耳を掃除するのに便利な『耳かき』。でも思うようにきれいに耳垢が取れなかったり、耳掃除をしたのに不快感が残ったりすることはありませんか。それは自分に合っていない耳かきを使用しているからかもしれません。
この記事では、あなたに合った耳かきの選び方、おすすめの耳かきをご紹介します。耳の中をスッキリさせる耳かき選びの参考にしてみてください。
おすすめの耳かきの選び方
耳垢のタイプで選ぶ
耳垢のタイプによってどの耳かきを使うべきなのかが変わります。耳垢のタイプは主に『カサカサタイプ』『湿っているタイプ』の2つに分かれます。
カサカサタイプ
日本人に多い『カサカサタイプ』。日本人の6割~7割がこのタイプになります。耳垢に水分がなく乾燥した状態で、耳垢がかき出しづらいのが特徴。丸いタイプの綿棒よりも形状が曲がっていたり、引っかけて取り除けたりするような耳かきがおすすめです。
湿っているタイプ
『湿っているタイプ』は耳垢が柔らかく、ベトベトしているのがこのタイプ。日本人には少なく、耳垢に水分が多く含まれているのが特徴です。通常の耳かきでは取り出すことが難しいので、『ワイヤータイプ』や『スクリュータイプ』でこすり取るのが効果的です。
耳かきの形で選ぶ
一般的な『へらタイプ』から『吸引タイプ』までたくさんの種類があるので、どれが自分に合っているのが迷うと思います。まずはどんなタイプがあるのか知ることからはじめましょう。特徴やデメリットも解説していきますので、自分に合った形状を見つける基準にしてみてください。
へらタイプ
耳かきの定番といえば『へらタイプ』。カサカサタイプの耳垢を取り除くのにぴったりです。お手入れも簡単でリーズナブルな価格が人気の理由。へらタイプの中でも先端に違いがあり、『へら型』と『スプーン型』、『孫の手型』に分かれます。
『へら型』は先端が平たく、かき出しやすいのが特徴。『スプーン型』はさじのような形状で、すくうようにかき出せます。『孫の手型』は、先端にかえりが付いていて引っかくように耳垢を取り除けます。
ワイヤータイプ
やわらかい金属を使用した『ワイヤータイプ』の耳かき。耳を傷つけにくいのが特徴で、ワイヤーを丸くし先端に取り付けているので、耳にへばりついた耳垢もこすり落とすように取り出します。
カサカサタイプの耳垢が取りづらいという難点もありますが、水分を含んだタイプの耳垢なら効果は抜群。スッキリと耳を掃除できます。
またワイヤータイプは幅が広く作られているので、耳の穴が狭い方には向いていません。耳垢がへばりついている方、耳の穴が広い方におすすめのタイプです。
スクリュータイプ
バネのようにワイヤーが螺旋状になっているのが特徴の『スクリュータイプ』。ワイヤータイプと同様、耳を傷つけにくい構造になっています。さらにかき出す力がへらタイプよりも大きいので、通常の耳かきで不快感が残るという方は、一度スクリュータイプを試してみてください。
また360°ワイヤーがついているので、一度にたくさんの耳垢をかき出すことも可能。価格が高くなるのが気になるポイントですが、耳を傷つけたくない方、強い力で一度に耳垢を取りたい方におすすめのタイプになります。
イヤースコープタイプ
『イヤースコープタイプ』はカメラがついているタイプで、耳の中を見ながら掃除できます。
耳の中を自分で確認できるので、ピンポイントで耳垢がかき出すことが可能。また何度も同じ箇所を掃除しなくて済むので、耳を不必要に傷つけることがありません。
使い方が難しい点と価格が高い点がデメリットですが、安全にしっかり耳かきをしたい方はイヤースコープタイプを使用してみてはいかがでしょうか。
吸引タイプ
耳の中を掃除機のように吸引してきれいにするのが『吸引タイプ』の耳かき。耳の中が繊細ですぐに傷ついてしまう方におすすめです。
またカサカサタイプの耳垢に効果的で、こすることなく耳垢を取り除くことが可能。その反面湿ったベトベトタイプの耳垢には不向きで、吸い取りきれないことがあるので、注意が必要です。
耳を傷つけたくない方、耳垢の性質が乾燥したタイプの方におすすめです。
耳かきの材質で選ぶ
耳かきは『材質』によっても異なります。
ごっそりと耳垢を取りたい方は『金属』や『木材』などの硬めのタイプがおすすめです。
また耳を傷つけたくない方、デリケートな肌質の方はやわらかい『ゴム』や『プラスチック』タイプがおすすめ。自分の耳垢のタイプや肌の敏感さによって材質を選ぶのがベストです。
耳かきの太さで選ぶ
耳かきの『太さ』も意識すると、理想の耳かきを選ぶことができます。
耳の穴が小さい女性の方や小さいお子さんは『細いタイプ』がおすすめ。無理に太いタイプで掃除すると耳を傷めてしまうので、注意しましょう。またピンポイントで、耳垢を取り出したい方も細いタイプがベストです。
その反面、一度にごっそりと耳を掃除したい方は『太いタイプ』。耳かきに時間をかけたくない方におすすめです。
耳かきの価格で選ぶ
耳かきは材質や形状によって『価格』がさまざまです。中には数百円で買えるものもあれば、数千円かかるものも。安いものは手軽に使えてお手入れをしなくて済むので、品質にこだわらない方におすすめ。特に『へらタイプ』は安く購入できるタイプです。
材質や形状が凝ったものだと、値段が高くなりますが、耳かきの心地よさとスッキリ感が得られます。『スクリュータイプ』や『イヤースコープタイプ』は値段が高いタイプになります。自分に合った価格帯の耳かきを選びましょう。