「睡眠時間は取れているのに疲れが取れない」ということありませんか?
もしかしたらマットレスが身体にあっておらず、負担がかかっているかもしれません。睡眠は日中のコンディションも左右するからこそ、睡眠の基本となるマットレスは見直したいところです。
この記事では、「マットレスを購入したいが選び方がよくわからない」という方のために、お手頃価格でうれしいニトリのマットレスを選ぶポイントを紹介します。ニトリで購入できるマットレスの構造やかたさ、予算などといったポイントでまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ニトリマットレスとは?
お値段以上のアイテムが充実している「ニトリマットレス」は、さまざまなタイプ(カテゴリ)のマットレスが販売されています。このほかにも、抗臭・防ダニ・抗菌対応、洗い替えのメンテナンス性についても考えられたマットレスも用意されており、機能性や寝心地など自分好みに合った1枚が見つかりそうですね。
ニトリマットレス特徴は?
ニトリ開発の「Nスリープ」をはじめ、さまざまなタイプのマットレスが販売されていますので、その特徴についてご紹介します。
コスパよく種類も豊富
よいものを安く提供するニトリ。マットレスの分野においても、自社で企画・製造・販売をおこなうことでコストカットし、高品質でありながら値段を抑えた価格で提供しています。
単なる選択肢の多さだけでなく、理想の寝心地を追求したニトリ自社開発の「Nスリープ」の機能性、2段ベッドや電動ベッドに対応したマットレスといった顧客のニーズを把握したラインアップからも、幅広い層に受け入れられていることがわかります。
長期保証がある
ニトリで取り扱うマットレスのなかでも、自社工場で生産され耐久試験合格したマットレスについては、5年もしくは30年の長期の保証対象となっています。
例えば、ポケットコイルとウレタンを使用したマットレス「Nスリープ C1」の保証期間は5年間、Nスリープのプレミアム・ハード・ラグジュアリーのシリーズでは30年保証といった保証期間になっています。
快適な睡眠にためにマットレスの構造を知ろう
まずは、寝心地を左右するマットレスの内部構造についてチェックしておきましょう。ここでは、コイル系(2種)とコイルを含まないノンコイルに分類して紹介します。
ボンネルコイル
スプリング同士を連結させたボンネルコイルは、面で身体を支えます。そのため、身体が沈み込まず程よいかたさと通気性に優れています。
コイルとコイルを連結させた構造のため、揺れが伝わりやすいデメリットがありますが、適度なかたさがあるため、布団で寝ているような感覚にも近く、寝返りしやすいといったメリットがあります。
ポケットコイル
こちらもコイルを使ったマットレスです。しかし、こちらはコイル同士を連結させず、袋(ポケット)に入ったスプリングをマットレス一面に引き詰めて使用します。ポケットコイルでは、ひとつひとつのコイルが身体の形状(寝姿勢)に合わせて支えるため、無理のない体制で心地よい眠りをサポートしています。
コイルが独立しているため寝返りによる揺れが伝わりにくいといった効果もあります。そのためポケットコイルを使用したマットレスは、どんな寝姿でも包まれるような寝心地と、圧力を分散するため身体への負担も少ないといった特徴があります。
ノンコイル
一般的にノンコイルとは、金属コイルを使わないマットレス構造で、高反発マットレスや、沈み込むようなソフトな感じの低反発のマットレスなどが該当します。
このほかにも、水洗いできるもの、支える部分に応じて理想の体圧分散の加工(プロファイル加工)をほどこしたものなど、さまざまな機能をもったマットレスがあります。ニトリでは、通気性と高反発機能のなる「三次元スプリング構造体」と呼ばれる詰めものを使用した、水洗い可能なマットレスも取り扱っています。
ニトリマットレスは腰痛対策におすすめ?
