風景や人物撮影の幅を広げる『ドローン』。今ではバトル要素が含まれた、お子さんの遊び道具としても人気を集めています。そんなドローン、操縦が難しそう・うまく飛ばせるのかが心配という悩みから、購入に踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、初心者の方でも操縦しやすく想像通りの撮影ができるようなドローンを10機ご紹介します。他にもおすすめのメーカー・操縦方法・ドローンの楽しみ方もお話するので、ぜひチェックしてください。まずはドローンのおすすめのタイプから見て、どれがあなたに向いているのかを考えていきましょう。
ドローンのおすすめタイプ
ラジコンタイプ
『ラジコンタイプ』のドローンは、自分で操縦を楽しみたい方におすすめです。コントローラーを使用し自分の好きな場所へと飛ばすことができて、ラジコンヘリやラジコンカーがお好きな方に向いています。
ただ初心者の方には扱いにくいという難点が。スマートフォンで風景を見ながら操縦することが難しく、常にドローンを見ながらの練習が必要となります。あくまでドローンを飛ばして遊びたいという方におすすめです。
もちろん操縦に慣れると、スマートフォンで風景を楽しみながらドローンを飛ばす楽しみ方ができるので、初心者の方や低価格に抑えたい方はラジコンタイプから始めるといいかもしれません。
自律飛行タイプ
ドローンにコンピューターを搭載してプログラミングすることで、自律飛行をするタイプを『自律飛行タイプ』と呼びます。GPSを搭載しており、飛んでいる位置を把握しながらプログラミング通りに飛行します。専用のアプリを使用しスマートフォンで操縦をする製品が多く、アプリも簡単で使いやすいつくりのものがほとんどです。初心者の方でも扱いやすいでしょう。
自律飛行タイプは空撮に向いていて、飛ばして遊ぶよりも臨場感と広さのある撮影を行いたい方にもおすすめです。ですが場所によってはGPSがうまく使えないときもあるため、自動帰還機能や障害物を避ける機能があると良いですね。
ドローンのおすすめ操縦方法
ドローンの操縦方法は製品によって異なりますが、基本的な動きはほとんど同じです。ここでは、基本的な操縦方法をご紹介します。
1.離着陸
スロットルと呼ばれます。まずは思い切り上昇させることから始めましょう。慣れてきたら目線の高さというように少しずつ下げていきます。反対に着陸は、ゆっくりとドローンを降ろします。着陸を確認したらプロペラを停止。
2.前後
エレベータと呼ばれます。ドローンの向きや進む方向を確認して行いましょう。最初は小さく動かして、慣れてきたら大きく動かします。離着陸も含めて練習すると、慣れが早くなり上達しやすくなりますよ。
3.左右旋回と左右移動
ラダー・エルロンと呼ばれます。前後移動と同じで、まずは小さい動きから始めましょう。
コントローラーにはモード1・モード2と種類があるため、説明書を参考に操縦しやすい法を選びましょう。
初心者向けドローンのおすすめポイント
ドローンで競争
友達と競争するという遊びもドローンの楽しみ方のひとつです。細かい操縦の必要がなく、前後左右や旋回の基本的な動きができれば十分楽しめるでしょう。製品の中には、競争以外にも赤外線を当てて攻撃するドローンもあります。このようなバトル要素は子供から大人まで、初心者から上級者の方まで楽しめる遊び方です。
空からの撮影を楽しむ
ドローンを持つならやはり、撮影をしたいと思う方も多いでしょう。最初は操縦の練習が必要となりますが、基本的な動きができるようになれば十分綺麗な映像が撮影できます。
撮影ができるドローンには、スマートフォンを使用しリアルタイムで映像を確認しながら操縦できる製品が多いです。理想通りの撮影ができるのはもちろん、操縦も簡単にできるようなつくりの製品が多いため、初心者の方にもぜひ試してほしい楽しみ方です。
初心者向けドローンのおすすめの選び方
GPS機能の有無で選ぶ
