洗車をしたあと、ワックスがけはきちんとしていますか。『カーワックス』は車をきれいに見せるだけでなく、汚れをつきにくくしたり、細かい傷を消したり、きれいなボディを維持する効果もあります。
ワックスがけは、難しそうなイメージがあるかもしれません。しかし種類を変えたり、ちょっとしたコツを知るだけで、きれいにムラ無くワックスがけができるようになります。
今回はワックスの種類やコツを詳しく解説し、おすすめのメーカーや商品を紹介します。最後まで読めば、カーワックスの選び方がわかるかもしれませんよ。
カーワックスとは
カーワックスは洗車後の車体に塗ることでツヤを与え高級感を出します。ホコリがつきやすくなるため、こまめなメンテナンスが必要です。カルナバロウというヤシの木由来の天然成分を主成分とし、撥水効果があります。コーティング加工に比べて雨などで流れやすい側面も。
人気の液体ワックスはスプレーで塗布し、乾かすだけできれいになりホコリもつきにくく手軽。しかし固形ワックスの方が液体ワックスにはない深い色ツヤが出て、仕上がりはきれいです。
カーワックスのおすすめの選び方
種類で選ぶ
固形タイプ
『固形ワックス』は塗装面のツヤ出しと保護が主な目的です。他のタイプのワックスと違い研磨剤が入っていません。そのため事前に洗車をしてきれいにしておく必要があり、手間がかかるので、こまめに洗車をする人向けです。
3つのタイプの中では、もっともカルナバロウの配合率が高く、他のワックスでは表現できない深い色ツヤを発揮し、もっとも耐久性の高いワックスです。
液体タイプ
『液体ワックス』は施工のしやすさでは、3つのタイプの中で群を抜いています。スプレーやムース状になっているもの、シート状のものとさまざまな形で販売されており、洗車後サッと拭くだけで車にツヤと撥水性を与えられるのが、人気のポイントです。
軽い汚れなら洗車せずに、そのまま塗布して拭くだけでよいので、メンテナンスの際にこまめに使用すると、きれいを保てます。固形タイプに比べると耐久性に劣るのが難点。
半練りタイプ
『半練りタイプ』は固形タイプより柔らかくノビがいいため、施工しやすいです。研磨剤が入っているものが多く、細かい傷を消しながらうめるという、2つの効果で車にツヤを出します。
固形ワックスでは塗り込み、乾燥、拭き上げという手順が必要なところ、半練りタイプは塗り込みと乾燥で済むので手間も少なくなります。しかし耐久性は若干劣ります。
車の色にあわせて選ぶ
ボディの色によって使うワックスは違います。たとえば黒などの濃色系は傷が目立ちやすいため、研磨剤入りのカーワックスは使用してはいけません。白などの淡色系の場合は、水アカなどの汚れが目立ちやすいため、研磨剤入りのワックスを使用します。
銀やメタリックカラーの場合は、高級感をだすためクリアコーティングをしていることが多いので、コーティングを傷つけない成分のワックスを選びましょう。また淡色系の場合でも汚れが少ないときや新車の場合は、傷をつけないよう、研磨剤を使用していないものを使います。
傷隠しができるものを選ぶ
傷隠しができるカーワックスもあります。細かい傷のうちはツヤを出し、きれいにする効果があるのですが、傷が深い場合は使用しても完全には消せないので注意しましょう。
カーワックスのおすすめメーカー
シュアラスター
『シュアラスター』は創業70年のカルフォルニアの老舗カーメンテナンス用品メーカーです。厳選されたカルナバロウを使用した高品質なワックスは、車愛好家にも高い評価を受けています。
オカモト産業
『オカモト産業』はカーフレグランス・洗車用品メーカーです。同社の人気商品は窓やホイールにも使え、耐久性が低いといわれる液体ワックスで、2ヶ月ワックス効果の持続する製品を出すなど、ユーザーファーストな製品を作り続けています。
ニューポート
洗浄能力のあるワックスにこだわり、1つの商品だけで累計280万本もの販売数を持つ、実績のあるメーカーです。スプレーノズルを紛失した方のために、無償でスプレーノズルを送るなどアフターサービスも完璧です。
カーワックスの使い方
半練りタイプや液体タイプは、塗布して拭くだけのものがほとんどですが、固形のカーワックスは塗り方にコツがあります。
まずは洗車後、固く水を絞ったスポンジに適量のワックスを取り、ボディに薄く均一に塗り広げます。塗る方向は一定方向にタテからヨコの順に、塗るのがムラ無く塗るコツです。表面がうっすら白くなってきたら、ワックスが乾きすぎないうちに布で拭き取ります。ワックスが乾きすぎると、拭き取るのが難しくなりスジ残りしてしまうので注意しましょう。
ワックスを乾かし過ぎないために、天気は曇りの日を選び、塗るときはパーツごとなど細かく区切ってワックスがけをするのがおすすめです。