皆さんは座るときに『座布団』は使用していますか。現代人を悩ませる腰痛を軽減してくれるグッズですが、たくさんのメーカーからさまざまなモデルが発売されており、どうやって選んだらいいのかわからない方も多いはず。
今回は座布団の特徴や選び方をご紹介していきます。記事後半では厳選したおすすめ商品もランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも座布団とは
長時間座っていてもお尻が痛くなりにくい
正座をしているときは脚に体重がかかってしまいますし、床に座っているときはお尻に負担がかかります。そんなときに座布団を敷くと、体重が分散され長時間座りやすくなるのでおすすめです。
また寒い時期に床に座っているとどうしても体温を奪われやすいですが、座布団を敷くことで防止できます。
椅子の座面に置ける座布団も
座布団にはいくつか種類があり、最近は椅子専用のモデルも発売されています。椅子に固定するための紐がついていたり、中心に穴が空いていて体重を分散させるものあったりと、長時間椅子に座る人のために工夫が施されています。
似たような形で車を運転する人用の座布団もあります。長距離運転していると、どうしても体のどこかに不調を感じやすいので、車を運転することが多い方はぜひ検討してみてください。
座布団の種類
一般的な『座布団』
和室や床に座布団をおく場合は、スタンダードな一般的な座布団がおすすめです。
スタンダードな座布団は肌触りが良かったり、部屋の景観を壊さなかったりなど、安定感があります。
子座布団サイズ
一辺35~50cmの正方形の座布団。床や畳の上で使用するよりも椅子の上に載せて使用する座布団です。
真四角な形だと、椅子の座面にもしっかりとフィットし、使いやすいです。
銘仙判サイズ
あまり『銘仙判』という単語に聞き覚えはないかと思いますが、『横55cm × 縦59cm』のコンパクトなサイズの座布団です。座布団としてはもっとも一般的なモデルなので、デザインも豊富で自分のインテリアに合わせた座布団を選ぶことができます。
和室に置いて正座して使用するタイプの座布団で長方形に作られていることから、正座しても足がはみ出づらいのも魅力の一つです。
八端(反)判サイズ
『横59cm × 縦63cm』の少し大きめの座布団。和風の建物で使用されることが多いモデルで、昔はこのサイズが一般的でした。現在使用される主な場面は仏事や祝事などのイベントです。
和室で長時間正座をするタイミングにはピッタリのグッズなので、おうちに和室がある方は複数個用意しておくと便利に使えます。特に来客が多い方は来客用として購入しておくと安心でしょう。
高性能座布団
一般的な『座布団』に医学的な改良を加えたのが、この『高性能座布団』。人間の座りやすい形状を追求し、『腰痛軽減』や『骨盤矯正』の効果を付加したモデルが多く、自宅だけでなくオフィスなどでも利用する人が増えてきている近年注目のタイプです。
注意点としては、あくまで負担を軽減しているにすぎず、座っているだけで体が治療されていくというわけではないので、あまりに症状に悩まされる場合は迷わず病院を受診しましょう。
おすすめの座布団の選び方
クッション素材で選ぶ
一般的な座布団は外側のカバー素材と中身であるクッション素材にわかれています。中でもクッション素材が大事で、座り心地を左右する重要な部分です。
座り心地にこだわるのであれば、クッション素材に注目して座布団を選びましょう。
綿・ポリエステル素材
比較的多いのが『綿・ポリエステル素材』の座布団です。クッション性が高かったり腰痛を軽減してくれたりなど、機能性も申し分ありません。
一方で素材自体が消耗してしまいやすいというデメリットも存在します。座布団を今まで使用したことがなく、試しに使ってみたいという方におすすめの素材です。
低反発ウレタン素材
長時間椅子に座る方におすすめなのが『低反発ウレタン素材』の座布団です。長時間座って作業を行うオフィスの椅子などに敷くと効果があるでしょう。
クッション素材に弾力性があり、ゆっくりと形状変化が行われるので負担が少なくすみます。普段から座っていて身体が痛い方にはぜひともおすすめしたいグッズです。
高反発ウレタン素材
低反発とは逆で『高反発ウレタン素材』も存在します。高反発のウレタン素材は固めな素材なので力を加えても強く跳ね返ってくるのが特徴です。
体が沈み込まないタイプなので、腰痛対策としても効果的で、マットレスとして活用されることも多いです。また通気性がよいのも一つの特徴で夏の暑い季節にも使いやすい座布団となっています。
等反発 (正反発)ウレタン素材
低反発ウレタンと高反発ウレタンのいいとこ取りをした『等反発ウレタン素材』。かかってきた負担と同じ圧力を返してくれる素材で、フィット感が高い素材です。
通気性もよく、体温がこもって蒸れてしまう恐れもありません。低反発も高反発も体に合わなかったという方はこちらを使用してみてください。
置く場所に合わせてサイズで選ぶ
座布団を置く場所によっても、サイズを考えなければいけません。フローリングや畳の上におくのであれば、来客時にちょうどいいサイズの『八端(反)判サイズ』や『銘仙判サイズ』がおすすめです。
椅子の座面におくのであれば、少し小さめの40×40cmサイズの座布団だとまとまりが良くて、使いやすいでしょう。あまり大きいと逆に座り難くなってしまうこともあるので注意が必要です。