休日に遠出をしてトンネルに入ると車が汚れていた..。という経験をしたことのある方は多いと思います。愛車はつねにきれいにしておきたいですよね。ガソリンスタンドなどにある洗車機で手軽に洗うのもいいですが、細かいキズが付いてしまう可能性があります。きれいに洗い上げるなら、スポンジで手洗いするのが一番です。
『カーシャンプー』売り場にはたくさんの種類が並んでいます。しかしどれが自分の車にあったカーシャンプーなのか、わからない人も多いのではないでしょうか。今回はカーシャンプーの選び方や、おすすめの商品を口コミの評判などを交えて紹介します。
カーシャンプーとは
カーシャンプーとは車の塗装にダメージをあたえないよう、成分が調整された洗剤です。カーシャンプーは一部の商品を除き、基本的に中性です。一般的な中性洗剤とは違い、カーシャンプーは泡切れがよく、車を洗いやすいようになっています。
同じ中性洗剤ということもあり、中には台所用洗剤を使用する方もいるようです。しかし台所用洗剤では強力すぎて、車の塗装にダメージを与えてしまう可能性があるため、おすすめしません。
カーシャンプーのおすすめの選び方
車の色にあわせて選ぶ
カーシャンプーはボディの色ごとに種類が変わります。たとえば濃色のボディ用の場合はキズが目立つため、コンパウンドが入っていない洗浄成分のみのものが多いです。しかし淡い色のボディ用には、水アカなどの汚れを落とすため、コンパウンドが入っているほか、高濃度の洗剤が使用されているものもあります。
基本的にカーシャンプーはボディの色にあわせたものを買うのがおすすめ。心配であれば全色対応のものか、淡い色のボディでも洗浄成分のみを使うようにしましょう。
車のコーティングの有無で選ぶ
コーティング施工車専用
ボディがコーティングされている場合は、中性でコンパウンドの入っていないものを使います。そうすればコーティングをキズをつけることなく洗えます。パッケージに『コーティング車専用』と書いているものを選べば間違いありません。
被コーティング車専用
ボディがコーティングされていない場合は、酸性またはアルカリ性のコンパウンドの入ったものを使います。中性のものより洗浄力が強く、水アカもきれいに落とせるのでおすすめです。
含有成分で選ぶ
ボディにツヤを与えるなら『ワックス入り』
ワックス入りのカーシャンプーは、ボディの洗浄成分にワックス効果をくわえたもの。1度の洗車で汚れも落ちて、ツヤもだせる便利な商品です。
ですが洗浄・ツヤ出しどちらの効果も、中途半端になってしまうデメリットも。あくまでワックス効果はおまけと考え、ツヤ出しをしたい場合は専用の商品を買うのがよいでしょう。
落ちにくい頑固汚れには『コンパウンド入り』
コンパウンド入りカーシャンプーはボディの洗浄成分を強化し、研磨効果をくわえたものです。頑固な汚れでも水性であればきれいに落とせます。また酸性の商品を使えば、水アカも溶かしつつ研磨でき一石二鳥です。
注意点として、コーティングやクリア塗装も落としてしまう場合があります。またコンパウンドにより、細かいキズがつくため濃色のボディには不向きなので、注意が必要です。
汚れの種類で選ぶ
カーシャンプーは種類によって得意な汚れが違います。先述したとおり中性は、ボディに与えるダメージが少なく、軽い汚れを落とすのに適しています。アルカリ性の場合は有機物の汚れに強く、油汚れや鳥のフンなどの汚れを落とすのが得意です。
酸性は鉄やステンレスを溶かす成分が入っているため、使用するシーンが限られます。鉄粉汚れやガラスのウロコ汚れなどには酸性がよいです。ただし洗い残しがあると酸焼けを起こしてしまい白く変色してしまう可能性があるので、しっかりと洗剤は洗い流すようにしましょう。
よく泡立つものを選ぶ
泡立ちのよさと泡切れのよさはカーシャンプーを選ぶ上でとても重要です。泡が多いと汚れを浮かす力が高まります。それだけでなくスポンジとボディの摩擦を減らすため、ボディをキズをつけることもありません。十分に泡立ててから洗車しましょう。
泡切れのよさは洗い残しをなくし、洗車後の拭き上げの手間も減らします。それによりしあがりをきれいにし、ボディにシミができにくくなります。
親水性の高いものを選ぶ
親水性とは界面活性剤などがもつ、水への溶けやすさのことです。親水性の高いカーシャンプーを使用すると、濡れが均一になり、水がボディで膜のように広がり落ちやすくなります。
雨が降ったときに汚れも一緒に流れ、ウロコ汚れやウォータースポットもできにくく、コーティングや塗装を長持ちさせられます。
使用頻度に合わせて選ぶ
頻繁に洗車をする方にとって、カーシャンプーにかかるコストは気になるところです。希釈タイプのカーシャンプーは、水で薄めれば1本で数回~数十回使えるものまであります。1回あたりのコストも下がり、買いに行く頻度も減るのでおすすめです。
たまにしか洗車をしない方や、希釈する手間が面倒な方にはそのまま使える原液タイプがおすすめです。どちらを使うかは自分の洗車頻度にあわせて選んでください。
カーシャンプーのおすすめメーカー
ソナックス
『ソナックス』はドイツのカーシャンプーメーカーです。メルセデス・ベンツなどの高級車メーカーの純正用品としても採用されています。レビューでも『今まで落ちなかった汚れが落ちた』と高い洗浄力で評価が付いています。
シュアラスター
『シュアラスター』は泡立ちのよさと、泡切れのよさで人気のメーカー。同社の『ゼロシャンプー』は泡をすすぎ流したあとに、拭き上げの必要がないと言われるほどの泡切れで、人気の商品です。
ウィルソン
『ウィルソン』のカーシャンプーは泡立ちのよさが人気のメーカーです。密度の高い泡がボディとスポンジの摩擦を減らし、車にキズをつけることなく優しく洗い上げるのが特徴。
カーシャンプーの使い方
カーシャンプーを使う前には丁寧な水洗いを
カーシャンプーを使ってボディを洗う前に水で予洗をしましょう。表面に付着した砂ぼこりなどを洗い流すことで、砂ぼこりがボディをキズをつけず、カーシャンプーの効果を十分に発揮できます。
予洗をしたら泡立てたカーシャンプーで、洗い残しのないようにしっかりと洗いましょう。泡を完全に洗い流したら、拭きあげをしてボディを乾かせば水アカやホコリがつくのを防げます。
カーシャンプーの泡立て方
カーシャンプーは使うときに、しっかりと泡立てるのがきれいに洗うコツです。パッケージに記載のある規定量を、バケツに入れ2cmほど水をためたあと、勢いよく水を注ぎます。
切り替えのできるノズルならシャワーにし、ホースから直接注ぐ場合は、先端をつぶすとよく泡立ちます。泡が少なくなってきたら、バケツの中で何度かスポンジをもむと泡が復活するのでおすすめです。