照明はお部屋の空間や雰囲気を作る重要なアイテム。数ある照明の中でも、あたたかみのある、おしゃれなお部屋作りに欠かせないのが『ペンダントライト』です。北欧テイストやアンティーク調のデザインなど、多彩なバリエーションで発売されています。おしゃれなお部屋作りには欠かせないアイテムのひとつです。
今回は『ペンダントライト』の選び方を詳しく解説していきます。おすすめのペンダントライトをランキング形式で紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ!ペンダントライトとは
チェーンやコードを吊るして取り付けるタイプのライトを、『ペンダントライト』といいます。一般家庭でよく使われるシーリングライトに比べてライトの強さは劣りますが、その分おしゃれな空間を演出できるところがポイントです。
北欧テイスト風からアンティーク風のデザイン、シンプルでどんな部屋にも馴染みやすいデザインなど、多彩なバリエーションが発売されています。ぬくもりのあるお部屋や、カフェ風のモダンテイストなお部屋を作りたい方にはぴったりのアイテムです。
ペンダントライトの取り付けに役立つダクトレール
『ダイレクトレール』とはバー状の照明器具のこと。レール状に電源が流れる構造になっているため、レールの上ならどこにライトを設置しても電気を供給できます。ペンダントライト1つだと照明が弱い場合は、ダイレクトレールを取り付けて複数ライトを設置するのがおすすめです。
さらにチェーンやコードの長さを変えてライトを設置したり、同じテイストのライトを複数取り付けたりすれば、モダンでおしゃれなお部屋作りができます。簡易ダイレクトレールなら、カチッとはめて装着するだけなので、設置が簡単です。直付用ダクトレールは業者に依頼して取り付けてもらいましょう。
おすすめペンダントライトの特徴
天井から吊るす
ペンダントライトは、チェーンやコードを使ってライトを天井から吊り下げて設置するのが特徴。『シャンデリア』はペンダントライトの一種です。
シャンデリアのように部屋全体を照らすタイプと、キッチンやテーブルの下など狭い空間をピンポイントで照らす部分照明の2種類があります。天井に直接取り付けるシーリングライトに比べて、照明が弱い場合もありますが、立体的で落ち着きのある空間を演出できるところがペンダントライトの魅力です。
幅広いデザイン
ペンダントライトはデザインのバリエーションが豊富です。シンプルでどんな部屋にも馴染みやすいデザインから、北欧テイストやアンティーク調のおしゃれなデザイン、ユニークな形状をしたモダンなデザインまで多彩なラインナップで発売されています。
さらに色味やライトの強さを選べるところもポイントです。部屋の雰囲気やテイストに合うペンダントライトを選べば、モデルルームのように素敵なお部屋を作れます。今あるライトにちょい足しして、ニュアンスチェンジをしたい場合も重宝するアイテムです。
おすすめペンダントライトの選び方
デザイン・テイストで選ぶ
ライトはお部屋の雰囲気を左右する重要なアイテムです。ペンダントライトを購入する際は、あらかじめどんな部屋にしたいかをイメージしておくと、失敗がありません。ユニークなデザインやモダンテイストはおしゃれですが、すでに設置されている家具に馴染みにくい場合も。お部屋のインテリアの雰囲気に合わせて選ぶのもおすすめです。
ペンダントライトを足して明るさの強化をしたい場合は、シンプルで使い勝手のよいデザインを選びましょう。おしゃれなお部屋を作りたい方は、アンティーク調のデザインや北欧テイストデザインがマッチします。
北欧風
『北欧風』のペンダントライトは、木のぬくもりを感じるお部屋や、ベージュ・ホワイト系を基調としたお部屋にマッチします。北欧から輸入されたものや、北欧デザイナーが手がけたもの、北欧らしいデザインのペンダントライトのことを北欧風と一般的に呼び、あたたかみのあるデザインが魅力です。
