『7kg洗濯機』の購入や買い替えを検討している人にとって、どんな洗濯機がいいのか悩んでしまいますよね。今回はおすすめの7kg洗濯機10選をランキング形式でご紹介します。
もちろん洗濯機の形やタイプ別のちがい、各メーカーの特徴やおすすめ機能といった基礎知識もたっぷり。知っておくと安心な情報が満載なので、ぜひ購入前の参考にしてください。
おすすめの7kg洗濯機の種類
縦型洗濯機
日本で主流だった『縦型洗濯機』は洗浄力の高さが大きな特徴。たくさんの洗濯物を入れてもたっぷりの水で汚れを落とします。お手入れの際も洗浄剤が洗濯槽に行きわたりやすく、清潔な状態をたもてるのもうれしいポイントです。
さらに省スペースな場所にも設置できるため、狭い洗面所や屋外でもOK。デメリットはドラム式と比べると水道代が高くなる、大型の洗濯物を取り出すときに重みを感じるという2点です。これらの面をふまえても、縦型洗濯機を使う人は多いくらい人気を保持しています。
横型ドラム式洗濯機
これまで主流だった縦型にせまる勢いで人気が高い『横型ドラム式洗濯機』。必要最低限の水量で洗えるため節水性が高いこと、乾燥機能がついていることが特徴で、洗濯槽の形状をいかした使い方ができます。
しかし縦型洗濯機に比べると洗浄力が落ちること、サイズが大きいためスペースが必要で設置できない家庭もあることがデメリット。扉も横向きに開くため、扉を開けたときのスペースも確保する必要があります。
2層式洗濯機
『2層式洗濯機』はレトロなイメージが強いですが、実は一番洗浄力が高いといわれています。洗濯槽は小さめですが、そのぶんたくさんの水を入れられて水流も強くなる優等生。最近は汚れもの専用のコンパクトなタイプも販売され、一部の人からの人気が再燃中です。
デメリットはなんといっても全自動ではないこと。すすぎや脱水といった水の入れ替えなど、洗濯が終わるまで完全に手が離せません。ボタンひとつで洗浄から脱水まで完了するのが当たり前になった現代では、縦型やドラム式に軍配があがっています。
7kg洗濯機はこんな方におすすめ
7kg洗濯機に適しているのは一人暮らしの人や2人暮らしの新婚夫婦、子どもが1~2人いる家族です。小学生くらいになってくると衣類1枚の大きさが増すため、7kgでは小さく感じはじめることが予想されます。
最低限の洗濯はできますが、余裕をもって使うためには大人2~3人程度の使用を限度としましょう。
おすすめの7kg洗濯機の選び方
洗濯容量
洗濯ができる容量は『一人あたり1.5kg』とされています。そのため一人暮らしの場合は5kg、3~4人の家族なら7~9kg、4人以上の家族は10kg以上が最適です。
洗濯の量と容量が合っていないと汚れ落ちが悪くなったり、洗濯機の故障の原因になったりと思わぬデメリットが発生することが考えられます。ライフスタイルや洗濯量に合った洗濯機を選びましょう。
サイズと形
洗濯機のような大型家電は、じゅうぶんな設置場所の確保が必須。ドアや窓などの搬入ルートに入らないといったトラブルもあるため、注意が必要です。
また設置場所の洗濯用水栓や洗濯パンのサイズや位置、高さもしっかりと確認しておいてください。購入前に分からないことがあれば店員さんやメーカー、管理会社に確認をして確実に設置ができることを前提に購入してくださいね。
静音性
夜間や深夜・早朝に使う人は洗濯機の騒音に悩まされることが考えられます。またアパートやマンションなどの集合住宅では、近隣住民や隣人に迷惑がかかってしまうことも。屋外に洗濯機を設置するばあはとくに注意しましょう。
洗濯機の理想的な音の大きさは45dbといわれています。縦型タイプの場合はインバーター式を、乾燥機能がついたドラム式洗濯機はヒートポンプ式を選ぶのがおすすめです。
機能
風呂水ポンプ
入浴後のお風呂のお湯を節約のため洗濯に利用したい場合は、『風呂水ポンプ機能』がついた7kg洗濯機がおすすめ。温水は汚れを分解してよく落としてくれます。
