ウイスキーのおすすめ人気比較ランキング10選【最新2024年11月版】

【最新版】ウイスキーの人気10アイテムのおすすめ比較ランキング。ウイスキーの特徴や選び方から価格情報やスペック情報、クチコミやレビューまで徹底比較。最後に編集部おすすめのウイスキーをランキング形式でご紹介。
おすすめBEST編集部

ウイスキー』はリーズナブル、低カロリー、健康効果などのメリットを数多く持ち、近年世界的な人気を集めているお酒です。どちらかというと年配の男性が好んで飲むイメージがあったウイスキーは、もはや老若男女から愛されるお酒になっています。

これまでウイスキーに興味がなかった方も、この記事でウイスキーの魅力に触れてみてください。主なコンテンツはウイスキーの特徴や人気商品ランキング、おまけでおすすめの飲み方も紹介しています。

ウイスキーの種類とそれぞれのおすすめポイント

世界5大ウイスキー

スコッチウイスキー

お酒を嗜む方なら、スコッチウイスキーという名称を目にしたことはあるかもしれません。スコットランド産ウイスキーであるスコッチウイスキーは、スペイサイド、ハイランド、キャンベルタウン、ローランド、アイランズ、アイラという6つの地域で生産されています。

ウイスキー おすすめ スコッチウイスキー

ウイスキーの原料になる麦芽を乾燥させるために使う泥炭(ピート) 由来のスモーキーな香りが魅力です。

アイリッシュウイスキー

こちらも有名なアイルランド産ウイスキー。アイルランドはウイスキー発祥の地として知られるため、アイリッシュウイスキーの味には歴史の重みが感じられます。

ウイスキーは醸造したお酒を一旦蒸発させ、発生した気体を冷やすことで成分が凝縮された液体に戻して作る蒸留酒ですが、アイリッシュウイスキーには蒸留の工程を3回繰り返す製法もあります。

近年稼働する蒸留所の数が大幅に増加したことも、アイリッシュウイスキーの人気を端的に示すエピソードです。

アメリカンウイスキー

ここまでくると名前で分かりますが、アメリカ産のウイスキーです。アメリカで栽培される豊富な種類の穀物を使用することで、味もさまざまなバーボンウイスキー、モルトウイスキー、ライウイスキー、コーンウイスキー、ホイートウイスキーが造られています。

これら5種類のアメリカンウイスキーは熟成期間が2年経つと、それぞれ『ストレート・~(ウイスキーの種類) 』といったように名称が変わることも覚えておいてください。アメリカで生産されるウイスキーの約半数が、ストレートウイスキーとなっています。

アメリカの州のひとつであるテネシー州で蒸留したバーボンを、サトウカエデ(シュガーメイプル) の炭で濾過して作った場合のみ名乗ることを許されるテネシーウイスキーは、バーボンの飲みやすさに甘みが加わっていて人気が高いです。

カナディアンウイスキー

今度はカナダ産のウイスキー。『フレーバリングウイスキー』と『ベースウイスキー』なる2種類の原酒を混合してあるカナディアンブレンデッドウイスキーが主力です。

世界5大ウイスキーとされるウイスキーの中では、カナディアンウイスキーは飲みやすさが頭ひとつ抜けています。初心者でもウイスキーに苦手意識を持つことなく飲めるので、ストレートで試してみたい方にもおすすめです。

ジャパニーズウイスキー

日本産のウイスキーも、世界5大ウイスキーとして数えられています。現在は国内の蒸留所が少ない上に、過去に放映されたドラマ『マッサン』の大ブーム、ウイスキーを元に作るカクテルのハイボール人気が重なり、銘柄によっては高騰しているウイスキーも少なくありません。

ウイスキー おすすめ ジャパニーズウイスキー

裏を返せば、品質の高さは折り紙付きということです。ジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキーの製法を元にしているため、スコッチウイスキーと風味が似ている銘柄もあれば、たしかな辛味を感じながらも口の中がサッパリする食事向けの銘柄も見つけられます。

製法や原料によってさらに種類が分けられる

モルトウイスキー

大麦の麦芽(モルト) を原料に使用したモルトウイスキーは、銘柄だけでなく蒸留所によって異なる味ができあがるユニークな特徴を持ちます。原料や製法など小さな条件の違いが味に大きく影響するため、どの蒸留所も飲む人を唸らせる個性的なウイスキー造りに余念がないです。