身体に合わないマットレスは、疲れが取れないだけでなく、腰に負担がかかり腰痛を引き起こす原因になることも。そこで、ニトリの数あるマットレスのなかから腰痛対策におすすめの商品を紹介します。
腰痛対策ならNシリーズ
腰痛対策でマットレスを選ぶ際に最も大切なポイントは、腰に大きな負担をかけないことです。ニトリで取り扱っている商品のなかでも「Nスリープ」シリーズは、寝姿に合わせてマットがフィットする優れものです。この機能により、身体と支えるマットレスの接触面積が大きくなることから、腰への負担軽減・腰痛対策としても効果もあります。
Nシリーズ特徴
腰痛対策としてもおすすめのNスリープシリーズは、上下2層のポケットコイルのマットレスと、好みに合わせて選べる寝心地のいいマットレスが大きな特徴です。ほかにも防臭・防ダニ・抗菌機能によりいつでも気持ちよく過ごせます。
ポケットコイルが2層
厚みのあるNスリープシリーズは、体圧分散性に優れたポケットコイルを2層組み合わせたマットレスです。身体が接する上部のポケットコイルは、身体を支え、体圧を分散させる効果があります。
下段では、身体全体をサポートしています。またひとつひとつコイルが独立しているため、腰だけが沈み込んでしまうこともなく、横になったとき身体全体を包み込みながら身体をしっかりと支えます。上下のコイルを並列に並べる基本配列のほか、上下のスプリングを交互に配列させたマットレスもあり、弾力性と身体への負担を軽減した眠りをサポートしています。
寝心地がいい
Nスリープには、マットレスのかたさや寝心地からプレミアム・ハード・ラグジュアリーの3種類のシリーズがあります。硬めが好きな方向けの「ハードシリーズ」、身体の凹凸に添って身体を支える「プレミアムシリーズ」、さらに身体とマットレスの接触面積を大きくすることで包み込まれるような寝心地を再現した「ラグジュアリー」と、好みに合わせた眠りが選べます。また同じシリーズ内でも、スプリング数や詰めものの素材、寝心地のよさを追求したマットレスが展開されています。
ニトリマットレスを選ぶ際のおすすめポイント
ニトリではたくさん種類のマットレスを取り扱っているため、どれを選んでいいのか迷っていましますよね。ここでは、マットレスの構造や寝心地、サイズ・価格などマットレス選びのポイントをみていきましょう。
マットレスの構造で選ぶ
まずは、寝心地を決める内部の構造からマットレスを選ぶポイントです。
弾力があるのが好きな方はボンネルコイル
弾力があるかためのマットレスが好きな方、やわらかいマットが苦手な方には、適度なかたさと弾力があるボンネルコイルのマットがおすすめです。
ボンネルコイルが入ったマットレスは、連結したコイル全体(面)で身体を支えるため、寝返りのたびにマット全体が揺れるデメリットはあるものの、通気性も高く扱いやすいのが特徴です。
ニトリでは、受け取りから設置場所まで持ち運びしやすい、圧縮パッケージの対応したボンネルコイルのマットレスも販売しているので、開封後すぐに使用できます。
身体が沈むのが好きな方はポケットコイル
身体に合わせて点で支えるポケットコイルは、その構造からマットレスに包まれているようなフィット感を求める方におすすめのマットレスです。
コイルの数が多いほど、身体にフィットし体圧分散性が高まります。ニトリで取り扱うマットレスの多くはこのポケットコイルタイプのマットレスです。
ポケットコイルの数やコイルの並べ方を工夫し、ウレタンをはじめとする詰めものの素材を組み合わせたうえで、さまざまな寝心地を作り出し心地よい眠りをサポートしています。
布団に近いタイプが好きな方はノンコイル
布団と同じように内部にコイルのないタイプのマットレスです。マットレスの素材が寝心地に直結し、低反発マットレスのもつ体圧分散性や、理想な寝姿勢をサポートする高反発マットレスなどがあります。
