通勤や通学用、買い物用など、誰もが気軽に乗っている『ママチャリ』。普段使うものだからこそ、安全に長く乗り続けたいものです。
一口にママチャリといっても、使われている素材や搭載されている機能は商品によって異なります。この記事では、そんなママチャリの意外な機能や、購入する際にチェックしたいポイントをご紹介します。
ママチャリとは
『ママチャリ』の正式名称は『シティサイクル』。日常で使うことを目的とした自転車のことです。
ママチャリはかご付きのものが多く実用性を追求しているのはもちろん、おしゃれなデザインのモデルも増えてきており、自分好みのママチャリを選べば日々のちょっとした買い物も楽しくなってきます。
おすすめのママチャリの選び方
ここからはママチャリの選び方のポイントを、4つご紹介します。
聞き慣れない言葉が多いかもしれませんが、自転車を選ぶときに知っておいてほしいポイントを厳選してご紹介していきます。
素材で選ぶ
ママチャリのフレーム素材には、スチール・アルミ・クロモリの3種類あります。
スチールの特徴
『スチール』は素材自体が安いこともあり、1万円代のお手頃価格のママチャリにはスチール製が多く見られます。
丈夫で壊れにくく、購入しやすい価格なのが魅力な反面、スチール製は重くて錆びやすいというデメリットもあります。
アルミの特徴
『アルミ』は軽い・硬い・錆びにくいの3拍子で素材として非常に優秀なのが特徴です。
一方デメリットは寿命が短いこと。大切に使用したとしても2年程度で故障してしまうというのが一般的です。毎日長時間利用する方よりは、普段のちょっとした買い物に使いたい人向けです。
クロモリの特徴
『クロモリ』とはクロムモリブデン鋼のことです。材質はほとんど鉄で、一般的に本格的なロードバイクに用いられています。
耐久性に優れているので、強度を重視する人はクロモリのママチャリがおすすめです。
ハンドルタイプで選ぶ
ハンドルのタイプは、『ドロップタイプ』と『ストレートタイプ』の2種類あります。
ドロップタイプの特徴
『ドロップタイプ』はかまきりハンドルともいわれ、ママチャリの定番の形です。かごに荷物を多く入れることが多い人や、子ども用のイスを設置する人は、このタイプがおすすめです。
デメリットはスピードが出しにくいことですが、あくまで街乗り用として考えるとそれほど大きなポイントではありません。
ストレートタイプの特徴
『ストレートタイプ』はとんぼハンドルともいわれ、ハンドル部分が進行方向に対して垂直になっているタイプのことを指します。通勤・通学など長時間乗る場合は、スピードの出しやすいストレートハンドルがおすすめです。
かごがない場合が多いので、大きめの荷物がある時などはなかなか使いづらいというデメリットもあります。
ライトで選ぶ
暗い道を走るときにはライトが欠かせません。ライトは『ダイナモライト』か『LEDオートライト』が主流です。それぞれの特徴について解説します。
ダイナモライトの特徴
『ダイナモライト』は、必要なときにレバーを倒すとタイヤとの摩擦によってライトがつきます。
ダイナモライトはタイヤの摩擦を利用して発光するため、利用中はペダルが重くなり摩擦音が鳴るというデメリットがあります。
LEDオートライトの特徴
『LEDオートライト』は、暗くなるとセンサーが感知し、自動で点灯します。またLEDを使用しているのでダイナモライトよりも明るいです。ペダルが重くなったり音が鳴ることもありません。
デメリットは値段が多少高いことですが、非常に明るく、自動で点灯・消灯する機能があるため、つけ忘れることもなく安全に走行できます。夜間走行が多い人にはLEDオートライトがおすすめです。
アシスト機能で選ぶ
・走行距離が長い
・坂道が多いところをよく走る
・子どもを乗せて走る
・荷物が多い
このような人には、『電動アシスト付き自転車』がおすすめです。
『電動アシスト付き自転車』は自転車自体の重量が重くなってしまったり、使用前に充電が必要であったり、そもそも高価であったりと気になるポイントは何点かありますが、なんといっても簡単に長距離移動できるようになるのは非常に大きなメリットでしょう。
予算オーバーであったり使用頻度が少なかったりと『電動アシスト付き自転車』に手が出しづらい方には変速ギア付きもおすすめです。変速ギアがあるだけでも負担は軽減します。