モルトウイスキーには『シングルモルト』と『ブレンデッドモルト』の2種類があります。よく目にするワードのシングルモルトは、1か所の蒸留所の原酒のみで作るモルトウイスキーという意味です。ブレンデッドモルトのほうは、複数の蒸留所で作られたモルトウイスキーをブレンドして作られます。

以前は『ヴァッテッドモルト』と呼ばれていたブレンデッドモルトですが、過去にスコットランドで施行されたスコッチウイスキーに関する法律の影響で、ヴァッテッドモルトの呼称は使用できなくなりました。ブレンデッドモルトは市場に存在する種類も少なく、シングルモルトに比べて飲める機会は限られます。

モルトウイスキーは、基本的にシングルモルトを指すと考えておけば大丈夫です。

グレーンウイスキー

小麦、ライ麦、トウモロコシといった穀物を主原料に、デンプンを糖にするための糖化酵素としてモルトを15~25パーセントほど加えたウイスキーです。モルトウイスキーに用いられる単式蒸留器(ポットスチル) に対し、高アルコール度数のお酒が作れる連続式蒸留器(コラムスチル) で蒸留されていることが特徴です。

ウイスキー おすすめ グレーンウイスキー

素材の味よりアルコールの純度が強調されることで、クセの少ない口当たりのよさが楽しめます。グレーンウイスキーは後述の理由で、買える種類は多くありません。

ブレンデッドウイスキー

ブレンド』という単語が含まれるとおり、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合して作ったウイスキーです。上述のブレンデッドモルトにグレーンウイスキーを加えたものが、ブレンデッドウイスキーになると考えてください。

スコッチウイスキーの大半がブレンデッドウイスキーで、グレーンウイスキーのなめらかさがモルトウイスキーの主張の強さを抑えることにより、絶妙な口当たりを実現しています。職人(ブレンダー) こだわりのブレンドも、銘柄ごとにまったく異なる味を演出。

グレーンウイスキーはブレンデッドウイスキーに用いる原酒としての側面が強いことが、種類が少なめになっている理由です。

ライウイスキー

名前で分かりやすいですが、ライ麦を原料にしたウイスキーになります。カナディアンウイスキーの項目で触れたフレーバリングウイスキーは、まさしくライウイスキーです。

ライ麦から得られるピリッとした刺激が、カナディアンブレンデッドウイスキーにおける素晴らしいアクセントとして活躍します。

コーンウイスキー

トウモロコシを原料にするウイスキーです。コーンウイスキーの定義は『トウモロコシの使用比率を80パーセント以上にしたウイスキー』となっています。バーボンウイスキーの原料もトウモロコシですが、定義は『トウモロコシの使用比率が51パーセント以上』なので、完全に区分されていることを知っておきましょう。

コーンウイスキーも蒸留所の個性に左右される面があり、荒っぽさを味わえるパンチの効いた銘柄や、女性も飲みやすいサッパリした銘柄が選べます。

ウイスキーのアルコール度数

ウイスキーのアルコール度数は、おおむね40~43度です。日本酒のアルコール度数が平均14~18度ですから、普通のお酒に比べてかなりの高アルコール度数であることが分かるでしょう。

ウイスキー おすすめ アルコール度数

ここまで大きなアルコール度数の差が生じる理由は、日本酒は醸造酒、ウイスキーは蒸留酒という違いです。蒸留酒の製法は上述のとおりで、蒸留の過程でアルコールの純度が高まった結果、高アルコール度数のお酒に仕上がります。

銘柄によってはアルコール度数が60度を超えることもあるため、ウイスキーをガブガブ飲む行為は大変危険です。ウイスキーは時間をかけながら少しずつ飲むようにしましょう。

ウイスキーの『シングル』『ダブル』とは

外でウイスキーを飲むとき、注文で『シングル』や『ダブル』ときかれますが、これは『シングルモルト』というようなウイスキーの種類のことではありません。

ウイスキー おすすめ シングルダブル

シングルやダブルは、グラスに注がれるウイスキーの量を表します。日本のバーなどでは、シングルで30ml(1オンス) 、ダブルで60ml(2オンス) が一般的です。

ただし日本と海外ではシングルの定義が異なり、国によって量を45mlや60mlとしています。日本でもシングルの量を45mlや60mlで提供する店があるので、気になったら確認しましょう。

