『ポータブルナビ』は自分でも設置できる上に、カーナビよりもはるかに安く手に入るため人気です。さらにポータブルナビは、車を降りても持ち運べるのでとても便利なんです。しかしその手軽さから、どれを選んでよいか迷うことはありませんか。
単純に『ラジオで何となく宣伝しているから、それを買おう』、などと決めていると残念なことになるかもしれません。
この記事ではそんなポータブルナビの特徴や選び方を
ポータブルナビとは
『ポータブルナビ』は携帯用のカーナビのことをいい、簡単に設置でき持ち運べるのが特徴です。使わないときは車内から取り出せるので、盗難防止にもなります。
機能面では、GPSや車速パルスという信号などを用いて、位置情報を測位し運転者に知らせてくれ、またナビ機能の地図情報、交通情報VICSが使えるだけではなく、テレビ放送が見られるモデルもあるなど、使い勝手の良さも
おすすめのポータブルナビの選び方
液晶のサイズで選ぶ
ポータブルナビの選び方として、画面のサイズで選ぶというのがあります。ナビ画面の大きさは、
・5インチ
・7インチ以上
の2つに分けられます。
5インチというと、スマートフォンと変わらないくらいの大きさです。大きさは個人の好みでも決められますが、メリットを知っておくと自分に合ったポータブルナビを選びやすくなります。運転中に使うものなので、より安全に気を付けられるようにしましょう。
小さい車で使用するなら『5インチ』
車体が小さい車にポータブルナビを設置するなら、約13cm×9cmほどの大きさの『5インチ』がフィットします。たとえば軽自動車であれば、5インチで十分といえます。軽自動車くらいの大きさだと、ポータブルナビをダッシュボードに取り付けたときに、視界が少しでも広い方が運転中も安心できます。
そして5インチのよいところは、持ち運ぶときでも邪魔にならずに活用できること。車から降りて訪問先へ行くときにも便利に機能します。
見やすさ重視なら『7インチ』
ポータブルナビの大きさを見やすさから選ぶのであれば、『7インチ』を目安にしましょう。実際ポータブルナビ市場では7インチが主流となっているので、大きすぎるということはありません。18cm×11cmほどの大きさで、5インチより見やすくなります。
それよりも大きいものを選ぶのであれば、ダッシュボードの大きさと見比べて購入を検討しましょう。たとえば9インチタイプだと24cm×14cmほどなので、運転席に座ってみて視界に影響しないか、確認してみることをおすすめします。
自動車位置検出精度で選ぶ
知らない道を走行したり、日頃からナビを頼りに運転したりすることが多い人は、自動車位置検出精度の高いポータブルナビが安心です。たとえばランキング4位に掲載の、Panasonicの『ゴリラ』であれば、日本の準天頂衛星『みちびき』とロシアの測位衛星『グロナス』に対応しているので、測位しやすいです。
GPSの位置情報だけを頼るポータブルナビよりも、自動車位置検出精度は上がります。多少価格が高くなりますが、性能の上ではおすすめです。
地図の更新頻度で選ぶ
『無料地図更新』がおすすめ
ポータブルナビを選ぶときは、『無料地図更新』をしてくれるナビかどうか確認しましょう。地図更新に対応してくれない場合、道路や建物が新しくなっても表示を変えてくれず、古い地図を自分の頭で更新しながら走るはめになる可能性があります。またどうせなら、無料でサポートしてほしいものです。
一例として、ゼンリンの地図を搭載しているポータブルナビであれば、3年間は無料更新してくれます。ただしナビ自体の販売開始から3年であることと、更新するためにはSDHCメモリーカードを事前購入しなければならないことには、要注意です。
安さ重視なら『無料地図更新』なしを選ぶのもおすすめ
反対にコストパフォーマンスを第一に考えるのであれば、価格重視で安いポータブルナビにするのも悪くはないです。たとえば大まかな地図を確認するだけで良ければ、いざ迷ったときには路肩に停まって、スマートフォンのアプリで最新情報を見るというのも一つの手。あまりお金をかけたくない人にはおすすめです。
便利な機能の有無で選ぶ
ドライブレコーダー
ポータブルナビに『ドライブレコーダー機能』があるものもあります。もし現在車にレコーダーが付いていない場合は、一石二鳥に。背面にカメラが付いているものが大半です。
ナビ自体もダッシュボードの真ん中に設置するので、1ヶ所場所を取るだけで済みます。しかもナビとレコーダーの機能が付いていても、1万円台から手に入るので気軽に設置できます。ポータブルナビを選ぶ際のポイントとして頭に入れておきましょう。
バックカメラ対応
『バックカメラ対応』のポータブルナビというのもあります。1万円台から購入できるのでこちらもおすすめ。ただしカメラが付属で付くナビと、別売りとがありますので注意が必要です。
さらにバックギアと連動していないので、カメラ切り替えは手動で行います。それでも車をバックさせるときに、ポータブルナビで確認できるのはとても便利です。カメラは車内取り付けタイプなので、設置も簡単です。
ワンセグ・フルセグ・Bluetoothなどの付加機能
ポータブルナビに『テレビ機能』があると、さらに充実します。ただ『ワンセグ』なのか、『フルセグ』なのかで画質が異なります。
しかしフルセグは高解像度で綺麗に映るものの、移動を想定していないので、動く車の中では画像が乱れやすいのに対して、ワンセグは元々携帯を想定していたので、画質が悪いものの乱れにくいです。
停車中に見る頻度が高ければフルセグをおすすめします。またテレビのほかBluetooth機能があれば、ワイヤレスで音楽を流したり、運転しながら通話したりできます。
スマートIC
高速道路を走行することが多いのであれば、『スマートIC』を検索する機能がある、ポータブルナビをおすすめします。
ETCを設置している車が通れるインターチェンジを、スマートICと呼びます。ETCも、スマートIC考慮ナビも搭載していれば、さらにルート候補が増えますので、仕事や帰省などで、長距離走行する人にはありがたい機能です。
おすすめのポータブルナビメーカー
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』のポータブルナビ『ゴリラ』は、広い道路を優先して候補に挙げ、狭い道は避ける傾向にあるナビです。
ジャイロセンサー搭載で方向転換を検知し、バックカメラモニター機能や上位クラスの無料地図更新機能などの高機能も、装備されているという特徴があります。最上位クラスになると、『VICS WIDE』というタクシーの走行データ反映機能にも対応し、カーナビゲーション機能が充実しています。
ユピテル
『ユピテル』は安価なわりに付加機能が充実したポータブルナビです。例として、レーダー探知機機能やオービス警告機能、アンドロイドOSを搭載を装備しており、特にロードサービスはユピテルならではのものです。
反面カーナビゲーション機能が劣り、VICS未搭載で測位精度が低く、ジャイロセンター未搭載で、地図更新もできないというデメリットもあります。
KAIHOU
『KAIHOU』は2008年からカーナビ事業に参入した、輸入商社です。
GPSのみで衛星接続が不可であったり、渋滞予測機能や地図更新不可に未対応であったりと、上2社と比べると劣りますが、安価で市街地に強いポータブルナビです。