シンプルなデザインはもちろん、モダンでユニークなデザインのペンダントライトも多数発売されています。ペンダントライト1つでも様になりますが、色違いで複数吊るすのもおすすめです。無機質なお部屋を、あたたかみのあるナチュラルな風合いにしたい方にもマッチします。
アンティーク
あえてまだらに色を塗ったおしゃれなデザインや、錆加工を施したデザインが多い『アンティーク』調のペンダントライト。リラックスできる空間を作りたい方や、ノスタルジックで落ち着いたお部屋を作りたい方にも適しています。
ユニークなシルエットのペンダントライトが多いためインテリアの主役に据え、ペンダントライトに合わせてお部屋をコーディネートするのもおすすめです。
和風
『和風』のペンダントライトは竹や和紙で作られたものが多く、古き良き日本を彷彿とさせるデザインが魅力。和室にはもちろん、モダンテイストなお部屋にワンポイントとして和風のペンダントライトを設置するのもおしゃれです。
提灯をモチーフにしたような丸みのあるペンダントライトは、比較的どんなお部屋にもマッチします。市松模様や桜など和風の柄をあしらったデザインなら、ペンライト1つ取り入れるだけで和風のお部屋に早変わりします。
シェードで選ぶ
ガラスシェード
ガラスのキラキラとした輝きで明るい空間を演出できる『ガラスシェード』。キッチンカウンターや書斎など、ピンポイントで明かりを照らしたいときにも重宝します。ガラスをどのようにカットしているかによって、ニュアンスが異なるところが特徴です。
透け感があり電球が見えるデザインはモダンテイストなお部屋にマッチします。ダイヤモンドのようにカットされたガラスシェードは、ラグジュアリーなお部屋にぴったりです。
ホウロウシェード
『ホウロウシェード』はお部屋全体を照らす大きなタイプから、手元を照らす小さなタイプまでサイズ展開が豊富です。そのためお部屋の大きさに合わせて最適なサイズを選べます。
北欧テイストの家具に馴染みやすく、あたたかみのあるリラックス空間を演出できるところが魅力です。ダイレクトレールを設置して色違いのホウロウを吊るし、遊び心あるモダンなお部屋作りをしたい方にも適しています。
陶器シェード
『陶器シェード』は、陶磁器特有の色を活かしたおしゃれなデザインが特養です。程よい重厚感がありつつ、どこか懐かしいノスタルジックな空間を演出できます。
レースをモチーフにしたキュートなデザインでも甘すぎず、落ち着きのあるお部屋作りが可能です。グリーンやネイビーなど深みのあるカラーは、北欧テイストの家具やお部屋にもマッチします。
ビーズランプ
縦長のビーズ・丸みを帯びた大きめなビーズなどを組み合わせて作られた『ビーズランプ』は、間接照明に映えます。電球のワット数が小さなものを選んで、ふわっと優しげにライティングするのがおすすめです。
キュートで女性らしいお部屋にはもちろん、商品によってはアジアンテイストのお部屋にもマッチします。ブラックやホワイトを基調としたビーズランプなら、クラシカルで大人っぽいお部屋に最適です。
明るさで選ぶ
明るさは電球のワット数だけでなく、シェードの大きさや素材、位置によっても変化します。リビングなど広い部屋を明るく照らしたい場合は、高い位置から大きなシェードで照らします。
逆にピンポイントで手元を照らす場合には、小さめのシェードを低い位置から照らすのがおすすめです。ペンダントライトの明るさは主照明と補助照明、どちらとしての使用になるかを考慮して選ぶと良いでしょう。
設置する場所で選ぶ
リビングやダイニング
リビングやダイニングなど家の中でも広い部屋をペンダントライトで照らす場合は、高い位置から大きめのペンダントライトで照らすのがおすすめです。8畳程度の部屋では白熱電球で約240〜320W程度がベター。
LEDだと3300〜4300ルーメンあればベストです。プラスチックで作られたシンプルなデザインや、和紙で作られた和風テイストのデザインなど、光が漏れるタイプのペンダントライトが適しています。
寝室