高価なウイスキーを置く店では、シングルの半分であるハーフ(15ml) が選べることもあります。カクテル容器の『ジガー』で計量したウイスキーが提供されるジガー(45ml) も覚えておいてください。

日本と海外のウイスキーの違い

上述のように、ジャパニーズウイスキーは元をたどればスコッチウイスキーが原点です。より日本人の舌に合わせた味にチューニングされているジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーの特徴を色濃く受け継ぎながらもサッパリとクセを抑えてあり、初心者にも手を出しやすいウイスキーといえます。

ウイスキー おすすめ 違い

現在ジャパニーズウイスキーは世界から注目を集めているので、購入予算を決めてから選んでください。普段飲み用のウイスキーだったら、1,500円程度が目安となります。

ウイスキーのおすすめの選び方

産地から選ぶ

正直なところ『この産地のウイスキーの味はこう!』といったように断言することは難しいため、自分好みの味だと思えるウイスキーの産地を決めたら、銘柄の特徴もチェックしてみてください。

ここまでに紹介した世界5大ウイスキーでも、それぞれ原料や製法、蒸留所による味の違いは多岐にわたっています。1杯のウイスキーで産地の特徴が分かったということは、まずありえません。

価格から選ぶ

ウイスキーの販売価格は、銘柄や製造年に大きく左右されるシステムです。熟成期間が50年を超えたウイスキーだと、銘柄によっては8ケタの価格を叩きだすケースもあります。過去には1本のレア物ウイスキーが、オークションで1億円以上の落札額になったこともありました。

ウイスキー おすすめ 価格

もちろん超高額になるウイスキーはごく一部で、普通に飲むウイスキーはリーズナブルに購入できます。どちらかといえば高価格帯に位置するウイスキーはシングルモルト。コスパ重視ならブレンデッドウイスキーがおすすめです。


ウイスキー のおすすめ人気比較ランキング

第10位

バカルディジャパン ブレンデッドウイスキー DEWARS

1,446円(税込)

みんなで飲める

アメリカで最大のシェアを誇るブランドのDEWARSは辛味とまろみのバランスが非常によく、ハイボール向けのウイスキーとしてバーテンダーに愛されています。アメリカにおけるスコッチウイスキーといえば、DEWARSといっても過言ではありません。

スタンダードなブレンデッドウイスキーではモルト含有率が高いため、リーズナブルに購入して幅広いアレンジが楽しめます。

第9位

カティサーク ブレンデッドウイスキー カティサーク

1,414円(税込)

スコッチの基本

ライトさをウリにするカティサークは、世界的に大人気。スコッチウイスキーの主要な産地であるスペイサイドのモルトをブレンドしているため、上質なウイスキーの味と香りが楽しめます。

カティサーク オリジナルのアルコール度数は標準的な40度ですから、ストレートを楽しむときもおすすめです。

第8位

BALLANTINE スコッチウイスキー

1,154円(税込)

職人のこだわりを感じられる

ブレンドしてあるモルトウイスキーは40種類以上で、軽すぎず、かといって極端な主張もないバランスに優れた味に仕上がっています。ほのかな甘さを含んだ上品な香りが、幸せな時間のお供にピッタリのウイスキーです。

黄金色の液体を注ぎ入れる瞬間を楽しむために、ぜひクリアなグラスを使って飲みましょう。ボトルのV字ラベルは、紋章学で「信頼できる働きを成した建築家」を意味しています。

第7位

Chivas Regal スコッチウイスキー Chivas Regal

2,433円(税込)

日本向けの特別な1杯

Chivas Regalの名誉マスターブレンダーであるコリン・スコット氏が、日本向けに特別なブレンドをしてくれた銘柄が「シーバスリーガル ミズナラ 12年」です。熟成させたモルトとグレーンを日本産ミズナラ樽でブレンドして再貯蔵(マリッジ) することにより、心地いい味わいの後に続く余韻がプラスされています。

口の中に広がる甘さが強いので、辛味が苦手な方も試しやすいスコッチウイスキーです。

第6位

ジャパニーズウイスキー フロム・ザ・バレル

3,430円(税込)

お酒に弱い方は注意

マリッジしたウイスキーの瓶詰め前に使われる水(割り水) の量を減らすことで実現した51度のパワフルなアルコール度数が、喉を通り抜けた後もたしかな存在感を残します。他のドリンクで割ってもパワー負けすることがなく、ウイスキーの真髄を感じるにはもってこいの1本です。

