皆さんは『バター』の違いをご存じでしょうか。実はバターにも作り方や材料で色々な違いがあるんです。今回の記事では『バター』の種類や選び方、そしておすすめのメーカーなどを紹介します。
最後には編集部おすすめのバター10選も紹介するので、バターに興味がある方はぜひ参考にしてください。中にはフランスから直輸入される製品もあり、ヨーロッパのバターが気になる方にもおすすめです。
バターのおすすめの選び方
有塩か無塩かで選ぶ
有塩バター
『有塩バター』には1.5%程の塩が含まれています。グラムで換算すると、バター100グラムで1.5グラム入っていることになります。程よい塩加減が味わえるため、有塩バターはお料理やトーストなどで使うのがおすすめ。
中には塩にこだわった有塩バターもあるので、凝った料理を作りたい時に質の良い塩とバターを同時に使えます。
無塩バター
『無塩バター』は食塩を加えず生乳のみで作られたものです。原料にわずかな塩分は含まれていますが、食塩は使用されていません。
無塩バターは生乳の柔らかい味のみ引き立つので、お菓子やパン作りなどにおすすめです。
製法で選ぶ
発酵バター
『発酵バター』の製法は古くから使われてきたものです。大きく分けて2つあり、1つ目は生クリームに乳酸菌をプラスして発酵する方法。2つ目はバター自体に乳酸菌を入れて発酵させる方法です。
このように作ることで、コクのあるバターが生まれます。そのためお菓子作りや料理で使用すると豊かな風味がでるのです。日本では『カルピス』や『よつ葉』などのメーカーが発酵バターを作っています。
非発酵バター
『非発酵バター』はその名の通り、発酵させてないバターのことです。発酵バターも増えてきましたが、日本で市販されているほとんどのバターは『非発酵バター』になります。味や食感のクセがなくすっきり食べられます。
発酵バター独特の風味が苦手な方には非発酵バターがおすすめです。
A.O.P.(原産地名称保護)認定製品を選ぶ
『A.O.P.(原産地名称保護)認定製品』とは、EUで決められている食料品の原産地を保護するための制度です。認定することで原産地の名前を謳った商品の誤用を防ぐことが目的とされています。
基本的にワインやチーズ、ソーセージなどのヨーロッパ特有の製品が対象となっており、本当の地域原産でないと現地の名前が使えないようになっています。ヨーロッパから輸入されるバターも同様です。本物を使いたい時は認定製品を選ぶようにしましょう。
牛の食糧で選ぶ
グラスフェッドバター
牧草だけを食べて育った牛の生乳から作られるバターは『グラスフェッドバター』と呼ばれます。通常のバターに比べて値段が高めですが、不飽和脂肪酸など人間の体に欠かせない栄養素が入っていることから人気を得ています。味は一般的なバターと比べてさっぱりしていて重すぎない仕上がりです。
バターのおすすめメーカー
ECHIRE
『ECHIRE』はフランスのエシレ村で作られる、A.O.P認定のフランス産発酵バターのメーカー。優れた乳製品から作られるバターは品質が高く、香り高いためバター好きにはとても人気です。
よつ葉
『よつ葉』は北海道十勝にある大自然の中で育った牛の生乳で、こだわりのバターを作っています。現在ラインナップされている種類は非発酵から発酵まであり、中にはひまわりオイルを使用したバターなども販売しています。
明治
『明治』は北海道で作られたバターを中心に販売。お手頃な値段のバターが多いです。通常のバターのほかにチューブタイプで使えるバターも製造しています。