リラックスできる落ち着いた空間を作りたい寝室は、ガラスシェードや布で作られたペンダントライトが最適です。優しい光がもれて、あたたかみのある雰囲気を演出できます。寝室で本を読んだり、テレビを見たりする場合は手元を明るく照らしてくれる傘タイプのシェードがベターです。
寝るだけの場合はオレンジ色や温白色など、明るすぎない電球を選ぶとリラックスできる心地よい空間を作れます。
キッチン・台所
横の導線が重要になるキッチンや台所は、傘付きのシェードを高い位置で照らすと手元が明るく料理がしやすいです。またダクトレールを設置して、複数ペンダントライトを付けるのもおすすめ。チェーンやコードの長さを調節すれば光を強くしたり、弱くしたりすることができます。
ダクトレールは、直付用ダクトレールと簡易ダイレクトレールの主に2種類が発売されており、簡易ダイレクトレールなら簡単に設置可能。直付用ダクトレールは業者に頼まないと設置できないため、ダクトレールを取り付ける際は事前に確認しておきましょう。
コードの長さで選ぶ
ペンダントライトはチェーンやコードを天井から吊るして使用するため、長さが重要です。そのため天井から電球の位置を測ってから購入しましょう。電気店やインテリアショップによっては、コードをカットしてくれるところもあります。
チェーンやコードの長さを失敗すると、暗すぎたり明るすぎたりと理想のライティングになりません。天井からの長さを測る際は、ペンダントライト本体の大きさを考慮することを忘れずに。
取り付けが簡単かで選ぶ
ペンダントライトは一部、専門業者でないと取り付けられないタイプが発売されています。一般家庭で使用されるペンダントライトの多くは、引掛シーリングローゼットという長方形の器具を差し込み、右に回せば設置完了です。カチッという音がすれば正常に設置できています。せっかくペンダントライトを購入しても、取り付けが面倒であれば手間や労力がかかるため、誰でも簡単に設置できるタイプを選ぶのがおすすめです。
電球の種類で選ぶ
白熱球
優しくぬくもりのあるライティングが特徴の『白熱球』。フィラメントと呼ばれる金属の線に、電気を流した抵抗でライトが光ます。白熱球は優しい光でリラックス空間を演出できるところと、リーズナブルな価格が魅力です。
逆に電気の寿命が短く、消費電力が大きいところがデメリットでもあります。寝室や書斎などを、優しい光でライティングしたいときにおすすめです。
蛍光灯
『蛍光灯』は温白色・昼白色・昼光色などカラーバリエーションが豊富です。部屋の大きさやインテリアの雰囲気に合わせて選ぶのがおすすめ。影が出にくく部屋全体を均一に照らしてくれます。白熱球と比べて寿命が長いところもポイントです。ただし蛍光灯特有のチラつきがあったり、点灯を繰り返すと寿命が短くなったりします。
LED
省エネで寿命が長い『LED (Light Emitting Diode)』は、電球をこまめに交換するのが困難な場所にも最適です。ベーシックな白はもちろん、赤や黄色、緑などの光も出せます。白熱球・蛍光灯と比較すると価格は高くなりますが、紫外線や熱線が少ないため、食品へのダメージが少ないところがポイントです。
取り付け方で選ぶ
引っ掛け型
天井の電気配線コードに引っ掛けるだけで取り付け可能な『引っ掛け型』。天井に引っ掛けシーリング用のソケットが付いていることが条件ですが、付いていれば誰でも簡単に設置できます。
主に丸型引っ掛けシーリングボディと、横長の角型引っ掛けシーリングボディの2種類が主流です。ソケットの種類によっては重量制限がありますが、取り付け方は同じなので難しい技術は必要ありません。
直結型
『直結型』は天井から出ている電気配線コードに、直接ペンダントライトを取り付ける方法です。資格を持っている専門業者でなければ取り付けることができません。そのため新築やリフォームを検討している方に適しています。また重量5kg以上のペンダントライトを取り付ける場合も、直結型がおすすめです。
ペンダントライトのおすすめブランド
LOWYA (ロウヤ)
