みなさんは普段、どのような方法で通勤していますか。電車・徒歩・車…とさまざまな通勤方法がある中で、今回ご紹介するのは『通勤用マウンテンバイク』です。マウンテンバイクとは、荒れた道や山道でも乗り越えられる太いタイヤを持った自転車のこと。タイヤだけではなく、フレームとパーツも頑丈に作られていることが特徴です。
地面の凸凹や段差も簡単に乗り越えられるため、通勤時のストレスもないことでしょう。満員電車がつらい・徒歩は疲れるという方の中には、ストレスなく通勤時間を楽しみたいという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
この機会にぜひ、マウンテンバイクのおすすめ10台と選び方をご紹介させてください。まずは選び方から見てみましょう。
通勤用マウンテンバイクのおすすめの選び方
適応身長で選ぶ
選び方の1つに『適応身長』というものがあります。自分の身長に合ったマウンテンバイクでないと、バランスが取れず怪我に繋がることも。以下に適応身長を記載しているので、必ずチェックしてくださいね。
・13インチ:145cm〜160cm
・15インチ:152cm〜170cm
・17インチ:167cm〜182cm
・18インチ:177cm〜188cm
・19インチ:183cm〜199cm
メーカーによって適応身長は異なるため、あくまで目安として確認して購入前はメーカーに問い合わせることをおすすめします。
通勤用マウンテンバイクのライトで選ぶ
マウンテンバイクは車と同様に、夜間のライト点灯が義務付けられています。自動でライトが点灯するマウンテンバイクもあるため、始めはライト付きのものがおすすめです。ライトの消し忘れを防ぐことができて余計な出費を防げます。
もしライトを取り付ける場合は、きちんと明るいのか・衝撃に強いかどうか・防水かどうかの3つで選びましょう。自治体規定の明るさはあるのか・故障を防げるのかが大切なのです。
ギアの変速機能で選ぶ
坂道を楽に登るためにはギアの『変速機能』が重要。ギアを軽くすることで、脚に負担がかからずに登ることができます。変速段数が多い方が良いの?と思いますが、8速でも十分快適に漕ぐことが可能ではあります。ですが通勤時間が長い方・通勤コースに坂道が多い方は、ギアの変速段数の多い方が体の負担もより下がることでしょう。
できればお店で試しに乗って確認してほしいところ。自分に合ったギア数を探すことができますよ。
カゴの大きさで選ぶ
マウンテンバイクで通勤する場合、バッグなど荷物をカゴに入れる方が多いでしょう。実はカゴが大きいほど良いというわけではありません。自分のバランスが取りやすいようなサイズ・荷物の量に収めることが大切です。
通勤時の荷物サイズを事前に測っておくと、どのカゴのサイズが良いのかも判断しやすくなりますよ。
マウンテンバイクの耐久性で選ぶ
ハードテイル
『ハードテイル』とは、マウンテンバイクの基本的な設計でフロントフォークにサスペンションがあります。設計がシンプルな分フレームを強固に作られているため、通勤コースに凸凹や衝撃が少ないのであれば、長く付き合っていけるでしょう。また比較的価格も安いところもポイントです。
デメリットは先ほど記載したように、衝撃に弱いことです。通勤コースに凸凹や障害物が多い方は、次にご紹介するフルサスペンションをチェックしてください。
フルサスペンション
『フルサスペンション』とは、前後にサスペンションを備えたタイプになります。サスペンションがフロントのみのハードテイルと比べると重量が重くなりますが、フルサスペンションにはメリットがたくさんあるのです。
前後にサスペンションがある分、凸凹や障害物などハードな道でも衝撃をしっかりと吸収してくれます。衝撃がないだけでも、体にも精神にもストレスがかかりません。デメリットはどうしても価格帯が上がってしまうこと。けれど上記の優秀さを考えると、初心者の方でも乗りやすいタイプなのです。
タイヤサイズで選ぶ
次に『タイヤサイズ』での選び方です。インチ数が多くなるほどタイヤが太くなり、より進みやすくなります。タイヤが太いと凸凹道や段差も容易に乗り越えられるようになるため、1度通勤コースを確認してからタイヤのサイズを決めましょう。
