『CPU』はパソコンの性能の善し悪しを大きく左右するものです。パソコンを購入するにあたって、事前にチェックしておく必要があります。
今回はCPUの種類や特徴といった基本的な知識を解説し、選び方についてご紹介していきます。厳選したおすすめ商品ランキングも掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのCPUの選び方
自分のCPUの使い道で選ぶ
パソコンの使い道を明確にすることで、どれくらいの性能のCPUが必要かが定まってきます。
代表的なパソコンの使い道から、CPUの選び方を理解していきましょう。
事務作業に使う
ビジネスやプライベートのどちらにおいても、パソコンを事務作業に使うのであればコアが4つある『クアッドコア』を選んでください。
市場に並んでいるCPUでは、intelの『dore i3』や『Ryzen3』などが適切なものとなり、多くの人に選ばれています。
ゲームに使う
ゲームをスムーズな動作で楽しみたい場合は、それなりに高性能なCPUが搭載されているパソコンを選ぶ必要があります。
目安としてはコアは6つから8つほどあるCPUがおすすめです。
intelの『core i7』やAMDの『Ryzen7』が挙げられますので、参考として頭に入れておいてください。
Adobeソフトを使う
Adobeソフトを使う場合、おすすめのCPUは『core i5』や『core i7』です。Adobeソフトとは、代表的なソフトは『Photoshop』や『illustrator』、さらに『lightroom』といったもので、デザイン系を行う専門職の人などが用いることが多いです。
高性能なものを使用しなければ動作が遅くなると考えがちですが、例として挙げるとPhotoshopを使う場合、4コア以上のCPUを用いたとしても処理速度はたいして変わりません。
つまりソフトによってはそれほど処理能力を要さない場合もあるので、自分が使用したいソフトの必要コア数は事前に調べておきましょう。
レンダリングに使う
レンダリングとは、画像や映像、さらに音声などを生成することをいいます。代表的なアプリではBlenderやCinema 4Dといったものが挙げられ、8コアや10コアのCPUであれば、スムーズな作業を実現します。
基本的に6コア以上はクリエイター向けといわれているので、ひとつの基準として参考にしてみてください。
CPUの性能で選ぶ
CPUのコア数
『コア数』はCPU性能の中枢部分を担っており、数が多ければ多いほど性能は高くなります。
2つのコアの場合は『デュアルコア』、4つでは『クアッドコア』といい、複数あるコアのことをマルチコアと称します。
CPUのスレッド数
CPUには『スレッド数』といわれるものがあり、これは同じタイミングで処理できる数を意味します。
つまり、2スレッドとなれば2つの処理を同時に行えることになるので、パソコンとしての性能が高くなります。
特にゲームやブラウザの閲覧といった使い道を考えている方は、同時に作業をすることが頻繁にあると想定されるので、ぜひスレッド数が多いCPUにすることをおすすめします。
CPUのクロック数
CPUの『クロック数』とは、簡単にいうとパソコンの頭の良さを意味しています。クロック数も数字が大きければ処理能力が高いことを表しており、3.7GHzという数値が一般的です。
基準値を理解したうえで、自分がパソコンを使うにはどれくらいのクロック数が必要かを調査して購入してください。
CPUのターボブースト機能と有無
CPUには『ターボブースト機能』が備わっており、クロック数を瞬間的に限界まで押し上げることを意味しています。このターボブースト機能が高性能であればあるほど、CPUのクロック数は高くなるため、高速処理が可能です。
CPUのクロック数が3.7GHzの場合、ターボブースト機能によって5.0GHzまで高められるので、この機能の有無は極めて重要なチェック項目といえます。