自宅で調理をするときに必要不可欠な『ガスコンロ』。さまざまなメーカーから販売されており、見た目のデザインはもちろん機能にも大きな差があります。
今回はおすすめのガスコンロを『口コミ』『機能』『安全性』を考慮して、ランキング形式で10選紹介します。これから新生活を始める方や、古くなったガスコンロの買い替えを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ガスコンロのメリット
全ての鍋が使用できる
最近は調理器具にIHクッキングヒーターを選ぶ方が増えていますが、ガスコンロはIHにはないさまざまなメリットがあります。その一つが鍋やフライパンなど使える素材を選ばないことです。
IHクッキングヒーターでは対応している素材の鍋しか使えませんが、ガスコンロならステンレス製やガラス製、さらには土鍋なども利用できます。
火力調整の判断がしやすい
ガスコンロでは直接目で炎の大きさを見えるため、微妙な火加減の調整ができるというメリットがあります。
IHクッキングヒーターではパネル操作によって5〜8段階程度の温度設定をするため、現在の熱量を正確に判断することが難しい点が少々気になるところ。火力調整が簡単で扱いやすいのはガスコンロです。
価格がお手頃
最近はガスコンロにもタッチパネルが付いていたり自動調理機能が付いていたりするものもありますが、IHクッキングヒーターに比べると価格がリーズナブルな傾向があります。
据え置きタイプのガスコンロで3~16万円程度、IHクッキングヒータは4~20万円程度の商品が多いため、少しでもお得に購入したい方はガスコンロを選ぶとよいでしょう。
ガスコンロのデメリット
もらい火の危険性
炎を使用するガスコンロでは、どうしても周りのものに火が移って火災を引き起こしてしまうリスクがあります。もらい火を防ぐために万全の対策と備えをしておくことが大切です。
もらい火が心配でガスコンロの購入を迷っている方は、火の消し忘れを防ぐ『Siセンサー』が付いたものを選ぶとよいでしょう。万全を期して消火器の用意もしておくとなお安心できます。
掃除に手間がかかる
フラットタイプのIHクッキングヒーターに比べると、どうしてもガスコンロは掃除が手間に感じることもあります。特に鍋を設置する五徳の周りは汚れがつきやすいです。
最近では五徳周りが掃除しやすい形状になっていたり、汚れがつきにくい素材のガスコンロも多く販売されていますので、ガスコンロ周りの掃除が手間に感じる方はそのようなモデルを選んでもよいでしょう。
おすすめのガスコンロの選び方
設置スペースで選ぶ
ガスコンロには標準的な約60cmのタイプとコンパクトな約56cmのタイプ、さらにワイドな75cmのタイプが販売されています。自宅のキッチンサイズに合わせて選ぶのはもちろん、どのような鍋やフライパンを使いたいかも考慮して選びましょう。
キッチンのサイズが大きくコンロ周りも広々使いたい方に60〜75cmがおすすめです。キッチンのサイズやコンロの設置スペースが小さい場合は、コンパクトタイプを選ぶなど、設置場所に合わせた選択が重要です。
奥行きも合わせて確認する
キッチンによっては奥行きが小さいタイプのものもあるので注意が必要。コンロの奥行きがガステーブル台よりも大きいものを選んでしまうと、調理中に体がコンロに当たってしまい危険です。ガスコンロの幅だけでなく、奥行きもしっかりチェックするようにしましょう。
グリル機能で選ぶ
水無しグリル
従来のグリルはトレーに水を入れて焦付きを防止するのが当たり前でした。ですが最近では、トレー自体が焦付きにくい加工がされている『水無しタイプ』のグリルが主流になっています。パリッと焼き上がるのが特徴です。
グリル使用後に汚れた水をこぼしてしまうこともなく、調理中に水を継ぎ足す手間もなくなるので非常に便利なので、グリルをもっと手軽に使用したい方に『水無しタイプ』がおすすめです。
両面焼きグリル
グリルには上部から熱を加える『片面焼きタイプ』と、上下から熱を加える『両面焼きタイプ』があります。最近では『両面焼き』が主流になってきており、こちらは焼き加減を見ながら食材をひっくり返す手間が省けるのがメリットです。
身崩れしやすい焼き魚も、綺麗に焼くことができますし、ピザや具が乗ったトーストなどは上面だけ焦げてしまう失敗がなく、全体的にこんがりと仕上げることができます。両面焼きを選ぶと使い勝手がよいのでおすすめです。
天板の素材で選ぶ
フッ素コート
『フッ素コート』のガスコンロ天板は、油をしっかりと引くため掃除がしやすいというメリットがあります。
しかし硬いタワシで擦ったり、鍋やフライパンを強くぶつけてしまうと、表面のフッ素加工が剥がれてしまうことも。これはサビの原因にもなりかねないので、扱いには少し注意が必要です。
ホーロー
素材そのものが硬く耐久性に優れた『ホーロー素材』。フッ素コートに比べると汚れはつきやすいですが、見た目がつるんとしていて高級感があります。
一方で使える洗剤の種類が限られているものもあるので、お手入れ方法は使用前にしっかりと確認しておくとよいでしょう。
アルミ
『アルミ』天板が採用されている商品は珍しいのですが、人とは違った個性的なガスコンロが欲しい方におすすめです。
汚れがつきにくく掃除がしやすいというメリットがありますが、雑に扱うと細かい傷がつくこともありますので、丁寧な取り扱いができる方に向いています。
ガラスコート
ツヤツヤと清潔感のあるデザインが人気を集めている『ガラスコート』のガスコンロ。ホーロー素材の表面を特殊なガラスでコーティングしています。
熱が伝わりにくく火傷しにくいというメリットがありますが、強い衝撃を受けると表面のコーティングにヒビが入ることもあるので注意しましょう。
ガラストップ
ガラスならではのツヤと透明感が魅力の『ガラストップ』のガスコンロ。ガラス製の天板は見た目の高級感はもちろん、お手入れのしやすさも特徴で、ガスコンロを綺麗な状態で長く使用したい方におすすめ。
一点に集中した強い衝撃には弱いので、取り扱いには少し注意が必要です。