最近では映画がさまざまな端末から観れるようになったこともあり、DVDも好きな時間に観たいなんて方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが『ポータブルDVDプレーヤー』。これ一台あれば空き時間に、気になっていた映画を楽しんだり、好きな芸人の漫才を楽しんだりできます。
最近ではさまざまな機能を持ち合わせた製品が発売されていますので、ポータブルDVDプレーヤーの特徴や選び方、おすすめメーカーや具体的なおすすめ製品も紹介していきます。用途に応じて選ぶ製品が異なりますので、きちんと確認し、自分に合った製品を選びましょう。
目次
ポータブルDVDプレーヤーとは
『ポータブルDVDプレーヤー』は、DVDを再生する装置とディスプレイが一体になっていて、持ち運びながらどこでもDVDを楽しめる携帯機器です。
スマートフォンやタブレットで映画を楽しむ人が増えていますが、ポータブルDVDプレーヤーは、単体で自立できますし通信環境が悪く電波が繋がらない場所でも映像を楽しめます。
特に電波があればネットサーフィンやゲームなど他の楽しみ方もありますが、電波がない中でも楽しめるというのは魅力的でしょう
ポータブルDVDプレイヤーで知っておきたいおすすめ用語
リージョンフリー対応について
もともと、DVDプレーヤーには世界を6つの地域に分けたコードが設定されており、それを『リージョンコード』と呼びます。DVDとプレーヤーで設定されているコードが異なると、映像が再生できないのですが、『リージョンフリー対応』のポータブルDVDプレーヤーであれば、リージョンコードを気にせずに映像を楽しめます。
通常のDVDプレーヤーであればそれほど持ち運びませんので気にならないかもしれませんが、持ち運べるポータブルタイプの場合には、リージョンフリータイプがおすすめです。
CPRM対応について
『CPRM』は『Content Protection for Recordable Media』の略称で、著作権保護技術を表しています。
特にテレビ番組をDVDに記録する際に使われる技術で、コピーを制限するような信号が含まれているため、ダビングができないようになっています。このようなDVDはどんなプレーヤーでも再生できるわけではなく、CPRM対応のDVDプレーヤーでしか再生できないため、注意が必要です。
ポータブルDVDプレーヤーを選ぶときのおすすめ事前チェック
ブルーレイディスクを再生するかどうか
ポータブルDVDプレーヤーを選ぶ際にはいくつか注目すべきポイントがあります。最近ではレンタル店で用意されている映像作品がDVDではなく、『ブルーレイディスク』しかないという作品も増えてきています。
種類によってはポータブルDVDプレーヤーでもブルーレイディスクを再生できるものもありますので、多少価格は高くなってしまいますが、ブルーレイ対応のプレーヤーを選択するのがおすすめです。最近はプレーヤーの種類も増えているので、選択肢は多いでしょう。
TVを見るかどうか (デジタルチューナーの有無)
実はポータブルDVDプレーヤーやDVDやブルーレイディスクを楽しむだけではなく、種類によっては地上波のテレビを楽しむことも可能です。もちろん電波がないと観れませんが、『デジタルチューナー』搭載で、電波が飛んでいる場所であれば問題ありません。
チューナーにも、簡易的な『ワンセグチューナー』と『フルセグチューナー』の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。予算に余裕がある場合には、よりきれいな映像を楽しめる『フルセグ』がおすすめです。
録画番組を見るかどうか (CPRM対応か)
知っておきたい用語でも紹介しましたが、『CPRM対応』かどうかも重要なポイントです。テレビ番組を自分でDVDに録画したものを観ることが多い場合、CPRMに対応していないと再生ができなくなってしまいます。
著作権は年々規制が厳しくなってきており、適切な対応を取らないと法律違反になってしまいますので、録画した番組を楽しみたい場合には、CPRMに対応してポータブルDVDプレーヤーを選びましょう。
おすすめのポータブルDVDプレーヤーの選び方
液晶画面サイズでポータブルDVDプレーヤーを選ぶ