ただし風呂水を使うのは『洗い』のときのみで、すすぎはキレイな水道水でおこないましょう。入浴剤や残り湯の中の微生物が気になる人は、風呂水ポンプ機能を使用するかどうかよく検討してください。
温水洗浄機能
洗濯槽の水を熱源で温めて洗う機能で、高い洗浄力が特徴。衣類の臭いや黄ばみもキレイに落としてくれるので、『風呂水ポンプ機能が気になるけれど衛生面で心配』という人はあると便利です。
ただし水道水を一から温めるため、通常の洗濯よりも時間が長くかかることがデメリット。衣類の汚れが気になる、長く大切に着たいといったこだわりのある人におすすめです。
ほぐし脱水
洗濯物を干すとき、からまった衣類どうしをほぐすのは意外と手間がかかるものです。服の袖やバスタオルなどの長いものがからまると、引っ張ったときに衣類が伸びそうで心配な面もありますよね。
そんなちょっとしたイライラも解消してくれるのが『ほぐし脱水機能』。脱水の最後の段階で洗濯槽で回転するプロペラのような『パルセーター』が細かく動き、衣類のからまりを軽減します。
チャイルドロック
高速で回転する洗濯機は小さな子どもが興味をもつことがあります。回転中の洗濯機に手を入れたら大きなケガにつながり、たいへん危険ですよね。洗濯機に関する子どもの事故は実際に起きています。
そんなときに重宝するのが『チャイルドロック機能』です。洗濯機が動いている間はフタがロックされるため、万が一子どもがフタを開けようと思っても心配不要です。今の洗濯機はついているものがほとんどですが、小さい子どもがいる家庭は購入前にチャイルドロック機能の有無を確認しておいてくださいね。
乾燥機能
ヒートポンプ方式
『ヒートポンプ方式』は衣類を乾燥するときに、洗濯機の運転により発生した熱などを乾燥に利用する機能です。ヒーターや水を使わないことや65℃~75℃といった低温で乾燥するため、繊維のダメージ軽減や電気代の節約といった大きなメリットがあります。
ヒーター方式
ヒートポンプ方式よりも高温でしっかりと乾燥させる『ヒーター方式』
です。しかし高温になるぶん衣類が痛みやすいのがデメリット。タオルなどの少量の衣類を乾燥させたい人におすすめの機能です。
簡易乾燥タイプ
機能名に『乾燥』とついていますが、熱源は使用しないため実際に衣類を乾かす能力はほぼないといえます。完全に乾かすというよりも、『干す時間を短縮する』程度だと覚えておきましょう。乾燥機能を使いたい人は『ヒートポンプ方式』か『ヒーター方式』が搭載された7kg洗濯機を購入しましょう。
7kg洗濯機の人気おすすめメーカー
日立
縦型洗濯機『ビートウォッシュ』が人気の『日立』。『ナイアガラビート洗浄』という強い流水力なのに節水性が高い洗浄方法に定評があり、汚れ落ちがよいといわれています。さらにデザイン性の高さも評判で、グッドデザインアワードを受賞するといった経歴も。
SHARP (シャープ)
『SHARP』の洗濯には洗濯槽に穴があいていない『穴なし槽』が特徴。余分な水分が広がらないため、黒カビが発生しにくく、節水性も◎。穴がないことで水流の勢いが増す『巻き上げ水流』で洗浄力アップといったうれしい効果も期待できます。
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』の洗濯機は『泡洗浄』が一番の特徴です。泡洗浄は冷たい水に溶けにくい洗剤を水に溶ける前に泡立てて、汚れ落ちをアップさせる機能。さらにおしゃれ着には『温水泡洗浄』といった機能が使えます。衣類を大切に着たい人やおしゃれ着洗いをしたい人におすすめです。
東芝
『東芝』は水流ともみ洗いで汚れを落とす『浸透ザブーン洗浄』や、ナノサイズの泡が衣類に浸透する『ウルトラファインバブル洗浄』という特許を取得した技術が特徴。東芝では洗浄力に力を入れています。