独特な形状のボトルは、有名グラフィックデザイナーの佐藤卓氏が強いウイスキーに似合うデザインとして考案しました。

第5位

ブラックニッカ ジャパニーズウイスキー ブラックニッカ

1,186円(税込)

ジャパニーズウイスキーを語る上では外せない

シェリー樽で熟成したモルトウイスキーと、原料の甘さが味わいやすくなる「カフェ式連続式蒸留器」で作ったグレーンウイスキーの魅力が融合することで、豊かな風味とかぐわしさが体の隅々にまで染みわたるブレンデッドウイスキーです。

「マッサン」のモデルであるジャパニーズウイスキーの始祖、竹鶴政孝氏が渾身のウイスキーとして世に送り出したブラックニッカは、発売から半世紀以上が経ってもウイスキー好きの心をつかんで離しません。

第4位

CANADIAN CLUB カナディアンウイスキー

1,316円(税込)

はじめてのカナディアンウイスキーにおすすめ

「C.C.」の愛称も有名なCANADIAN CLUBは、カナディアンウイスキーならコレとすらいえる代名詞的存在です。ウイスキーの主原料である穀物と水が豊富なオンタリオ州ウィンザーにある蒸留所で作られたカナディアンウイスキーは、クセの少なさでストレートもアレンジも自由自在。

CANADIAN CLUBが誕生した年の「1958」が入れられたボトルにも、歴史の深みを感じられます。

第3位

REDBREAST アイリッシュウイスキー

5,700円(税込)

アイルランドの空気をウイスキーで

大麦麦芽と未発芽大麦の麦汁を絶妙にブレンドし、蒸留所の近くにあるダンガーニー川の清らかな水で仕込まれたお酒を、銅製単式蒸留器で3回蒸留する伝統の製法が光るアイリッシュウイスキーとなっています。シェリー樽による熟成で、独特の赤みを与えることが「REDBREAST(コマドリの赤い胸) 」の由来です。

さまざまな味が複雑に混じり合うフレーバーが、長時間余韻を楽しませてくれます。少々お高いウイスキーなので、お世話になった方へのプレゼントにもおすすめです。

第2位

サントリー ジャパニーズウイスキー

4,180円(税込)

新風を吹き込むジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキー市場を牽引するサントリーが、2015年に発売した新ブランドウイスキーです。世界的に見ても珍しい「ライト」、「ミディアム」、「ヘビー」という3種類のグレーン原酒を作り分けている知多蒸留所のブレンダーが、「軽やかな風」というイメージに合うグレーンウイスキーを完成させました。

和菓子のような甘さも発見できるクリアな味わいは、ジャパニーズウイスキーの本懐である食事との相性もバッチリ。グレーンウイスキーを単体で味わってみたい方も購入してみてください。

第1位

JOHNNIE WALKER スコッチウイスキー ブラックラベル

2,618円(税込)

世界中で飲まれる理由が分かる

堂々たる1位は、世界のウイスキーシェアでもトップを誇るJOHNNIE WALKER。日本では「ジョニ黒」として親しまれるブラックラベルは、熟成期間12年以上の原酒をふんだんに使用し、技術と伝統を受け継ぐブレンダーチームの手でウイスキーの最高峰に上り詰めた「ブレンドの傑作」です。

コスパに関しても優秀なので、味と香りが究極のバランスになったブレンデッドウイスキーを、じっくりと楽しみましょう。スコッチウイスキー特有のスモーキーな香りもカンペキに堪能できます。

