hzのリフレッシュレートがおすすめです。PS4やSwitchなどの家庭用ゲーム機は60Hzが上限で、どんなにリフレッシュレートの数値が高いモニターでも滑らかさの変化はありません。そのため家庭用ゲーム機用として購入するのであれば、比較的安価な60Hzの製品を選ぶと良いでしょう。
144Hz
視点を切り替えることの多いFPSでリフレッシュレートが低いと残像があり攻撃が当てにくなるため、FPSをプレイする方は144Hzはほしいところです。残像以外にも、早く敵を見つけることができるなどメリットが多くなりますよ。勝ちを目指すなら、144Hz以上のモニターを視野に入れてみましょう。
240Hz
FPSをするなら144Hzとお話しましたが、より良い環境を作りたい方は240Hzのゲーミングモニターをチェック。240Hzは144Hzと比べて明らかに見え方が違い、FPSではエイムが合いやすいなどプレイしやすくなります。
注意したいことは、DisplayPortとHDMI2.0を使用しないと出力できないこと。HDMI1.4などに接続した場合は144Hzで出力されるので気をつけましょう。
ゲーミングモードが搭載されているものを選ぶ
ゲーミングモニターのなかにはFPSモード・格闘モードなど、ゲームに合わせた設定ができる製品があります。なかにはプロゲーマーからの評価が高い製品も。ゲームの設定が苦手・よく分からないという方は、ゲーミングモードが搭載された製品を視野に入れてみると良いですよ。
入力端子の種類と数で選ぶ
これまでは『HDMI』と『DVI』が主流でしたが、今では『DisplayPort』や『USB』も増えてきました。使用するモニターなどの入力端子を確認しておくと、対応する端子ではなかったということが防げます。
ゲーミングモニターおすすめのメーカー
ASUS (エイスース)
『ASUS』はゲーミングモニター・マウス・マイク・周辺機器の開発を行っている台湾メーカーです。安価な製品からプロ向けの製品まで揃っています。ゲーミングモニターだけでも数が多く悩むところですが、広視野角モニター・4Kモニター・WQHDモニターなど各製品に特徴があるため、好みやゲームに合わせて選ぶことができるのは魅力的で人気のポイントです。
ACER (エイサー)
『ACER』は台湾に本社を構える、PC及び周辺機器を開発しているメーカー。曲面ディスプレイで臨場感あるプレイができたり、モニターの高さを調整できたりとあなたに合わせたゲーム環境を作ることができます。
なかにはゲーミングシリーズとして展開されている製品もあるので、PCやモニターを同じシリーズに揃えたい方は要チェック。見た目も統一されて落ち着いた環境になることでしょう。
BenQ (ベンキュー)
『BenQ』は台湾を拠点とするメーカーで、モニターだけではなくプロジェクターや電子黒板などの電気製品を開発しています。製品のなかには、世界大会の公式ディスプレイに採用されるなど、多くのプロゲーマーに愛されているものも。
独自技術で、モニター内の残像を減らしているところも人気の理由です。さらにリフレッシュレート240Hzの製品も。勝ちを目指すためのゲーミングモニターをあなたに届けます。
LG Electronics (LGエレクトロニクス)
『LG』という名前で見かけることが多いのではないでしょうか。韓国に本社を構えているメーカーで、モニターだけでなくモバイルやデジタルサイネージの開発も行っています。ゲーミングモニターでは一般的におすすめされる24インチ前後のモニターや、応答速度1msの製品が揃っています。なかには34インチの視野が広がるモニターも。
ほかにも遅延を抑えるモードや暗いシーンで見やすくする技術が搭載されている製品もあるため、勝ちを目指す方におすすめです。
DELL (デル)
『DELL』はアメリカに本社を置く世界トップレベルのシェアを持つメーカーで、24インチのモニターから34インチのモニターも販売。30インチを超える製品は、曲面で周りがよく見渡せるようになっています。驚くことに、世界初の55インチの製品も。こちらは曲面ではありませんが、迫力を求める方はチェックしてみてください。
144Hz以上・1msはもちろん高いスペックを持つのに安価な製品もあるため、初めてゲーミングモニターを購入する方はまずDELLをチェックしてみてはいかがでしょうか。