寝具として欠かせない「掛け布団」。多くのメーカーが商品開発を続けており、続々と良品が世に現れ始めています。
今回はそんな掛け布団を選ぶ際に意識するべきポイントや、知って得する選び方などをピックアップして紹介していきます。厳選したおすすめ商品もランキング形式でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめの掛け布団の選び方
重量で選ぶ
掛け布団を選ぶ際は重量に注意しましょう。重い掛け布団を使っていると圧迫感によって眠りが浅くなってしまったり、ひどい場合だと疲れがとれず体調を崩してしまうことにも繋がります。掛け布団はなるべく軽いタイプを選んだ方が良いでしょう。
大抵の掛け布団は、使用している素材等を記載している欄に重量が明記されています。目安として1kg程度であれば軽量タイプといわれていますが、実際に試せるのであれば体にかけてみるとよいでしょう。
サイズで選ぶ
ベッドに合わせてシングルやダブルといったサイズの掛け布団を選びがちですが、体の大きさに合わせてロングタイプを選んだり、大きめのサイズを選んだ方が良いこともあります。実際にどのように使用したいかを考えて、自分にあったサイズを選ぶのが良いでしょう。
素材で選ぶ
木綿
「木綿」は吸湿性に優れているので、寝ているときに出る大量の汗をきちんと吸い込んでくれるのが大きなメリットです。日本は基本的に高温多湿なので、湿気を逃がす機能は必須といえるでしょう。
一方で木綿の掛け布団は布団自体が湿気を溜め込みやすく、こまめに干す必要があります。その点を少し面倒だと感じてしまう方も少なくありませんが、価格も比較的安価なものが多く人気の高い素材です。
羽毛
数ある掛け布団のなかで、もっとも高級感のある「羽毛」。羽毛布団の特徴は圧倒的な保温力と軽量性で、冬場には大活躍してくれます。
価格はそのほかの素材に比べるとやはり高額ですが、毎日の睡眠の質を向上させたい方にはイチオシの素材です。
シルク
高級な素材として知られている「シルク」。シルクを使った掛け布団は保温性・吸湿性にも優れており、放湿性もあるなど総合的にバランスが良いのが特徴です。
しかし高性能な反面手入れが難しく、湿気を溜めてしまうとダニが発生しやすくなります。洗濯方法も指定されていることが多く、簡単に手入れをしたいと考えている方は避けましょう。
羊毛
羊毛は保温性、吸放湿性に優れており夏も冬も快適に使用可能。また他の布団よりも軽量で肌触りもよく、質の良い睡眠を取ることができます。
また市販のものには羊毛混というポリエステルの混じったものもあるため、羊毛100%をお探しの方は要注意です。
ポリエステル
数ある掛け布団のなかでも、最も価格が安いのが「ポリエステル」です。寝具売り場でも多く扱われており、質ではなく価格面で選ぶのであればまず外せない素材といえます。
ポリエステルは保温性や吸湿性など機能面は劣りますが、購入しやすさは圧倒的な魅力です。複数枚掛け布団が必要だがお金をあまりかけたくない方は、ぜひポリエステルの掛け布団をチェックしてみてください。
シンサレート
「シンサレート」は3M社が研究を重ねて開発した、『高機能中綿素材』を意味します。断熱性や保温性に優れていて、薄い上に暖かいのが特徴です。
シンサレート素材の掛け布団は埃やダニが発生しにくいのも特徴なので、アレルギー体質の方には最適な寝具となります。とくに小さなお子さんがいる家庭で、布団の埃がどうしても気になる方には非常におすすめです。
日本では1980年から発売が始まっており、ポリエステル以外天然の素材を使っていた掛け布団の中では比較的新しい素材です。
厚さで選ぶ
素材によっても寝心地は変わりますが、季節に合った厚さを選ぶのも布団選びの大事なポイントの一つです。
夏には『肌掛け布団』
最も軽く、薄いのが肌掛け布団です。特に夏場におすすめで、その他の季節でも毛布などと組み合わせることで使用し続けられます。
季節の変わり目に『合掛け布団』
肌掛けと本掛けの中間の厚さが『合掛け布団』。春や秋などの季節の変わり目にピッタリですが、冬場も組み合わせによっては使用できる便利な布団です。
冬には『本掛け布団』
最も厚く、冬場に適しているのがこの『本掛け布団』です。中綿の密度も最も高く、抜群に温かく使用できます。しかし最も厚く、重みもあるので収納の面では少々不便です。
季節に関係なく使用できる『デュエットタイプ』
肌掛けと合掛けをセットにしたものが『デュエットタイプ』です。合わせて使うと本掛けのように使用でき、別々に使用することもできるので上記3つの掛け布団の良さを集めた掛け布団と言えます。季節関係なく使用したい方はデュエットタイプがおすすめ。
洗い方で選ぶ
掛け布団を選ぶときは、洗濯機で洗えるかどうかチェックしておきましょう。掛け布団に使用されている素材のなかでも、綿のものは洗濯機で洗えるので手入れも楽に行えます。
ポリエステル素材の掛け布団も丸洗いが可能なので、寝汗での汚れやダニなどを綺麗にできます。高級素材となる羊毛の掛け布団は、保温性が高く冬には最適ですが、洗濯機は使えないので注意してください。
また天日干しが可能かどうかも確認しておくと良いでしょう。羽毛や羊毛などは直射日光が素材によくないですし、重い布団でも干すのが大変なので要注意です。
以上より、掛け布団を購入する際は、洗濯表示を確認することが非常に重要だと考えられます。
ホコリが出ないものを選ぶ
掃除をする際や、畳む際にホコリが出てしまうとアレルギー持ちの方は非常に辛い思いをするでしょう。ホコリが苦手な方やアレルギー持ちの方はポリエステル素材の掛け布団か、中の素材が外に出にくい掛け布団を選ぶことをおすすめします。