時間がなくてもシャツやお出かけの服を、短時間でキレイに仕上げられる『衣類スチーマー』。高性能なモデルであれば除菌や脱臭ができるので、今まではクリーニングに出すしかなかったスーツやコートを清潔に保てます。
この記事ではそんな便利なアイテム『衣類スチーマー』の特徴や選び方のポイントを解説していきます。おすすめ商品もランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
衣類スチーマーとは
衣類スチーマーのメリット
『衣類スチーマー』はスチームの力でシワをのばすので、アイロン台を用意する手間がなく手軽に使えるのが最大のメリットでしょう。毎日朝を忙しく過ごされている方には、非常におすすめできる商品です。
他にも生地が傷めにくいためスーツやコートなどのシワがのばすことも可能で、普段アイロンがけできないものでも難なくメンテナンスできてしまいます。
衣類スチーマーのデメリット
一方で衣類スチーマーは、タンクの掃除が必要だったり、水がなくなったら補給しなければならなかったり、普段のメンテナンスが必要なのがデメリット。
また安価なものだと、パワー不足で使えない場合などもありますので、しっかりと購入前の商品選びがかなり重要になります。注意しましょう。
おすすめの衣類スチーマータイプ
ハンディタイプ
衣類スチーマーは、ハンガーにかけたまま使える『ハンディタイプ』がスタンダードです。ハンガーにかけたままシワをのばせるので。アイロン台を出す手間もなく、きっちりとプレスする必要もありません。
立ち上がりの時間も30秒ほどと早く、忙しい朝にも大変便利に使えます。コードレス対応の商品もあり、ますます使い勝手がよくなってきているハンディタイプには注目です。
兼用タイプ
衣類スチーマーにはプレスおできる兼用タイプがあります。忙しい朝や時間のないときには衣類スチーマーとして、しっかりシャツ仕上げたい時はプレスアイロンとしても使えて大変便利です。
おすすめの衣類スチーマーの選び方
本体の重さで選ぶ
本体の重さはハンディタイプであればおよそ600〜800g程で、プレス兼用タイプでは1kgを超えます。
衣類スチーマーは持ちながら使用するので軽い方が使いやすく、片手で無理なく持てるものがおすすめです。重さは本体だけでなく水の重さも加わってきますので、水の容量にも注意しましょう。
給水のしやすさで選ぶ
給水方法は本体にタンクが付いているタイプ、タンクが取り外せるタイプ、付属のカップが付いているタイプなどがあります。
使いやすさを考慮すると、付属のカップ付きタイプか取り外し可能なタイプは、給水の際に本体の持ち運びを必要としないのでおすすめです。
スチーム量で選ぶ
『スチーム量』が少ないと十分にシワをのばせず、時間がかります。
一般的には13g/分のスチーム量ですが、性能によっては30g/分のスチームが出るハイパワーなタイプも存在。スチームの持続時間が長い方がかけられる枚数も多くなります。
コードの有無と長さで選ぶ
コードを繋いで使うタイプであれば、ハイパワーが期待できます。このときコードの長さはしっかり確認しましょう。ハンガーを吊るせる場所の近くに電源がなければ、せっかくの衣類スチーマー使用が困難でしょう。また衣類スチーマーは上下に動かして使用するため、ある程度の余裕が必要です。
一方の『コードレス』のタイプであれば、コードのあるタイプに比べてパワーは劣りますが、どこでも使えて便利です。
安全性で選ぶ
モデルによって安全性対策に違いが出てきます。
たとえば付属機能として、約10分間使用しなければ電源が自動でオフになる切り忘れ『防止機能』や、使用中にスチームが無くなったら電源がオフになる『空焚き防止機能』があれば、安心して利用できるでしょう。
衣類スチーマーのおすすめのメーカー
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』といえば日本を代表する家電メーカーのひとつです。