映像を楽しむ上で画面サイズは重要です。タブレットよりも大きいサイズがいい場合には、一般的なノートパソコン同等の15インチのサイズがあります。
またスマートフォンくらいの大きさでよいけれど、自立して欲しいなんて場合には7インチサイズがおすすめです。この間のサイズが一般的なポータブルDVDプレーヤーで設定されているため、用途に合わせて選択できます。
基本的には、映画の字幕やスポーツのダイナミックな映像を楽しむために大きさサイズが人気です。
連続再生時間でポータブルDVDプレーヤーを選ぶ
スマートフォンやタブレットを使っていても、映像を長時間視聴すると急激にバッテリーが減ってしまいます。持ち運んで楽しむ場合には、きちんと映像を最後まで楽しめるようにバッテリー容量が大きいものを選ぶのがおすすめです。
多くのポータブルDVDプレーヤーは『連続再生時間』がおよそ3時間くらいですが、ハイエンドモデルの場合にはより長い時間楽しめるものがあります。使用していく中で徐々に性能は劣化していくので、購入時には時間の長いものがおすすめです。
対応メディアでポータブルDVDプレーヤーを選ぶ
DVDプレーヤーと名前がついていますが、機能が豊富なものであればほかのメディアを再生可能です。たとえば既に一般的になっているブルーレイディスクは、DVDに対応しておらず、ブルーレイしかレンタルできない作品もありますし、他にもチューナーを搭載している機器であれば、地上デジタル放送のテレビを楽しめます。
予算に余裕がある場合には、『ブルーレイディスク対応』で『フルセグチューナー』搭載のものを選ぶのがおすすめです。
価格でポータブルDVDプレーヤーを選ぶ
ポータブルDVDプレーヤーはその価格帯も幅広く設定されており、欲しい機能や画面サイズと価格とのバランスによって購入する製品を決める必要があります。
リーズナブルなエントリーモデルであれば6,000円程度から購入出来ますが、基本的なDVDを視聴する機能に留まります。画面サイズが大きく多機能なハイエンドモデルであれば40,000円近いことも珍しくありません。
特にブルーレイ対応の製品は、ほとんどが10,000円以上と高価なので、事前に準備が必要です。
電源の種類でポータブルDVDプレーヤーを選ぶ
外出先で使用することが多い場合、『電源』のタイプも重要です。
コンセントからの電源が必要な場合にはコンセントがなければ充電できません。もし長時間車で移動中に視聴したい場合には、途中で観れなくなってしまう可能性が高いです。
そんな場合には、コンセントからだけでなくシガーソケットからも充電出来れば車の中でも充電できるため、長時間の視聴も心配ないでしょう。充電タイプだけではなく、乾電池を使用するタイプもあります。
おすすめのポータブルDVDプレーヤーメーカー3選
Apeman (エイプマン)
それほど知名度は高くありませんが、『Apeman』のポータブルDVDプレーヤーは魅力的です。中国の深圳市にあるベンチャー企業で他にもドライブレコーダーなども販売されています。深圳はBYDやHUAWEIなど多くの中国大企業がある工業都市で、多くのベンチャー企業が集まっています。
代表者が複数の特許を保有しており、2016年設立でそれほど時間が経っていないにも関わらず、既に1,000人程度の授業員を抱えており、成長が早いです。
東芝
液晶といえば、レグザシリーズを展開している『東芝』からもポータブルDVDプレーヤーが発売されています。テレビで培った技術を存分に活かしておりその画質が東芝製品の一番の特徴です。液晶の画質以外にも機能は豊富で、ズームアップ機能や長時間の再生に対応しており、機能性が非常に高いので魅力的です。
東芝製の家電が好きな方やレグザを普段使用している方はもちろんですが、それ以外の方も十分満足できる品質の製品でしょう。
グリーンハウス
テレビや家電を主に販売している東芝とは異なり、どちらかというとパソコンの周辺機器を販売しているメーカーで、ポータブルDVDプレーヤーも販売しているのが『グリーンハウス』です。非常にコストパフォーマンスに優れており、製品によっては付加価値を高めるために他社が搭載していない防水性の高い製品を発売しています。
それほど一般的にはそれほど有名なメーカーではありませんが、コスパが良く人気のあるメーカーです。