GPSが搭載されたドローンは、自律飛行・自動ホバリングができます。自動飛行とは、ドローンが位置を把握しながらあなたが設定したルートを飛行すること。そして自動ホバリングとは、空中でドローンが静止することです。
どちらも初心者の方におすすめの機能で、操縦の練習よりも早く飛ばしたいという方は、GPSが搭載されたドローンを選びましょう。
プロペラガードの有無で選ぶ
『プロペラガード』とは、プロペラを360°囲むことで衝撃からドローンを守るものです。ドローンを操縦する際は周りに気をつけることが大切ですが、万が一壁にぶつかった際でも損傷を防ぐことができます。
また人に当たってしまっても怪我のリスクを下げることができるため、初心者の方はもちろん上級者の方でもプロペラガードのついたドローンを選びたいところですね。
高度維持機能の有無で選ぶ
高度維持機能とは、1度上昇させた位置をキープする機能です。操縦に慣れていないときは、高さを維持することがとても難しいはず。安定した動きをサポートする機能が、高度維持機能なのです。
フラフラしてうまく操縦できない・高さをキープする段階で挫折するということがなく、ドローンライフを楽しく過ごせるように高度維持機能のついたドローンがおすすめです。
ヘッドレスモードの有無で選ぶ
『ヘッドレスモード』は、ドローンがどの方向を向いていても、レバーを倒した方向に進む機能のこと。基本的に搭載されている製品が多く、操縦がとてもやりやすくなるため嬉しいポイントです。
ドローンが自分の後ろにいる場合は、ヘッドレスモードがうまく作動しないことがあります。一度着陸させると向きが再設定されるので、覚えていてくださいね。
FPV機能の有無で選ぶ
『FPV機能』とは、コントローラーに設置したスマートフォンなどで、ドローンが見ている映像をリアルタイムで見られる機能です。臨場感のある視点から操縦でき楽しいことはもちろん、映像を見ながら構図を決めることもできるため、映像や写真を撮影する方はFPV機能搭載の製品がおすすめ。
初心者向けドローンのおすすめメーカー
DJI (ディージェーアイ)
『DJI』は中国に本社を置いている知名度の高いドローンメーカーです。一般向け・プロ向け・産業用まで幅広いドローンを取り扱っており、7割ほどのシェアを独占しています。価格も比較的求めやすい製品から高価な製品もあり、自分に合うドローンが見つかりやすいメーカーといえます。
デザインもコンパクトなものから重みあるメタリックなものまで揃っているため、見た目重視の方もぜひチェックしてください。
RYZETECH (ライズテック)
『RYZETECH』はコンパクトで持ち運びのしやすいドローンを開発しており、Telloシリーズが有名なメーカーです。どれも初心者の方でも操縦しやすく飛行も安定しているため、お子さんと一緒に楽しめるドローンでもあります。
スマートフォンVRヘッドセット対応の製品もあり、FPV視点で驚きの飛行体験ができるのも人気の理由です。
Parrot (パロット)
『Parrot』は、シンプルだけどかっこいい・コンパクトなドローンメーカー。友達とバトルができる製品・手紙や小さな荷物を持たせられる製品・ゴーグルで臨場感ある体験ができる製品と、各製品遊び方にこだわりがあります。
撮影に特化した製品では、4K対応で2100万画素の写真を撮影することができるなど、撮影を楽しみたい方にもピッタリのメーカーです。
ドローン使用上の注意点
ドローンを使用する上で注意したいことは、ドローンの規制法です。大中小サイズを問わず守らねばいけないルールがあり、詳しくは国土交通省のホームページ『無人航空機の飛行ルール』に記載してあります。ここではドローンを飛ばしては行けない場所をピックアップしてご紹介しますね。
1.国の重要な施設・外国公館・原子力事業所
2.高速道路・新幹線上空・変電所
3.空港周辺・人口密集地地区・イベント会場上空・私有地上空
規制対象は他にもあります。また危険物の輸送や物を上空から落とすことも禁止です。購入前にしっかりとチェックしておきましょう。