Panasonicの衣類スチーマーは性能が高く使う際にも楽にスチームがかけられる設計になっています。見た目もシンプルで高級感があります。
T-fal (ティファール)
『T-fal』はお湯をすぐ沸かせるポットやフライパンで有名ですが、衣類スチーマーにも力を入れており、使いやすい小型なものからアイロンとしても使える兼用タイプまで種類が豊富にあります。脱臭や花粉対策もできるので機能面も優れています。
日立
『日立』はさまざまな家電製品を販売し、国内でも大手の家電のメーカーです。スチーム量が多くアタッチメントを取り外せば、プレスアイロンとしても使える機種が人気です。
ツインバード
『ツインバード』の衣類スチーマーは低価格ながらプレス兼用で使え脱臭効果もあり、衣類スチーマーでは人気のメーカーです。使わないときは、折りたたんでコンパクトに収納できるモデルが人気です。
東芝
『東芝』の衣類スチーマーは、コードレスとコード有りを選べる珍しいタイプです。コードレスの場合でもパワフルなスチームが出るので人気があります。
ボタン周りもしっかりかけられるようになっている『楽がけライン』であれば、細かい箇所もしっかりシワをのばせます。
衣類スチーマーを上手に使う3つのコツ
衣類のタグの表示をしっかりチェック
衣類スチーマーを使う前には、必ず衣服のタグをチェックしましょう。衣類スチーマーが使えない素材にスチーマーをかけてしまうと、生地が傷んでしまいます。
また革製品にも使うことはできません。低温まで、中温までという指示がある場合は守って使用しましょう。不安な場合は目立たない箇所で、試しがけをしてから使用することをおすすめします。
素材によって温度を使い分ける
綿・麻は高温180℃
『綿』や『麻』はシワがのびにくいですが、180℃ほどの高温でスチーマーをゆっくり動かしながらスチームを当てるとシワがのびやすくなります。
かけ面はずっと生地に当てるのではなく3秒くらいで一度離すことで、きちんとした仕上がりになります。ブラウスなどのシルエットを作るときも高温がよいです。
ポリエステル・レーヨンは中温150℃
『ポリエステル』や『レーヨン』は150℃の中温でスチームをかけます。『ポリエステル』はかけ面を生地に当てるときは、スチームを出さないようにドライでプレスしてください。『レーヨン』は大変デリケートな素材なのでサッとかけるよう心がけましょう。長時間スチームを当ててしまうと、生地が縮んでしまう可能性があります。
シルク・ウール・カシミヤ・アクリルは低温110℃
『シルク』、『ウール』、『カシミヤ』などデリケートな素材はかけ面を素材に当てず、110℃の低温でスチームを生地から1cmほど離してかけるとよいです。かけ面を生地に当ててしまうとテカりが出てしまうので、注意しましょう。
お手入れをしっかりする
スチームタンクの掃除やかけ面の手入れをすれば、衣類スチーマーも長く使えます。
特にアイロン面はノリが付着してしまうと、衣服が汚れてしまいますのでノリを使った後は必ず拭き取りましょう。衣類スチーマーの手入れをするときは60分以上冷まして、必ず電源が切れているか確認してください。
衣類スチーマーのおすすめの使い方
スーツにかける場合
スーツは頻繁に使うものですが毎回クリーニングに出すわけにはいきません。衣類スチーマーであればシワ取りはもちろん、『脱臭』もできます。衣類スチーマーをスーツにかける場合は当て布をかけ、下に引っ張りながらシワをのばしていきます。
おしゃれ着にかける場合
プリーツのスカートやフリルの付いたブラウスは、気を付けて洗濯したとしても前のシルエットに戻すことは難しいですが、衣類スチーマーであれば買ったときのようなシルエットを再現できます。
プリーツは上からしっかりかけて、フリルなどは少し離し気味にゆっくりかければOKです。ブラウスの襟をふんわり立たせることはプレスアイロンではなかなかできないので、衣類スチーマーがあれば気持ちよくお出かけできるででしょう。