『LOWYA』は2004年に設立した、株式会社ベガコーポレーションが運営する総合インテリアサイト。シンプルでベーシックなデザインから、モダンでおしゃれなアイテムまで多彩なラインナップを展開しています。
LOWYAは主張しすぎず、生活に馴染みやすいペンダントライトが豊富です。お部屋のイメージはうまく固まってないけど、リラックスできる空間を作りたい場合にもマッチします。初めてペンダントライトを購入する方にもおすすめです。
unico (ウニコ)
『unico』は株式会社ミサワが展開するインテリアブランド。あたたかみのある暖色系のカラーリングをした家具や、くすみのある寒色系のおしゃれなインテリア雑貨まで幅広く展開しています。
ペンダントライトは、ユニークなアイテムが人気です。シェードがなく電球とソケットだけを複数あしらったアイテムや、シンプルなデザインにモダンなニュアンスをプラスしたペンダントライトなどを多数取り揃えています。
エアリゾーム
『エアリゾーム』は、北欧家具やインテリアを取り扱う総合インテリア通販サイトです。北欧風の、あたたかみのあるお部屋作りをしたい方にはぴったりなブランド。カラーバリエーションが豊富なので、お部屋にマッチするカラーがきっと見つかります。
ホワイトやグレーなどベーシックなカラーを基調とした、シンプルなペンダントライトはモダンなお部屋にもぴったりです。グリーンやイエローなど深みのあるカラーは、がらりとお部屋の雰囲気を変えてくれるため、模様替えをしたい方にも適しています。
Louis Poulsen (ルイスポールセン)
『Louis Poulsen』は1874年に誕生した、デンマーク生まれの照明ブランドです。30,000〜100,000円前後の価格で発売されているため、お部屋のインテリアとして照明をポイントにしたい方にぴったりです。
『PH5』はLouis Poulsenの人気商品で、インテリア好きを中心に支持されています。カラーバリエーションが豊富なので、理想とするお部屋に馴染むカラーがきっと見つかるはずです。高い位置から大きなシェードで、リビングやダイニングを明るく照らせるペンダントライトも多数発売しています。
karf (カーフ)
モノトーンを基調としたお部屋や、ナチュラルテイストのお部屋に馴染む家具を多彩なラインナップで発売している『karf』。ペンダントライトは、ガラスシェードや黒ワイヤーをあしらったヴィンテージ風のデザインなどが人気です。
落ち着きのあるリラックス空間を演出したい方には特におすすめのブランドで、寝室や書斎に置くペンダントライトを探している方にもマッチします。
IKEA
お手頃価格で購入できる北欧風ペンダントライトを、展開している『IKEA』。ほとんどのペンダントライトを15,000円以下で購入できるため、お部屋のニュアンスチェンジをしたい方にもおすすめです。
シンプルでどんな部屋にも馴染むペンダントライトや、シェードを複雑にあしらったモダンテイストなデザインなどが多彩なバリエーションで発売されています。あたたかみのある、ナチュラルテイストのお部屋を作りたい方にもおすすめです。
VITA Copenhagen (ヴィータコペンハーゲン)
北欧テイストの家具が豊富に取り揃えられている『VITA Copenhagen』。ペンダントライトと同じデザインのスタンドライトなども展開しているので、統一感のあるお部屋作りをしたい方にもぴったりなブランドです。
デザインと機能性を兼ね備えたペンダントライトは、幅広い年齢層に支持されています。10,000〜20,000円前後の価格で発売されており決して安くはありませんが、長く愛用できるペンダントライトを探している方にもおすすめです。
ニトリ
シンプルなペンダントライトがリーズナブルな価格で購入できる『ニトリ』。サイズ違いや色違いの商品が多いところも魅力です。統一感のある、シンプルなお部屋作りをしたい方に適しています。コスパを重視したい方は、ぜひチェックしてみてください。お部屋の模様替えや、ニュアンスチェンジをしたい方にもぴったりです。