忘れてはいけないのがタイヤの寿命。日々紫外線を受けて劣化していくタイヤですが、ひび割れを起こしたら交換の合図です。これからも付き合っていけるよう、交換はしっかりと行いましょう。
フレーム素材で選ぶ
スチール
『スチールフレーム』は、耐久性が高く壊れにくいことが特徴です。乗り心地が良いこともポイントです。ですが使っていくにつれて、傷の中に水が侵入し錆びてしまうことがあります。錆びない限りは長く使用できるので、もしスチールフレームを選ぶなら雨の日の自転車通勤は避けましょう。
1番歴史が長いフレームで、ほとんどの自転車に使用され長く愛され続けてきました。扱い次第では長く付き合えるフレームといえるでしょう。
カーボン
『カーボンフレーム』は、ロードバイクの主流フレームともいわれています。非常に軽く劣化もしにくいため、初心者の方でも扱いやすいフレームタイプです。デメリットを上げるなら、価格帯が上がってしまう・1点集中の衝撃で割れてしまうと修復が難しいことです。
ですがトータル的に見るとバランスが取れているため、どこかで衝撃を受ける可能性が低いという方は、ぜひチェックしてください。
アルミ
マウンテンバイクの初心者から上級者まで、人を選ばず楽しめるのが『アルミフレーム』です。1番のポイントは、錆びにくいのに低価格なところ。通勤という短い時間での使用として考えると、コスパの良いタイプだといえます。
デメリットは、低価格な分スチールなどに比べると寿命が短いところです。金属疲労で壊れることもあるため、長く付き合いたいのであればアルミはあまり向いていません。
マウンテンバイクの装備で選ぶ
マウンテンバイクを選ぶ際に見落としがちなのはブレーキやベルなどの装備です。怪我や事故のないよう、しっかりとチェックしておきましょう。
ブレーキ
近年主流の『ディスクブレーキ』がおすすめ。オフロードでの制動力が高く作られています。ぬかるみなどの汚れにも強い点がポイント。
ベル
自分の存在を知らせる装備が『ベル』です。ベルが装備されていない状態で事故を起こすと、整備不良になりますので必ず装備しておきましょう。
通勤用マウンテンバイクのおすすめメーカー
GIANT (ジャイアント)
『GIANT』は台湾に本社を構えているメーカーで、世界最大の総合ブランドとも呼ばれています。コスパが良いと支持されており、初心者から上級者までさまざまな層に愛されているようです。さらにGIANTはメンテナンスが無料という嬉しいポイントも。低価格でメンテナンスが無料とは、なかなか会えないメーカーといえるでしょう。
またラインナップが多いところも魅力の1つで、自分好みのマウンテンバイクと出会えやすいはず。初めてマウンテンバイクを購入するという方は、まずはGIANTからチェックしてみてください。
MERIDA (メリダ)
『MERIDA』の特徴は、妥協がなく信頼のできるメーカーといわれています。選手のために開発されたテクノロジーが詰まっていて、妥協のない・クオリティの高い・どこまでも走っていけるマウンテンバイクを展開。
デザインもスタイリッシュで、走りやすさだけでなく見た目にもこだわりたいという方にもおすすめです。
Cannondale (キャノンデール)
『Cannondale』は1971年の創業以来、より良いサイクリングを探し求めているメーカーです。人間工学デザインも研究され、人に馴染み愛され続ける自転車を開発してきました。世界中を独自の考えで驚かせてきたCannondaleのマウンテンバイクは、ラインナップも豊富。
そのどれもがスタイリッシュでかっこよく、通勤時にはもってこいのデザインになっています。通勤時もサイクリングを快適に楽しみたい方におすすめです。
GT
『GT』は1976年創業で、マウンテンバイクの代表ともいわれるアメリカのメーカーです。独特なフレーム形状を採用し、剛性の高さと乗りやすさを兼ね備えています。ほかにもフレームの寿命の長さ・衝撃軽減も嬉しいポイントですね。
見た目はコンパクトなマウンテンバイクが多いため、扱いやすさとケアのしやすさを求めている方におすすめ。