ウイスキー のおすすめ比較一覧表

商品画像
JOHNNIE WALKER スコッチウイスキー B001TPAKHS 1枚目
サントリー ジャパニーズウイスキー B011WPDV70 1枚目
REDBREAST アイリッシュウイスキー B00IXL998C 1枚目
CANADIAN CLUB カナディアンウイスキー B001TP4S5I 1枚目
ブラックニッカ ジャパニーズウイスキー B00C0P9RWA 1枚目
ジャパニーズウイスキー フロム・ザ・バレル B001TZASVQ 1枚目
Chivas Regal スコッチウイスキー B01BOTRYB8 1枚目
BALLANTINE スコッチウイスキー B0029Z900K 1枚目
カティサーク ブレンデッドウイスキー B01M1IA5I8 1枚目
バカルディジャパン ブレンデッドウイスキー B001TZ1UEA 1枚目
商品名 JOHNNIE WALKER スコッチウイスキー サントリー ジャパニーズウイスキー REDBREAST アイリッシュウイスキー CANADIAN CLUB カナディアンウイスキー ブラックニッカ ジャパニーズウイスキー ジャパニーズウイスキー フロム・ザ・バレル Chivas Regal スコッチウイスキー BALLANTINE スコッチウイスキー カティサーク ブレンデッドウイスキー バカルディジャパン ブレンデッドウイスキー
型番 ブラックラベル ブラックニッカ Chivas Regal カティサーク DEWARS
特徴 世界中で飲まれる理由が分かる 新風を吹き込むジャパニーズウイスキー アイルランドの空気をウイスキーで はじめてのカナディアンウイスキーにおすすめ ジャパニーズウイスキーを語る上では外せない お酒に弱い方は注意 日本向けの特別な1杯 職人のこだわりを感じられる スコッチの基本 みんなで飲める
価格 2,618円(税込) 4,180円(税込) 5,700円(税込) 1,316円(税込) 1,186円(税込) 3,430円(税込) 2,433円(税込) 1,154円(税込) 1,414円(税込) 1,446円(税込)
商品リンク

おすすめのウイスキーの飲み方

ストレート

長期間熟成されたウイスキーを味わうときは、やはりストレートが至高。歴史が育んだ特別な風味や芳香をフルに楽しみましょう。他にはシングルモルトもストレートがおすすめです。

ストレートはグラス1杯を30mlとして注ぎ、最初に視覚と嗅覚でウイスキーを堪能してください。ウイスキーの香りは強いため、グラスをあまり鼻に近づけすぎないようにして、絶妙な香りを感じる距離で止めましょう。

口に含んだウイスキーはすぐに喉へ流し込まず、舌でも豊かな味と香りを確認します。最後までウイスキーのかぐわしさを感じながら、幸せな気分を噛みしめてください。

オンザロック

氷を入れたグラスにウイスキーを注ぐだけのオンザロックは、ウイスキーの飲み方でもメジャーです。ウイスキーのCMによく登場するので、知っている方が多いかもしれません。コンビニなどに売っているロックグラスのような氷を使います。

先に氷を入れて冷たくしたグラスにシングルかダブルのウイスキーを注ぎ、軽くかき混ぜるだけでオンザロックは完成。飲み物をかき混ぜるマドラーかスプーン(こだわるならバー・スプーン) を使ってください。

氷が溶けていくと風味の変化を感じられますが、ダラダラ飲んでいたら普通の水割りになってしまいます。自分が飲めるウイスキーの量に調整しましょう。

ハイボール

日本におけるハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割ったカクテル(ウイスキーソーダ) を指します。本来はウイスキー以外のお酒もソフトドリンクで割るとハイボールになるのですが、今回はウイスキーメインなので、ハイボールは「ウイスキーの炭酸水割り」と覚えてください。

作り方は、タンブラーグラスに45mlのウイスキーと炭酸水(ウイスキーの2~4倍の量) を入れてかき混ぜるだけです。炭酸水の種類は指定されていないため、自分が好きなフレーバーを用意してください。

ハイボールのアルコール度数は通常13度でスルスル入りますが、調子に乗って飲みすぎないように注意しましょう。

ホットウイスキー

ウイスキーを約80度のお湯で割る飲み方です。寒い冬でも体を芯からあたためられるので、大人のホットドリンクにピッタリ。

耐熱グラスにウイスキーを注ぐときは、先にお湯でグラスをあたためておくことを頭に入れておいてください。ウイスキーを注いだ際にグラスが冷えることを防げるため、ホットウイスキーの味が引き立ちます。

あたためたグラスに4分の1から3分の1程度の量を目安にウイスキーを注いだ後、2~3倍のお湯を注いで軽く混ぜれば、おいしいホットウイスキーが完成。お湯の量は好みで調整しても大丈夫です。

ホットウイスキーはアレンジがきくので、定番のレモン以外にもジャムやシナモンスティック、はちみつを入れて味にアクセントをつけられます。

ニューヨーク

ライウイスキーをベースにしたカクテルです。できあがったカクテルの色が、ニューヨークの日の出を連想させることが名前の由来です。基本はライウイスキーを使いますが、バーボンウイスキーで作るレシピも存在しています。