上下で別々の生地を使用し温度調整しやすいマットレスなども。またニトリで扱っているノンコイルタイプのマットレスのなかには、おすすめの使い方として敷ふとんにプラスして使用するものもあり、お布団派の方も手軽に寝心地アップできる商品が揃っています。
かたさで選ぶ
寝方によって負担がかかる部分がことなるため、寝方に合わせたマットレスの選び方を紹介します。
横向きで寝が多い方はやわらかめ
横向きで寝る方が多い方は、仰向けで寝る方に比べ、肩や腰に大きな負担がかかります。そのため、身体に負担がかからないよう背中や骨盤がひずまない”適度なやわらかさ”がマットレス選びポイントとなります。
寝返りのしやすさについても考慮し、体圧分散に対応したかたさの選べる高反発マットレスや、身体を点で支え腰などに負担のかかりにくいポケットコイルのマットレスがおすすめです。
仰向けで寝が多い方はふつう
仰向けで寝る場合は、首回りや腰回りなど身体の一部にだけ負担がかかっていないことが大切です。そのため、身体が沈みやすく寝返りの打ちにくい低反発のマットレスはおすすめできません。仰向けの場合は自然なS字となり、寝返りを打った際も理想的な姿勢をキープできるなど体圧を分散できる、ほどよいかたさのふつうタイプのマットレスがおすすめです。Nスリープシリーズであれば、”ふつう”と”かため”とかたさが選べるほか体圧分散性も高いマットレスが揃っています。
うつぶせ寝が多い方はかため
うつぶせ寝が多い方は、低反発マットレスのようにやわらかいものだと首から肩、そして腰への負担が心配されるため、身体が沈み込みにくく安定感のある”かため”のマットレスがおすすめです。身体が沈み込むことがなく寝返りを打ちやすいマットレスを選びましょう。実際にニトリの店頭で横になり確認した方が確実ですが、マットレスの特長として”かため”表記のある商品や、N(ニュートン)と呼ばれるかたさの目安となる数値が表記のある高反発マットレスも取り扱っています。
目的のサイズで選ぶ
マットレス(ベッドサイズ)は、ライフスタイルに合わせて選ぶのが快眠へのポイントです。1人向けのセミシングル・シングルサイズ、ゆったり寝たい方にぴったりのセミダブル、大人二人や親子で寝るのにちょうどいいダブルサイズ、さらにゆったりとしたクイーンサイズ、シングルサイズを2セットしたキングサイズなど、ライフスタイルに合わせた商品を取り扱っています。マットレス単体であれば、商品によりサイズ展開はことなりますがシングルからクイーンサイズまで取り扱っています。寝返りなども考慮し、ゆとりをあるサイズを選びましょう。
フレームで選ぶ
フレーム(ベッド本体)とマットレスのサイズ選びは重要ですが、ここではベッドフレームなしで使用できるマットレスを紹介します。引っ越しが多い方や部屋を有効活用したい方向けのマットレスになります。
脚付きマットレス
脚付きマットレスは、マットレス本体に直接脚を取り付けるだけで利用できる一体型のベッドです。部屋を有効活用できるすっきりとしたデザインが特徴です。そのため、ベッドだけでなく、ソファ替わりにも利用できます。ベッド下の空間を収納スペースとして利用する場合には、脚の長さも合わせてチェックするのがおすすめです。なおニトリでは、好みに合わせてマットレスを選べるよう、フィット感のあるポケットコイルおよび、張りのあるマットレスがお好みの方向けのボンネルコイルと、どちらのタイプにも対応しています。
折りたたみ式マットレス
ニトリでは、3つ折り・4つ折り・6つ折りと折りたたみ式のマットレスも数多く取り扱っています。折りたたみ式のマットレスは、折りたたむ部分でマットレスそのものの素材が分断されているため、身体を支える力が弱くなってしまうため、折り目の位置を考慮した方が賢明です。とはいえ、1枚もののマットレスと違い、折りたたむことでコンパクトなサイズにまとまるため、収納性も高く、上げ下げ(持ち運び)も簡単といった特徴があります。このほかに、カウチやソファとしても使える折り畳み式のマットレスも販売しています。