基本のレシピは45mlのライウイスキーの他に、ライムジュース15ml、砂糖1tsp(ティースプーン=小さじ1杯) 、グレナデンシロップ1/2tsp(小さじ2分の1杯) を準備したら、すべてをシェイカーに投入してシェイク。仕上げにオレンジピールを絞ると、ほどよい苦味がカクテルの甘さと調和します。

グレナデンシロップの量を間違えると、ニューヨークの魅力である色合いが楽しめなくなるため、しっかり計量しましょう。ザクロが元になったグレナデンシロップは、赤の色味と甘さを与えてくれるカクテルと相性バツグンのシロップです。

アイリッシュコーヒー

名前のとおり、アイリッシュウイスキーとコーヒーの組み合わせ。ホットウイスキーと同じく、基本はホットで飲みます。かつてアイルランドに存在したフォインズ水上飛行場のパブで働くジョー・シェリダン氏が、飛行機の給油を待つ間に体を冷やした乗客へのサービスとして1942年に考案したカクテルです。

材料はアイリッシュウイスキー20mlに対してホットコーヒー120ml、適量のブラウンシュガーか角砂糖を準備します。耐熱グラスに注いだホットコーヒーに砂糖を溶かして甘くしたら、アイリッシュウイスキーを入れてかき混ぜてください。最後に生クリームを浮かべて完成です。

甘さと苦さにウイスキーの芳香が重なったホットドリンクは、心も体もあたたかくしてくれます。ウイスキーを注いで温度が下がってしまった場合は、生クリームを乗せる前に電子レンジであたためましょう。

ウイスキーサワー

ウイスキーにレモンジュースと砂糖を加えるため、ジュース感覚が強いカクテルです。飲みやすさの中にもピリッとした辛さがあり、日本人好みの味に仕上がっています。

ウイスキー45mlに対してレモンジュース20ml、砂糖1tspを準備しましょう。材料を混ぜ合わせて完成したカクテルは、専用のサワーグラスに注ぐと見た目がグンとよくなります。

材料の比率から分かるように、ウイスキーサワーのアルコール度数はハイボールよりも高いです。こちらも飲みすぎに注意。

トワイスアップ

香りを最大限に楽しむ飲み方で、ウイスキーと常温の水を混ぜます。トワイスアップでは「常温の水」がポイントです。

このままだと水割りと混同しそうになりますが、明確な違いがあります。水割りの理想的な比率は「ウイスキー1:水2~2.5」であることに対し、トワイスアップの比率は「ウイスキー1:水1」でちょうど同量。

ウイスキーの風味や香りはアルコール度数が20度で最高のコンディションになるとされるため、ウイスキーの平均アルコール度数である40度を半分にする合理的な比率ということです。氷を入れないので、それ以上ウイスキーは薄まりません。

シングルモルトのような香りをアピールしたウイスキーには、トワイスアップが特に適しています。フチが狭いタイプのグラスに注げば、立ちのぼるウイスキーの香りを存分に堪能できるでしょう。

ウイスキーミスト

氷を細かく砕いたクラッシュアイスがウイスキーに溶けることで、さながら霧を帯びたような水滴がグラスの表面に浮かびあがります。涼しい雰囲気を味わえるため、暑い夏にもピッタリ。少しずつ溶けていくクラッシュアイスの立てる音が、耳にも心地よく響きます。

グラスには先にクラッシュアイスを入れておいて、ウイスキーを注ぎ入れるだけのカンタン2ステップ。すぐに氷をクラッシュアイスにできるアイスクラッシャーというアイテムも手軽に入手できるので、ウイスキーミストを飲みたいときに活用しましょう。

最近は100円ショップでも売っているロックグラスがあれば、さらに見た目がよくなります。

ウイスキーのおすすめまとめ

ウイスキー』を飲むときは、専用のグラスを準備すると見た目の満足度がアップします。最後に紹介したウイスキーの飲み方にも、それぞれ最適なグラスがあるため、興味を持ったら探してみてください。

アルコール度数の高さを考えると、ウイスキーは上級者用のお酒といえます。しかし飲み方を工夫すれば、一気においしくなることは紹介してきたとおりです。お気に入りの銘柄を見つけて、ウイスキーの魅力に酔いしれてみてください。

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