予算で選ぶ
いざ購入となると一番気になるのはやはり「お値段」ではないでしょうか。ここでは、予算別にどんなマットレスの選び方を紹介します。
1万円以下
さまざまな種類のマットレスを取り扱っているニトリですが、1万円以下のマットレスも数多く揃っています。その多くは、通気性に配慮した折りたたみ式のマットレスのほか、ほどよい反発のあるかための寝心地が特徴のボンネルコイルのマットレス単体、ボンネルコイル使用の脚付きベッドも1万円以下で購入できます。一人暮らしの方や、できるだけ予算を抑えたい方におすすめです。
1万円から3万円以下
1万円から3万円という予算であれば、低反発マットレスのほか、身体のラインにフィットするポケットコイル(1層)マットレスも選択肢に。例えば、5年保証の付いたNスリープC1なら、マットレスの内部と外側のポケットコイルの種類を変えることで横揺れを防ぐほか、端の落ち込みを防ぐ工夫も。波型のウレタンと合わせ適度なやわらかさを実現するなど、眠りを全力でサポートしています。
3万円以上
3万円以上となると、大きなサイズのマットレスもいろいろと選べるようになるだけでなく、より品質の高い機能性にも優れたマットレスも選択肢に。どんな姿勢でも支える理想の眠りを追求した「Nスリープ」の3つのシリーズ全て対象となるため、トッパーの素材による寝心地・通気性・弾力性と寝返りのしやすさ、そして耐久性などさまざまなポイントを考慮しながら、自分好みの1枚を選ぶことができます。
マットレスと布団の違いは?
ここまでマットレスについて紹介してきましたが、収納性やメンテナンスの違いがあるマットレスと布団。最後に、それぞれのメリット・デメリットについてチェックしておきましょう。
カビ対策になる
一晩でコップ1杯ほどの汗をかくともいわれているため、通気性の確保がカビの予防につながります。睡眠中に汗のほか、冬期の結露・日当たりなど住居環境により、カビが繁殖しやすい状態になるため、敷布団を使用している場合には、通気性の確保・日干しといった細かなケアが必要です。一方で、ベッドの上で使用するマットレスは、床から離れて使用することになるため、こまめにお手入れができない方にもおすすめです。とはいえ、湿気はマットレスの劣化に繋がありますので、マットレス使用の場合も定期的なお手入れは必要です。
背中が寒くならない
マットレスを使用することで、敷布団を使用しているときに感じる床(下)からの寒さ・冷えを回避することができます。特に、フローリングの上に敷布団を敷いている方は、背中が寒くて眠れないといった悩みや、身体への負担も大きく痛みを感じるケースも。このように寝冷えや寒さによる体調不良に悩まされている方は、睡眠環境を見直してみるのもおすすめです。
ホコリを回避できる
寝室は、ダニや繊維くずも発生しやすく床にホコリ(ハウスダスト)がたまりやすい状況です。そのため、床に近いところで布団をしいて寝ていると、睡眠中に床にたまったホコリを吸ってしまうことに。ハウスダストはアレルギーや喘息などの疾患を引き起こす原因にもなるため、ホコリの出にくい素材を使った寝具の利用のほか、マットレスを使用により床から高さを確保することでホコリを回避に役立ちます。
ベットと合わせて使えば収納になる
高さのあるベッドとマットレスを組み合わせることで、ベッドの下を収納エリアとして利用することが可能です。布団は押し入れにしまうことで部屋を有効活用できるメリットがありますが、布団の上げ下げが面倒・体力的負担が大きい・収納スペースが限られるという問題も。ベッドを設置するスペースは必要ですが、ベッド下を収納スペースとして有効活用できます。